ご存知のように、今月の上旬、兵庫県宝塚市で、宇宙考古学の卒業式をやったのですが、これは、いったん、一区切りしたというだけで、まだまだ、探索の旅は続いています。
最近も、仕事の合間に、都内での調査を続けています。
大手町駅近くの「平将門の首塚」です。
「鳥越神社」です。
これらの神社の詳しい話は、また別の機会に書こうと思います。
都内での調査をやっていてた時に、思ったことです。
電車に乗っている人たちの行動や会話を聞いていて、気がついたのは、昔ほどではありませんが、
「やはり、まだまだ、日本人は、皆と一緒の行動が、好きな人が多いんだなー」
ということでした。
これは、普段意識していませんが、かなり根深いものがあります。
常識や慣習などに、必要以上に縛られているということです。
もちろん、これらは大切なのですが、あまりにも束縛されすぎると、人生がつまらなくなります。
もっと具体的にいうと、
「義務でもないのに、勝手に自分で義務にしている」
という思考や行動のパターンです。
人生全般でいうと、
「この年齢になったら、結婚して子供くらいいなければいけない」
「勤続年数20年だから、そろそろ、課長や部長になっていなくてはいけない」
「銀行には、このくらいの金額を、貯金しておかなくてはいけない」
日常でも、
「クリスマスの夜は、恋人と過ごさないといけない」
「お世話になった人に、年賀状を書かなくてはいけない」
「正月は、田舎の実家に帰って、親孝行しなくてはいけない」
このように、実際には、そんな法律などないのに、自分の中で勝手に、そのような枠をつくって、苦しんでいる人がけっこう多いのです。
酷い人になると、自分だけではなく他人にまで、これらのことを強要する人もいます。
よく、群れるのが好きな人たちを、「羊」に例えますね。
これはこれで、いい面もあるのですが、これが極端にいきすぎて、群れでしか動けないような羊になってしまうと、これも問題です。
やはり、群れから離れても、自力で動けるようになったほうが、人生の自由度は、広がるのです。
ここで羊をやめて、龍や虎のようになったほうがいいとは言いません。
そんな大変身するよりも、もっと簡単でお手軽に、人生が自由で楽しくなる方法が、いくつかあるのです。
それは、結論から言うと、「次元を上げる」というやり方です。
精神世界では、これからの時代、意識が3次元から、一気に5次元にジャンプするということを、書いてある本もあります。
簡単にまとめてみましょう。
まず、この「次元」という定義が、人によって、バラバラなのですが、自分なりの解釈と定義をします。
あくまでも、「私が好きな定義」というだけなので、参考にしてください。
「3次元の意識」とは、人が周りの意見や考えなど、しがらみにとらわれ、苦しんだり、悩んだりして、いろいろと気にしている意識状態だと思っています。
普通の意識ですね。
いろいろな問題にぶつかりながら、学ぶレッスンです。
「4次元の意識」とは、周りの意見や考えなど、しがらみにとらわれないように、努力して、気にしないようにしている意識状態だと思っています。
成功哲学などの本には、こういうテクニックが、たくさん書かれています。
問題を避けて、スムーズな道を選ぶようなレッスンです。
「5次元の意識」とは、本当にワクワクして、面白いことに熱中している状態。
つまり、周りの意見や考えなどが眼中になく、気にならなくなっている状態だと思っています。
バシャールなどが言っている、「ワクワク」の状態です。
問題そのものを、透明人間みたいに、スーッと通り抜けていくようなレッスンです。
これは、別の表現で言い表すと、「夢中になっている」という状態だと思います。
3次元=問題を気にする意識
4次元=問題を気にしないようにする意識
5次元=問題が気にならない意識
こう表現してもいいですね。
具体的な例をあげて、説明しましょう。
たとえば、あるサラリーマンが、毎朝、満員電車の通勤で苦しんでいるとしましょう。
ここで、「3次元的な解決」は、物理的に、「位置」や「距離」などを変えることです。
つまり、電車の中で、なるべく立たないで、椅子に座るようにすれば、少し楽になります。
会社の近くに引っ越してきて、通勤する移動距離を短くすることによって、楽にする方法もあります。
この方法では、あまり楽にはなりませんが、満員電車での苦しみからも、人間的に成長することができます。
いろいろなことを考えたり、学ぶこともできるので、別に悪いことではありません。
「4次元的な解決」は、「時間」や「認識」を、変えることです。
たとえば、通勤時間を、早朝にしたり、昼からの出社にしたりして、時間をズラせば、空いている電車に、ゆっくり座れます。
あとは、電車の中で音楽を聴いたり、ゲームをしたりしながら、意識を別のことに、切り替えることによって、車両の中での自分の認識が変わり、満員電車の状態を気にしないようにします。
