私たちは、「子供の鳥(鳩)」の地上絵を探索した後、次は、いよいよ、「親の鳥」の地上絵に向かいました。
前回、紹介したように、この地上絵の中心を、「フェニックス通り」が、背骨のように貫いています。
「フェニックス通り」です。
そして、「フェニックス」という名前の植物が、ズラーッと中央分離帯に並んでいます。
先日、書きましたが、
「日本列島」=「フェニックス(不死鳥)」=「アヌ王(八咫烏)」
でしたね。
この地球をキャンバスにした、この絵には、さらに大きな絵が重なっています。
この絵です。
わかりやすいように、最初から、赤ペンで補助線を描いています。
日本列島を、首飾りにしていますね。
海溝などの形が、絵になっています。
これが、顔です。
わかりましたか?
ハイ!
日本では、「縄文のビーナス」ですね。
顔と尻の形が、ソックリですね~!
そして、シュメール神話では、「イナンナ」という女神です。
この女神のツインソウルである、「ニンフルサグ」でもあります。
だから、この女神の正体は、
「イナンナ」=「縄文のビーナス」=「聖母マリア」=「イザナミ」=「卑弥呼」
こうなるのです。
さらには、この女神は、翼を広げている女神にも見えます。
ハイ!
エジプトの女神、「イシス」ですね。
「イシス」が、人間の姿にシェイプシフトした時の姿です。
「オシリス」の正妻でもあり、「ホルス」の母親です。
参考までに、有名なエジプト神話から、紹介しましょう。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
太古の昔、古代エジプト文明には、「オシリス(長男)」、「イシス(長女)」、「セト(次男)」、「ネフティス(次女)」とい名前の4人の兄弟姉妹がいたそうです。
4人が成人した時、オシリスとイシス、そして、セトとネフティスが結婚をして、長男のオシリスが王となり、エジプトを統治したそうです。
その時に、弟のセトは、兄に嫉妬して、オシリスを憎悪していたそうです。
そんな時、セトの妻である、ネフティスがオシリスと浮気をします。
たまたま、それを目撃したセトは激怒して、オシリスを殺す計画をたてました。
ある日のこと、オシリス体の寸法で作らせた美しい箱を、皆の前で披露して、
「この箱にぴったり合う方に、差し上げます!」
と言って、その場にいた皆に試させた後、オシリスが入ったら、すぐに箱に閉じ込め、ナイル川に、投げ込んでしまったそうです。
この時のクーデターに成功した、弟のセトは、新しく王の座についたそうです。
セトは、オシリスの体を14の肉片に、バラバラに切断して、それぞれを違う場所に埋めたそうです。
嘆き悲しんだ、オシリスの妻イシスは、魔法を使って、死者の身体を復活させることができたので、必死になって、バラバラになったオシリスの肉片を集めました。
しかし、どうしても生殖器だけは、見つからなかったそうです。
しかたなく、何かの代替品で埋め合わせたようです。
そして、オシリスとネフティスの浮気でできた息子、アヌビスが、オシリスの身体を包帯で包みました。
イシスが、何かの魔法の呪文を唱えると、オシリスが復活しました。
しかし、偽物の代用品が混じっていたために、不完全に復活したオシリスは、復活後は、死者の世界の神として生きるようになりました。
その後、イシスは、オシリスとの子、ホルスを産みます。
つまり、オシリスの正妻であるイシスとの正統の子が、ホルスなのです。
一方、オシリスの浮気相手であるネフティスとの妾の子が、アヌビスなのです。
ホルスは何度も、セトから嫌がらせを受けて、その度に死にかけましたが、立派な青年に成長し、その後、父であるオシリスの仇を討つため、ホルスとセトの長い戦いが始まったのです。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
どうですか?
