精神世界の鉄人

UFOやチャネリング、霊、輪廻、超古代文明などの不思議な話題から、ビジネス、経済、政治、歴史、文化などの社会問題、そして、恋愛や結婚、ダイエット、旅などの現実的な話題まで、幅広く、日々感じたことを、書き綴ってみますね。

個性の時代

昨日は素晴らしい天気の中、また都内を歴史の調査でまわりましたが、夕方には、日枝神社で参拝しました。

ここは、2回目の訪問ですが、いい神社だと思います。

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ここは珍しく、狛犬ではなく、狛猿がいます。

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その後、近くのカフェで、来週から始まる新しい仕事の打ち合わせをしました。

雑談の時に、

「独立起業した場合、一番大切なことは、人と同じことはやらないということですね。ほんのわずかな違いでもいいから、とにかく、自分だけの個性を出さないと、仕事として続かないですね」

こういう話をしました。

それから、3人のアクションスターの話で、盛り上がりました。

この話は、私のセミナー、「宇宙銀行」でもよく話すのですが、いい話だと思うので、ここでも掲載させていただきます。

 

 

「入社試験で私は、『あなたの特徴は、なんですか?』と聞いてみるが、これにパッと答えられる人は、実に少ない。自分の会社の商品を、よそに売り込みにいかなければならない時に、『わが社の製品は、ここがいいのだ』ということを知らなければ、売り込めやしないではないか。入社試験を受けて、自分を売り込もうという大事な時に、自分のどこがいいのかわからないのでは、売り込むすべがないだろう」

SONYの創業者 盛田昭夫 「学歴無用論」より

 

 

大学時代、私は、ほとんど授業に出ないで、体育館のジムで、ひたすら筋トレばかりやっているという変わった学生でした。

2年間で、体重が、40キロも増えたこともあります。

ほとんどが、筋肉による増量でした。

高校時代の担任の先生と、道で再会して挨拶しても、気がつかないくらい、身体が変貌していました。

四六時中、バーベルのことばかり考えて、筋トレ仲間たちと、バーベルのことばかり、話しているという、超変わった男でした。

だから、当然、恋人などもできなかったし、それでも、ちっとも寂しいとも思っていませんでした。

他の大学とのコンパなどに参加しても、他の男子学生たちが、目当ての女の子を、どうやって、口説き落とすかばかり考えている時に、私は、

「よし! 今夜の料理は、タンパク質が豊富に含まれた料理ばかりだな。昼間、ガンガンに、トレーニングしたから、これで、十分な栄養補給できそうだ。明後日くらいには、確実にパワーアップして、新記録の重さを持ち上げられそうだ!」

と思って、ワクワクしていました。

皆が、血液型の性格判断の話をしながら、盛り上がっている時に、私だけ、上腕二頭筋や前腕のトレーニングのやり方を熱く語って、周囲をシラケさせていました。

本当に変な男でした。(笑)

 

その頃から、なるべく、自分の好きなこと以外はやらないという姿勢で、生きていく姿勢が、かたまっていたと思います。

とてもバランスの悪い、偏った思想の人間でした。

しかし、これは裏を返すと、とてもユニークで個性的な人間だったということです。

 
好きなことを、見つけて、やりたいことを、一つに絞ろうと思ったら、まずは、いろいろなことを、体験してみることです。

以前、あるプロレスラーが、雑誌のインタビューで語っていたのですが、

「一つのことを選べない人は、視野が狭く圧倒的な体験が不足しているのです。逆に、一つのことを選べる人は、視野が広く圧倒的な体験が豊富なんです」

と言っていました。

これは、簡単に言うと、

「なにもかも、全部体験した後じゃないと、一つを選ぶことなんか、できないよ」

と当たり前のことを言っているのです。

もっと具体的に、例をあげると、恋愛において、初恋同士、いきなり、18歳くらいで、結婚した場合、それでうまくいくこともありますが、その後、離婚する確率は高いと思います。

お互いに、まだ恋愛の経験が、不足しているために、

「他にもまだまだ、自分にピッタリの素敵な人に、巡り合えるんじゃないかな?」

と思っていることが多いからです。

でも、何十人という異性と、たくさんの恋愛をやった後に、40歳くらいになって、ようやく、ピッタリの相手と知り合ったら、結婚した後、末永く幸せになる確率は高いと思います。

もう既に、たくさんの恋愛経験を積んでいるために、

「もう自分には、この人しかいない。この人が自分にとって、最後の相手だ」

と思えるからです。

だから、

「自分にピッタリな仕事は、何だろうか?」

と思ったら、なるべく、いろいろな仕事をやってみることです。

 