このやり方は、満員電車を気にしなくなるので、一時的には楽になります。
現状維持のまま、賢く問題を解決する方法ですね。
「5次元的な解決」は、「環境」や「生き方」そのものを、思い切って変えてしまうのです。
たとえば、満員電車のない、田舎の支社や営業所などに、転勤をお願いするという方法も、あります。
都会の本社から移動すれば、環境が変わり楽になります。
あとは、思い切って会社を辞めて起業して、インターネットなどを使った在宅のビジネスで、成功すれば、満員電車など乗る必要もなくなるのです。
満員電車という存在も、いつのまにか忘れているようなライフスタイルです。
ここまでくると、満員電車など気にならなくなり、かなり楽になります。
「5次元の意識」は、本当に、自分のやりたいことを始めて動いているので、周囲のことなども、気にならなくなり、最強になります。
人生において、無敵の状態になるのです。
「無敵」というのは、「敵がいない状態」です。
ここで、ようやく、
「自分らしく生きる」
という生き方が、できるようになるのです。
私は、旅行に行く時には、この3~5次元のテクニックを意識しながら、行動します。
3次元しか知らない人よりも、その上の4次元や5次元の行動パターンを知っていたほうが、旅行も、自由度が広がるのです。
具体的には、
「新幹線などは、ちょっと高いお金を払ってでも、グリーン車に乗る」
これなどは、お金で快適な空間を買う、「3次元的な解決」ですね。
あとは、
「初詣などは、元旦ではなく、大晦日などに、すませておく」
これなどは、日にちをすらすことによる、「4次元的な解決」です。
他には、
「そもそも、初詣など行かない」
という「5次元的な解決」もあります。
考えてみれば初詣など、法律で義務と決まっているわけじゃないのです。
意識を神仏に向けて、キチンとお祈りできれば、別に時間や場所は関係ないのです。
そこまで、思いきった行動には移れないという人は、
「人の多いメジャーな神社ではなく、人の少ないマイナーな神社に参拝に行く」
という裏技をもあります。
最近、時間の流れが加速しているのを、感じている方も多いと思いますが、2019年も、すぐに終わりますね。
世間に合わせて、嫌なことをやっている暇なんかありません。
やはり、人生というのは、ワクワクしながら自分らしく生きたほうが、楽しくて充実するのです。
群れでしか動けない羊のような毎日から、少しづつでいいので、ユニークで面白い羊になるようにすると、人生も楽しくなってきます。
「自分らしく生きる」
人間は、そもそも、そのために、生まれてきているのです。
5年くらい前に、映画「ナイトミュージアム」を、DVDで観ました。
最初は、子供向けの映画だと思って、あまり期待してなかったのですが、けっこう面白かったです。
博物館の中の展示物たちが、夜中に動き出すという内容です。
映画の中で、心に残ったシーンがありました。
それは、主人公の男性が、生き返った人形たちと、会話する場面なのですが、小人の兵隊たちが、戦争しているのを見て、その男性が、
「オマエたち、戦いなんか、やめろよ。バカバカしいぞ!」
と諭すのですが、その兵隊たちは、
「何言ってんだ! 男は戦うものだろう。戦うから男なんだ!」
と言い返してきます。
そこで、さらに、その男性が、
「いや、そんなことはない。別に戦わなくてもいいんだ。そもそも、戦争なんてものは、何の意味もないんだ」
と教えると、兵隊たちが、
「じゃあ、他に何をすればいいの? 戦争以外に、オレたちに、できることがあったら、教えてくれ」
と言われます。
その時に、その男性は、困ってしまいます。
さりげなく描かれている場面ですが、けっこう深い人生哲学が、含まれていると思いました。
考えてみれば、その兵士たちは、生まれてからすぐに、戦争のために生きるように、兵士として育てられています。
それを、いまさらやめて、別の生き方をしろと、いきなり言われても難しいのです。
農業をやろうと思っても、すでに、その国の土地は、他のお百姓さんたちが、おさえているだろうし、農業を最初から学ぼうと思っても、教えてくれる人も場所も時間も、ないでしょう。
また、兵士としてのプライドから、いきなり、百姓仕事は、できないかもしれません。
これは、世界中で戦争に携わっている人たちに、現在でも言えることだと思います。
「戦争をやめろ! 軍隊なんか、やめなさい!」
と道徳的な話をしても、他の選択肢をキチンと示してあげないかぎり、無理なのです。
「では、私たちは、戦争や軍隊以外に、何をやって生活していったらいいのですか?」
と訊かされた時に、具体的な代替案がなければ、それ以上、話は進展しないのです。
以前に読んだマンガで、「ドラゴン桜」という作品がありました。
