大和ミステリーツアー 6 宇宙の法則
東京では、近所の散歩がてら、東急池上線の御嶽山駅で、降りました。
ここで、降りるのは初めてでした。
そして、以前から行きたかった、「御嶽神社」で参拝しました。
塀殿です。
この狛犬たちも、「オオカミ」であり、「アヌビス」ですね。
拝殿の横に、摂社がありました。
中を覗くと、そこには、「オシリス」の白いとんがり帽子がありました。
そして、その隣も、小さな摂社がありました。
わかりましたか?
この形と色です。
そうです。
「ソプデト」というエジプトの女神です。
「鋭いもの」や「ナイルの氾濫を告げる星の神」、そして、「豊穣の女神」の意味があるそうです。
シュメール神話だと、「ニンフルサグ」や「イナンナ」ですね。
「オシリス」の妻である、「イシス」や「ネフティス」とも似ているので、同一神だと思います。
つまり、この神社の御神体は、エジプトの神々、「オシリス」と妻だということです。
楽しいですね。
こういう小さな神社でも、多くの知識や教養があると、10倍くらい楽しめますね。
これこそが、意識の進化なのです。
「バシャール」の話をしましょう。
1991年の6月くらいに、「バシャール」という本を買って読みました。
当時の本には、こう書かれていました。
「皆さん、この宇宙の法則(真理)は、たった2つだけです。この二つの縦糸と横糸で、織られているのが、皆さんの宇宙なのです」
と語る場面があります。
バシャールが言うには、
「2つの法則のうち、1つは、自分が存在しているということです」
だそうです。
これは、哲学者のデカルトなどが、
「我思う。ゆえに我あり」
と言った言葉と、同義だと思います。
確かに、全てを疑ってかかっても、今の瞬間に、それを思索している自分の意識だけは、否定できない事実かもしれません。
さらに、バシャールは続けて、
「もう1つは、自分が与えたものが、自分に返ってくるということです」
と述べています。
私は、この一行を読んだ時、「ガーン!」と強いショックを受けました。
自分の魂の深い部分で、ずーと、
「そうなのではないか?」
と思っていた、「宇宙の法則」が、このシンプルな法則だったのです。
1991年に、新卒で東京の会社に就職したのですが、ある上司の下で、働いていたことがありました。
この上司は、関西の出身で、役職は部長でした。
部長さんは、私が個人的に、苦手なタイプの人でした。
人間関係というのは、どちらか一方が嫌いだという場合は少なく、だいたい、自分が嫌いだと、相手も自分のことは、嫌いなのです。
だから、
「相手が、自分をどう思っているか?」
を知りたければ、
「自分が、相手をどう思っているか?」
と考えてみれば、だいたいわかるものなのです。
私も部長も、お互いに仲良くなろうと、努力したのですが、最後までダメでした。
まあ、お互いに大人なので、仕事中は、ちゃんと上司と部下として、仕事をするのですが、プライベートでは、特に私の方が、彼を避けていました。
その部長は、それが気に入らなかったらしく、私にいろいろと嫌がらせをしてきました。
約2年間、そういう状態が続いた後、ついに、お互いに、どうしようもない、気まずい関係になってしまいました。
そんなある朝、起きて会社に出勤しようと思って、着替えている最中、どうしても、靴下が、見つからなくなってしまいました。
ワンルームマンションの社宅だったので、6畳ぐらいの広さしかない部屋だったのですが、11足あった靴下が、全部、片方しか見つからないのです。
全部色違いだったので、本当に困ってしまいました。
しかし、その当時、「バシャール」などを読み、精神世界に目覚めていたので、
「この現実は、偶然じゃないぞ…。きっと、何かの存在が、自分に何か危険を知らせてくれているんだ…。これは、今日会社には、行かないほうがいいというメッセージに違いない」
こう思って、その日は、会社を仮病を使い、ズル休みしてサボりました。
翌日、出社すると、その部長が、妙にニコニコしていました。
それから、少し残念そうな顔をして、
「ト-マ、残念だったなー。昨日休んで。昨日の夜、オマエを銀座のクラブに連れってやろうと思うとったんや。惜しいことしたな。まあ、また今度誘ったるで!」
と珍しく、優しい言葉をかけてきました。
「何か、企んでいたな…」
と直感的にわかりました。
詳しいことは省略しますが、案の定、私が休んだ日に、その部長は、何か企んでいたようでした。
後でわかったことですが、この私に、会社の経理部の経費を盗んだ罪を、でっち上げて、クビにするつもりだったようでした。
あの日、休んでいなければ、あらぬ罪をきせられ、犯罪者にされるところでした。
しかし、その後、不思議なことに、なんと、この部長が、総務部長の怒りをかい、クビを言い渡されてしまいました。