私も、高校卒業してから、いろいろなアルバイトをやりました。

そこで経験したことによって、わかったのは、

「自分に向いている仕事は、何なのか?」

ではなくて、

「自分に向いていない仕事は、何なのか?」

ということでした。

まず、高い所に登るような、「とび職」は、絶対に無理だということが、最初にわかりました。

それから、夏の暑い時期や冬の寒い時期に、外で労働するのも、ダメだということが、わかりました。

思ったよりも、肉体労働は苦手だということに、気がついたのです。

さらに、自分の身体の筋肉は、瞬発力の筋肉なので、長時間歩き続けたり、立ち続けるような、喫茶店のウエイターや書店の店員などの仕事も向いていないことが、わかりました。

他にも、公務員のように安定しているけど、ある程度、自分の将来が読めてしまうような仕事も、なりたいとは思いませんでした。

地元の県内就職よりも、県外就職、特に東京などの都会で働きたいことも、わかってきました。

それで、沖縄の大学を卒業した後は、東京の企業でしばらく働きました。

就職してからも、学歴などが重視されるような大企業も向いていないことも、わかりました。

上司などから命令されたり、嫌な人と我慢して働くような仕事は、できないことにも、気がついたので、サラリーマンをやめて起業しました。

このように、私の場合、「消去法」で、どんどん消していって、それから、今の仕事に、辿りついたのです。

だから、迷っている人、特に若いうちは、とりえあえず、たくさんの仕事を体験してみることを、すすめます。

 
これからの時代は、会社員もそうだと思いますが、独立や起業する場合、特に、「個性」が求められます。

「個性の時代」については、昔から強調されていますが、これからも、ますます、この風潮は強まると思います。

もちろん、周囲から嫌われるような個性は論外です。

協調性や調和も尊重した上での個性が、これからの時代を生きていく上で、さらに大事になってくるということです。

 

沖縄の大学時代、前述したように、私も個性的な男だったのですが、私以上に、もっと個性的な男がいました。

I君という奴でしたが、彼は高校時代、ボクシングの選手で、いわゆるワルでした。

わざわざ、夜中に米軍の兵士が、たむろしている場所に行って、自分から米軍の兵士に、喧嘩を吹っかけているような奴でした。

こういうことをやる奴は、ほとんどいないので、

「面白い男だなー! でも、実社会って、こういう男が成功するんだよな… いつか、ビジネスで、成功するかもしれないな…」

と思っていたら、数年前にある週刊誌に、I君が紹介されていました。

なんでも、現在、アジアで大成功している日本人ビジネスマンとして、有名になっているそうです。

「おおっ! やっつぱり、彼は成功したかー! やっぱりな!」

こう思って、自分のことのように嬉しくなってきました。

彼は大学時代に、3か月くらい学校に来なくなって、皆が心配した後に、ひょっこり、戻ってきて、

「いやー、岐阜県のあたりに、徳川の埋蔵金が発見されたという噂を聞いたので、それを探しに行ってたんだよ。あはは」

と豪快に言ったりして、まったく奇想天外で、行動の読めない男でした。

まあ、彼のユニークさはずば抜けていましたが、これからは、こういう人が重宝されると思います。

 
ほとんどの人は、自分の頭で考えるということを、実はやっていないのです。

会話していても、テレビや新聞、雑誌に書いてあるようなことを話すような人は、これから、どんどんチャンスが、なくくなってくるだろうと思います。

「この話、どこかで聞いたような話だな…」

と思うような話をするような人は、行き詰るのです。

間違っていようが、勘違いであろうが、とにかく、

「この人の意見、面白いなー! どうやったら、こんな発想が出てくるんだろ? いったい、どういう人生を生きてきたんだろう?」

こう思わせるような人に、人もお金もチャンスも集まってくるのだと思います。

面白い話をする人、面白いブログを書く人、こういう人は、例外なく面白い人生を生きている人です。

つまらない人生を生きていて、面白い話をしようと思っても無理なのです。

冒頭のソニーの盛田さんも言ってるように、時代は、自分を表現したり自己主張できる人を、求めているのです。

 


自分の個性に気がつき、それを上手に表現して魅せる。

これは、ビジネスでも恋愛でも、とても大切なスキルになってきます。

ここで具体的に、自分の個性を上手く表現した、3人のアクションスターの話をします。

いずれも、平凡なことでは、ダメだということに、気がついて、まったく新しい一歩を、踏み出した人たちです。

 

まずは、世界一のアクションスター、ブルース・リー。

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ご存知のように、ブルース・リーは、世界的な大スターですが、当時、画期的なことも、たくさんやっています。

まず、それまで、ハリウッド映画では、アジア人は軽蔑され、バカみたいな役でしか、映画に、出演させてもらえなかったのですが、ブルース・リーは、「燃えよドラゴン」で初めて、白人以外で主役をやったのです。