とても興味深いですね。
「歴史は繰り返す」と言いますが、これの根本には、
「同一神たちが、生まれ変わっても、同じ性格や行動を繰り返すから、歴史も同じパターンになりやすくなる」
こう言い換えても、いいのかもしれません。
このエジプト神話は、シュメール神話の「アヌンナキ」の一族の話と、似ていますね。
このことから推察すると、「シュメール神話」と「エジプト神話」には、こういう関係が出てきます。
「シュメール神話」=「エジプト神話」
「アヌ王」=「オシリス」
「キ(アヌ王の妻」」=「イシス」
「エンリル(アヌ王の正統な子)」=「ホルス」
「エンキ(アヌ王の妾の子)」=「アヌビス」
そして、詳細は省きますが、私は、
「キ」=「ニンフルサグ」=「イナンナ」
この三者の女神も、同一神だと考えています。
もしかしたら、日本では、「宗像三女神」に変化したのかもしれません。
福岡県の宗像大社を総本宮として、日本全国各地に祀られている、三柱の女神ですね。
まとめると、大阪府堺市の「フェニックス」の地上絵は、「不死鳥」でもあり、「アヌ王(八咫烏)」でもありますが、同時に、地球の女神たちでもあるということです。
それは、いろいろな時代で、違う姿形で、歴史の節目に登場していますが、全て同一神だと思います。
「キ」=「ニンフルサグ」=「イナンナ」=「稲荷」=「縄文のビーナス」=「聖母マリア」=「イザナミ」=「卑弥呼」=「イシス」
名前が違うだけで、その正体は皆、「地球の女神」なのです。
そういえば、昔、手塚治虫先生の、名作に、「火の鳥」という作品がありましたが、この鳥は、性別でいうと、明らかに女性ですね。
さて、旅行記に戻ります。
私たちは、堺市の「フェニックス通り」を通り、タクシーで海に向かいました。
途中で、二つの神社にも立ち寄りました。
最初は、「開口神社」という神社です。
名前が、「口が開いている」という漢字なので、真の御神体が、すぐにわかりました。
そうです。
「狛犬の口を開いているほうの王様」
ですね。
「エンリル」
だということです。
拝殿の前で、パチリ。
もう一つの神社は、「菅原神社」です。
「牛」の神様がいました。
「牛神」は、「エンキ」ですね。
祭神が、「菅原道真」ですね。
「学問の神様」ですね。
「知恵の神」である、「エンキ」です。
つまり、「フェニックス通り」には、狛犬の「阿」である、「エンリル」。
そして、「吽」である、「エンキ」。
この二人の兄弟の神社があるということです。
意味がわかると、面白いですね。
そして、私たちは、以前から一度行きたかった、「龍女神像」に向かいました。
着きました。
しかし、この場所からは、後姿しか見えませんでした。
それから海に向かったのですが、途中で、ある記念碑が目に留まったので、タクシーを降りて、付近を探索しました。
この記念碑です。
記念碑の前で、記念撮影です。
途中で、面白いことが起こりました。
タクシーの運転手が、この石碑に刻まれている、超難しい漢文を、いとも簡単に、すらすらと読み始めたのです。
この瞬間に、そこにいないと、わからないと思いますが、まるで超常現象でした。
その運転手は、歴史など詳しくないのです。
あれは、今考えても、神憑がったとしか、思えません。
シンプルに言うと、チャネリング現象だったと思います。
明治の初めに、ここで、有名な大事件があったのです。
そうなのです。
ここが、「堺事件」の発祥の地だったのです。
この川沿いで、凄い出来事が起こったのです。
記念撮影しました。
実は、去年の夏にも一度、「堺事件」を調査しに、堺市に行ったのです。
数カ所で、この大事件を探索しました。
その時のことを、もう一度書きますね。
堺市にある「妙国寺」です。
この寺には、幕末に起きた、「堺事件」を調べるのが目的で行きました。
ガイドさんがいて、その方に、いろいろ案内してもらいました。
有料ですが、貴重な展示物、それから、凄い庭なども見学できて、オススメです。
特に、庭の真ん中にある、巨大なソテツは圧巻です。
「堺事件」とは、1868年2月15日に、大阪府堺市で起こった事件です。
簡単に説明すると、神奈川県で起こった、「生麦事件」の堺版だと言ってもいいと思います。
ある日、堺港には、フランス海軍の船が、やってきていました。
日本に駐在していたフランス副領事と、中国・日本方面担当の司令官を、迎えるためだったようです。
これより2ヶ月ほど前、大坂では、ある事故が起きていました。
天保山沖に、やってきていたアメリカ海軍のボートが転覆し、乗っていた海軍のお偉いさんを含む数名が、溺死してしたのです。
そのため、フランス海軍は、