なんとか、会社の温情で、「窓際族」として、別の職場に移ることになったのですが。今考えても、不思議な展開でした。
その部長の送別会の時、部長が、私にこう言いました。
「ト-マ君、君は、ワテに、宇宙の法則は、自分が与えたものが、自分に返ってくると言うとったな? ワテは今、ようやくその法則が、真理やと気づいたでー。ほんまにそのとおりや。ところで、君は、その真理を、一体誰から習ったんや?」
質問されたので、すかさず、
「バシャールという宇宙人です!」
と大真面目に答えたら、部長は、私を馬鹿にして笑っていました。
部長は、それまでに10年ぐらい、たくさんの部下をいじめて、「窓際」に追いやったそうですが、それから後、風の噂では、部長自身、10年くらい、「窓際」の仕事をやっていたそうです。
そういう私も、部長のことを陰で、
「ざまあみろ!」
と言って、1年ぐらい、友人たちと皆で馬鹿にして、陰口をたたいていたら、その後、1年間、東京都立川市の営業所で、やはり、「窓際」を経験させられました。
いろいろな宗教や思想でも、「因果応報」や「カルマの法則」などと呼ばれている法則ですが、私個人は、自分の人生経験から、これが、「宇宙の法則」だと思っています。
その時期に、そういう現実を体験することによって、これに気づかせてくれた存在がいたのだろうと思っています。
この法則は、与えて返ってくる期間が、短いか長いかだけの問題で、たぶん、ほとんどの人に当てはまると推測できます。
1日で、この「作用と反作用」が完結することもあれば、1年~10年かかる場合もあるでしょう。
場合によっては、100年~10000年の期間で、完結するかもしれません。
たぶん、完璧なタイミングで起こるのだろうと思います。
ただ、さまざまな宗教が、「罰」や「祟り」、「怨念」、「審判」だという表現を使っていますが、私は、この「法則」は、あくまでも、
「自分の魂の成長を促進するために、自分が創りだしたルール」
なのではないかと考えています。
私の場合、ある期間、これの期間が極端に短くなり、早く気づかせてもらいました。
例えば、会社で、後輩の電話の応対や、書類の作成が間違っていると、文句をいったり、馬鹿にすると、2~3時間後に、自分がまったく同じような電話の応対、書類作成のミスをするようになったのです。
人の悪口や陰口、誹謗中傷をするのが怖くて、また馬鹿らしくなって、できなくなってしまいました。
また、この法則は、「完全な自己責任」を暗示している法則でもあるのです。
つまり、これを拡大解釈すると、
「現在の自分の環境、地位、体型、容姿、健康状態、経済状態、車、家庭、友人関係など、全て、過去に自分が考えたり行動してきた結果であり、100%自分に責任がある。」
ということです。
この場合の「過去」には、「過去生」も含まれると思います。
「現在の自分は、自分がなりたくてなった自分である。自分の現在の状態は、全て自分が望んだ結果である」
とも言えると思います。
さらに、もっと掘り下げて考えると、
「現在の自分が、考えたり行動していることが、自分の未来の姿に直結している。未来の自分は、今の瞬間に創られる」
とも言えます。
そして、この「完全な自己責任」を理解した時、初めて、「本当の自由」が得られるような気がします。
また、「人間関係」なども、良好にするためのいろいろなテクニックの本やセミナーが、巷に溢れていますが、シンプルなテクニックを実践するだけで、最高に良好な関係を創りだすことができます。
それは、
「自分が嫌だと思うことは、人にやらない。自分がやってもらいと思うことを、人にやってあげる」
これだけでいいのだと思います。
21世紀になり、「バシャール」の本も、新装版が出版されました。
新しくなった本には、最初の2つから、さらに4つに増えていました。
「宇宙の法則も進化するんだな… やはり、宇宙そのものも進化しているんだな…」
こう思って、また感動しました。
「バシャール」の説く、「創造の4原則」です。
凄く深い真理だと思います。
現在、この世界で体験するすべては、この4つの組み合わせだそうですが、もっと拡大して、全ての次元や世界でも、この原則は、成り立つのだそうです。
さらに進化した、「宇宙の法則」ですね。
下記です。
原則1
「私たちは、今ここに、存在している」
原則2
「すべては一つであり、一つがすべてである」
原則3
「自分が与えたものが、自分が受け取るものである」
原則4
「すべては、変化し続ける(ただし、原則1~3だけは、不変)」
何回読み返しても、深い真理ですね。
12月13日の昼間、都内で開催されている、エジプト展に行きました。
これも、そうですね。
後頭部には、「イシス」が描かれています。
側面には、「アヌビス」や「ホルス」も登場しています。
これらも、興味深いです。
わかりましたか?