さらに、映画業界で初めて、監督、脚本、主演という三役を、同時にやったのも、彼でした。

今でこそ、白人以外の主役や三役こなす俳優は、たくさんいますが、それを最初に、やったというのが、凄いのです。

どの分野でも、こういう「初めてやる」という、パイオニアの行為は、危険や妨害など、困難も多いですが、競争相手がいないので、実はやってみると、意外と楽なのです。

起業家の精神というのは、こういうものです。

とにかく、人と同じことはやらない。

そして、勇気をもって一歩踏み出す。

何かあったときは、自分が全ての責任をとる覚悟をする。

ブルース・リーの生きざまは、世界中の全ての起業家のお手本として、最適だと思います。

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さて、ブルース・リーが大成功した後、彼のように成功したいと思う若者が、たくさんでてきました。

特に同じく香港で、カンフーの修行を積んだ若者たちが、アメリカのハリウッドを、目指したそうです。

そして、案の定、皆、ブルース・リーのモノマネで、

「アチョー!」

と叫びながら、ヌンチャクを振り回したそうです。

こういうカンフースターは山ほどいるので、もちろん、その後、誰もスターになれません。

競争が、激しすぎたのです。

その時に、1人だけ皆と違う発想をした男がいました。

「そうだ… 皆が、ブルース・リーの真似をしてるんだったら、自分は、その反対を、やってみよう。いっそのこと、全部、正反対をやってやれ。そうすれば目立つかもしれないぞ」

それからさらに、戦略を考えたそうです。

「ブルースが高い蹴りだったら、自分は低い蹴りだ。ブルースが拳銃のように一発で、相手を倒すパンチだったら、自分は機関銃のように、何発も撃ってから倒すパンチにしよう。ブルースが、色気のないシリアスな内容だったら、自分はお色気タップリで、コメディーな内容にしよう」

それで、ブルース・リーとは、一味違ったカンフーアクションを作りあげたそうです。

 

そうです。

その男こそ、ジャッキー・チェンです!

昔、ジャッキーの自伝的な映画で、彼が、この戦略で、映画界で、スターになる戦略をもっていたという話を、インタビューで聞いて、

「ジャッキーって、ビジネスの天才じゃないかー!」

と驚いたことがあります。

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ただ努力しているだけでは、ダメなのです。

なんでもそうですが、優れた戦略あっての正しい努力が、成功への道なのです。

「ブルース・リーが、カンフーアクションで成功したから、その真似をすれば、成功できるだろう」

当時、皆がそう考えたと思います。

しかし、皆がそう考えた時点で、もうその路線は行き詰っているのです。

お客さんは、もっと新しいものが見たいのです。

このように、大多数の人は、自分の頭で、実は考えていないのです。

皆の考えていることに同調して、従っているだけなのです。

だから、ちょっと自分の頭で考えただけで、あっというまに、その他大勢から抜け出すことが、できるのです。

 

ジャッキー・チェンの後にも、たくさんのアクションスターが、また出てきました。

でもやはり、今度は皆、ジャッキーの真似をしたのです。

「人の真似はダメだ。二番煎じはウケない」

理屈では、わかっていながら、やってしまうのが人間なのです。

そのほうが、無難だからです。

 

当時、日本からも、ジャッキー・チェンのようなアクションスターを目指して、渡米した人が、たくさんいたようです。

その中の1人の日本人が、ハリウッドで勝負しようとしたそうです。

空手も凄く練習して、カンフーも凄くうまくなったそうです。

しかし、当時のハリウッドには、空手のアクションスターだけで志望者が、5000人いたそうです。

カンフーのアクションスターの志望者も、7000人いたそうです。

それで、どんなに、がんばっても、5000分の1、7000分の1の競争に、巻き込まれてしまい、結局、その人は、7年間も、通行人の役しか、もらえなかったそうです。

そこで、この人も発想を変えたそうです。

「これでは、ダメだ… 何か誰もやっていないことをやるしかない。それは何だろう?」

徹底的に考えた末に、たどり着いたのが、

「そうだ! 空手とカンフーの役者は、たくさんいるが、忍者の役者はいない。自分は、忍者で、勝負しよう!」

こう思って、忍者で売り込みをかけたそうです。

しかも、競争の激しい映画業界ではなく、テレビ業界に活躍の場を移したそうです。

それで、忍者のテレビ番組で大ヒットを記録して、大成功したそうです。

 

そうです。

ショー・コスギさんです。

若い人には、ケイン・コスギのお父さんと言った方が、わかるかな?

ショー・コスギさんも、わかってはいながら、最初の頃は人と同じことをやってしまったそうです。

それで行き詰って、どうしようもなくなって、ようやく、

「人と違うことにしか、チャンスはない」

という当たり前のことに気がつき、勇気をもって、パイオニアになったそうです。

 

どうですか?

この自分の個性に気がつき、それを生かし、さらに人と違うことをして、チャンスを掴んだ、素晴らしい教訓が、この3人のアクションスターたちから、わかるのではないですか?

 
本当にこれからは、「個性の時代」なのです。

ぜひ自分の個性を探して、それに磨きをかけて輝いてください。

それが、実はとても楽で、楽しいワクワク人生への道になるのです。

 

 

 

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