「アメリカの二の舞いにならないよう、どこが深くてどこが浅いのか、波の様子はどうか、調べておこう」
こう考えて、港の測量をしていたようです。
測量をするのに、一般の水兵の力は、いらなかったようで、暇になってしまった多くの水兵たちは、大坂の町に繰り出したそうです。
言葉も通じず、しかも、かなりテンションが上ってしまい、酒に酔って、女性を追いかけまわした者もいたそうです。
さらに、フランスの水兵たちは夜になっても、船に帰ろうとしなかったそうです。
日本人たちは、その姿を見て不信感を感じ、警戒していたようです。
住民たちは当時、堺の警備を担当していた土佐藩士の警備隊に、
「たくさんの異人たちが、うろついていて怖いので、何とかしてください」
と訴えたようです。
通報を受けた警備隊は、フランス水兵たちに、船に帰るよう促します。
しかし、言葉が通じないので、仕方なく、強引に連行しようとしたそうです。
事の経緯が飲み込めないフランス水兵は、当然のごとく抵抗します。
その時、土佐藩の隊旗を奪うという無礼に、出てしまったようです。
軍や国の旗を奪うというのは、相当失礼な行為であり、しかも、フランス水兵たちが逃げようとしたため、警備隊は、やむなく発砲したようです。
そこで、銃撃戦となり、フランス水兵に、多数の死傷者が出たようです。
海に突き落とされて、溺死した者もいたようです。
その時の様子が、絵になっています。
こちらは、フランス人が描いた絵だそうです。
これは、日本人が描いた絵です。
前述した、記念碑のある川沿いです。
当時の土佐藩の人々だそうです。
当然ですが、フランス水兵の側に、そもそも非があります。
彼らが狼藉を働いたのが、始まりなのです。
「言葉が通じなかったことによる悲劇だった」
こう言ってしまってもいいのですが、他にも、複雑な事情が絡んでいたと思います。
しかし、フランス側である、仏国公使レオン・ロッシュたちは、
「何もしていないのに、日本人に、いきなり発砲された」
と受け取り、日本側へ、下手人の処罰を求めたようです。
そして、ロッシュは、在坂中の各国大使と話し合った上で、下手人斬刑・陳謝・賠償などを求める抗議書を提出したそうです。
その時代は、ちょうど、戊辰戦争の真っ最中だったようです。
明治新政府の軍は、ほとんど関東へ行っており、いろいろな事情から、あまり話をこじらせるわけにはいかなかったようです。
そこで仕方なく、フランスの要求のほとんどを、呑むことになったようです。
最終的には、事件に関わった隊士全員ではなく、隊長以下20人を、処刑することで、話はまとまったそうです。
隊長を含めた4人が、まず死刑と決まり、他の16名は、隊員の中から、「くじ引き」で、決めることになったそうです。
「くじ引き」は、現在の大阪府大阪市西区にある、「土佐稲荷神社」で行われたそうです。
昔は、「くじ引き」は、神様の意志を尋ねるものとされていたので、必ずしも、テキトーな方法では、なかったとのことです。
詳しいことは、割愛させていただきますが、私は個人的には、この時のフランス水兵たちの中には、一部、悪魔崇拝主義である、「悪魔教」の信者たちも、混じっていただろうと推察しています。
まさに、関東で起こった、「生麦事件」は、関西でも起こっていたのです。
だから、ある意味、この事件の犯人たちは、まともなフランス人たちではなかったと思います。
要するに、現在、話題になっている、「カバール」や「ディープステート」のメンバーだったということです。
最終的には、隊長を含め、20~30代の20名が、決まったそうです。
処刑は、事件から8日経った2月23日、前述した「妙国寺」で執行されたそうです。
これは、処刑された藩士たちが、辞世の句を書いている場面だそうです。
フランス側からの立会は、艦長と水兵たちだったようです。
ここで、土佐藩士たちは、最後の最後で、フランス兵たちを相手に、意地を見せつけています。
なんと腹を切った後、自らの腸を掴みだして、それを、フランス兵たちに投げつけ、恫喝したというのです。
この時の土佐藩士たちは、とても職務に忠実な人々だったようです。
そこで、
「自分たちは、正しいことをやったのに、なんと理不尽な処罰だ!」
こう思って、無念だったのだと思います。
この一連の流れ、「堺事件」は、フランス側の記録があるため、事実みたいです。
艦長も、さすがにショックが大きかったようで、フランス側の死者と同じ、11名の土佐藩士が切腹したところで、処刑中止を要請したようです。
日本側も、これを受け入れ、残りの9名は助命されたそうです。
ここで、上記の絵に、注目してください。
掲げてある旗に、「八芒星」があることがわかりますね。
ハイ!