そうです。
昔、日本に、これらの四人が来ていたのです。
左から、「キジ」と「犬」と「猿」と「桃太郎」です。
この話は、私の著書、「地球を創った魔法使いたち」の第一巻に、詳しく書いているので、下のほうにあるアドレスを、クリックして、購入してくださいね。
そして、これも、エジプトの女神です。
エジプトの壁画に描かれている女神たちは、皆、似ているので、前述した、「ソプデト」のように、同じ存在だと思ってもいいと思います。
クローンで、できたかもしれないし、いわゆる、分身の術みたいに、存在が分裂してできたのかもしれません。
「マアト」という名前の女神です。
これは、「秩序」の象徴である太陽ラーの娘であり、「頭にダチョウの羽根を差した女神」とも呼ばれているそうです。
館内の案内板やビデオ映像には、「マアト」という言葉の概念が説明されていました。
前述したように、女神の名前でもあるのですが、もっと広い意味があるそうです。
ネットで調べると、だいたいこういう説明です。
エジプトの言葉で「マアト」は、エジプトの信仰の中で、「宇宙の基本的な秩序」を指すものだった。
世界の創造で確立されたマアトは、それ以前より取り巻いていた混沌の世界を、正常に戻し区分した。
マアトは、人間の正しい行いと、自然の力の正常な機能の両方を、網羅しており、その両方が生命と幸福を、可能にしている。
神々の行動が、自然の力を支配し、世界の適正な機能と生命そのものの営みを表した。
エジプト人にとって、マアトを維持する最重要の人間は、ファラオであり、 ファラオは様々な神格の息子でもある。
ちょっと難しい表現ですが、なんとなく言いたいことはわかりますね。
要するに、シンプルにいうと、
「マアト」=「宇宙の法則」
こういうことです。
気が付きましたか?
そうです。
「マアト」という音、「ヤマト」に似ていませんか?
「大和王朝」とは、もしかしたら、
「マアトに従って、人々が暮らしていた時代」
こういう意味かもしれないのです。
「大和王朝」や「大和政権」と呼ばれている時代や政治は、一般的には、4~7世紀に頃に、現在の「奈良盆地」、別名、「大和盆地」や「大和平野」と呼ばれている土地を中心に発展したと言われています。
諸説ありますが、「縄文」と「弥生」が混じったような文明だったという学者もいます。
しかし、他にも沢山の学説があって、私は、その中でも、時代的には縄文時代から、勢力圏も、もっと広範囲だったと思っています。
シンプルにまとめると、「弥生の文化」も、もちろん混じっていると思いますが、「縄文時代」や「縄文人」がメインの文明であり、文化だった可能性も考えているのです。
そして、その時代は、現代文明のような、複雑な憲法や法律などではなく、もっとシンプルな決まりごとに従って、人々は生活していたような気がするのです。
それが、冒頭で書いたような、「宇宙の法則」であり、これに従って生きていたような気がするのです。
そして、これからの新しい地球も、「大和民族」や「縄文人」たちのように、複雑ではなく、もっとシンプルな決まりごとだけで、生きていく時代がくるのかもしれません。
「エジプト展」を見終わった後、建物の外に出ると、「徳川家康」の像がありました。
亀に乗っていますね。
それから、JR両国駅の近くにある、ちゃんこ鍋の店で、とっても美味しい、ちゃんこ鍋を食べました。
身体も、ポカポカとあたたかくなり、身も心も、最高に幸せな気持ちになりました。
次回、「大和ミステリーツアー」、驚愕と感動のフィナーレです。
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