「八芒星」は、「イナンナ」のシンボルマークでしたね。
だとしたら、これらの一連の事件、その背後では、「イナンナ」が見守っていたのかもしれません。
「地球の女神」ですね。
ここが、その切腹した現場です。
現在は、とても穏やかな庭になっています。
無念の切腹をした、11名の墓です。
その後、「土佐藩士たちが、くじ引きをした神社」にも行きました。
大阪市西区にある、「土佐稲荷神社」です。
「稲荷」=「イナンナ」==聖母マリア」でしたね。
「マリア」と「キリスト」の意味だと思います。
「大黒天」の石像もありました。
「大黒天」=「キリスト」でしたね。
ちなみに、「土佐」という文字を分解すると、こうなります。
「十」+「ノ」+「大」+「工」+「人」
=「十字架の人」+「大工の人」
=「イエス・キリスト」
面白いですね。
もしかしたら、「くじ引き」をやりにきた土佐藩士たちは、全員、「キリスト意識」をもったメンバーだったかもしれません。
「キリスト意識」とは、「自己犠牲」の精神です。
「世の中の人々の罪を、全部、自分が引き受ける。自分が生贄の羊となり、皆を助ける」
こういう、私利私欲のない意識のことです。
さらに、「土佐稲荷神社」の本当の御神体は、近所にある、「阿弥陀池」なのだと思います。
これは推測ですが、土佐藩士たちがやった、「くじ引き」とは、「あみだくじ」だったのだと思います。
まさに、「命懸け」の「くじ引き」だったのだと思います。
この時に、同行したメンバーたちと、話題になったのは、
「どちらを決めたのかな?」
ということです。
つまり、
「くじに当たった人が、処刑されたのか? それとも、くじに当たった人が、処刑されなかったのか?」
ということです。
もっと言うと、この時の土佐藩士たちは、
「処刑されたかったのか? それとも、処刑されたくなかったのか?」
ということです。
これは、わかりません。
しかし、もしも全員が、「キリスト意識」をもっていたとしたら、
「自分が、処刑されます!」
こういう武士たちばかりだったのかもしれません。
現代の日本人だったら、
「自分だけは、死にたくない!」
こういう人ばかりだと思います。
しかし、昔の武士は、
「自分から、先に死にます!」
こういう精神の人も、多かったと思うのです。
そして、こういう、「命懸け」の精神をもった男たちは、どんな職業であっても、「いい仕事」をしていたと思います。
どこかで聞いた話です。
ご存じのように、ほとんどの武士たちは、「長刀」と「短刀」の2本の刀を常に、持ち歩いていましたね。
一説によると、「長刀」は、相手を斬るための刀で、「短刀」は、自分用だったそうです。
つまり、
「もしも、人様を斬ったら、その後、自分も切腹するのだぞ。それくらい、人様の命を奪うという行為は、大変なことなんだぞ。自分も一緒に、差し違えるくらいの状況でない限り、むやみやたらに、人を斬ってはいけないぞ」
こういう意味だったそうです。
切腹用の短刀です。
これは、外国でも同じで、昔、イギリスのビジネスマンが、世界中で商談をまとめる時には、
「万が一、この商談がうまくいかなくなり、あなたに損害を与えたら、自分は死んでお詫びします」
こういう意味で、首にネクタイを下げていたそうです。
「ネクタイ」とは、「命懸け」の意味だったそうです。
昔の男たちは、このように、「命懸け」で、仕事をしていた人が、たくさんいたようです。
それから、タクシーで海に向かったのですが、海岸に出ると、ある人物像がありました。
「ルソン助左衛門」でした。
子供の頃、「黄金の日日」という大河ドラマがありましたが、それの主人公ですね。
その像の向こうには、先ほどの「龍女神像」がありました。
なんと、こちらを向いているではありませんか。
こういう顔です。
「龍女神像」という名前だけあって、頭上に、「龍」がいます。
手に持っているのは、「稲荷神」が持っている、「宝珠」と同じものかもしれません。
やはり、「地球の女神」の正体は、どちらかというと、「イナンナ」だと思います。
記念撮影しました。
まるで、息子が、遠くにいる母親に、手を振っているように見えますね。
あとから、気が付いたのですが、この「地球の女神」である、「イナンナ」の目は、どこを見つめているのかと思ったら、その視線の先がわかりました。
なんと、先ほどの「堺事件」の事件現場である、石碑の方を見つめていたのです。
これに気が付いた時に、
「地球の女神たちは、全ての人類の母でもあるんだな… そして、いつ、いかなる時でも、全ての出来事を、人々の自立を妨げることをせずに、深い愛で、遠くから見守っているのかもしれないな…」
こう思って、ジーンとしながら、静かな感動に包まれました。
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