その中でも、同じような場面がありました。
受験勉強をテーマにした内容なのですが、ある時に、受験勉強が嫌になった生徒たちが、主人公の教師に、
「受験勉強なんか、なんの意味もない。社会にでてからも、直接使える知識は、ほとんどない」
と文句を言うのですが、その教師が、
「じゃあ、訊ねるが、オマエら、受験勉強以外に、やりたいことでもあるのか? 他に、夢中になって、燃えられるものでもあるのか?」
訊きかえされます。
その時に、生徒たちは、
「うっ!」
と返答に困ってしまいます。
すかさず、教師から、
「ないだろう? だったら、つべこべ言わずに黙って、受験勉強をやっていろ!」
と言われて、
「う~ん」
唸ったまま、何も言い返せなくなってしまうのです。
この教師の言葉の真意を、裏読みすれば、
「もし、本当にやりたいことがあるんだったら、スポーツでも音楽でも、それをやれば、いいんですよ。でも、それがないから、受験勉強をやろうと、思ったんでしょう? それだったら、いっそのこと受験勉強をとことん好きになって、この分野でがんばってみませんか?」
だったのかもしれません。
つまり、
「あなたたちの受験勉強不要論は、怠けるための言い訳でしょ?」
と言いたかったのだと思います。
ここで、私の体験談も書いておきます。
1994年に、最初の会社を辞める時に、いろいろな人から、いろいろなことを言われました。
なにしろ、その時の私の会社を辞める理由が、
「大好きなパワーリフティングという競技で成功したい。それには会社勤めをしていては無理だ。サラリーマン生活との両立は不可能だ。だから、会社を辞めてしばらく、トレーニングに集中したい」
というのが、一番の理由だったからです。
他にも、理由はありましたが、一番はそれでした。
たくさんの先輩や上司から、
「オマエ、何を考えているんだ? バカじゃないのか? とうとう気が狂ったのか?」
と言われ嘲笑されました。
それまで、私は本気で、
「パワーリフティングで、絶対に成功したい!」
と思っていたので、最初は、あまり気にしていなかったのですが、そこまで、バカにされるとは、さすがに少し落ち込みました。
落ち込んでいた時に、一番お世話になった先輩に、その夢を語ると、その先輩だけは、
「いいなー! オレは、オマエが羨ましいよ。心の奥底では、皆、オマエのこと本当は、羨ましいと思っているんだよ」
続けて、
「オレも、本当は会社なんか辞めたいよ。でも他に、やりたいことがないんだよ… オマエが成功するかどうかは、わからないけど、そうやって会社を辞めてまで、やりたいことがあるということは、素晴らしいことなんだよ」
さらに、
「いいか覚えておけー! サラリーマンなんかやっている奴はな、他にやりたいことが、何にもない奴ばっかりなんだー! 本当にやりたいことがある奴は、サラリーマンなんかやってないんだー!」
こう言いました。
それまで意識したことは、ありませんでしたが改めて、
「そうなのかな…」
と思いました。
そういえば、私の場合、高校卒業する頃まで、やりたいことがわからず、フラフラしていました。
でも、大学に入学してから、「パワーリフティング」という本当にやりたいことに、出会ってから、人生が変わりました。
それが、できてからは、
「他のこと全てを犠牲にしてでも、これをやりたい!」
こう思える芯のようなものが、人生の中に生まれました。
人生の中で、最優先事項が決まると、人生の全てが充実するのだということが、その時に、初めてわかりました。
ご存じの方も多いと思いますが、結局、この競技では、その後に、世界大会で優勝するほど成功します。
その時に、そのお世話になった先輩に手紙で報告したら、自分のことのように喜んでくれました。
本当にやりたいことがないうちは、人生の主導権を、親や親戚、会社、学校などの世間にとられます。
これがないと、なんとなく、ダラダラと不本意な会社で、不完全燃焼したまま、サラリーマン生活を送ることになります。
学生時代、本当にやりたいことがなかったために、なんとなく、友人や先輩に誘われて入部した部活で、不完全燃焼の青春を送った人も、たくさんいると思います。
他にも、本当に好きな人がいないために、なんとなく、ダラダラとお付き合いを続けているカップルも、たくさんいると思います。
さらに、本当に結婚したい人がいないために、結婚適齢期という言葉に焦って、親などの周囲から薦められた相手と、なんとなく結婚してしまい、後悔している人も多いと思います。
これらは、皆、
「本当にやりたいことがない」
というのが、根本的な問題です。
逆に言うと、本当にやりたいことが、見つかった時点で、はじめて、人生の主導権を、自分でとることができるのです。
「それは、やりたくありません!」
「それは、もう続けたくありません!」
「その人とは、これ以上、お付き合いしたくありません!」
こういう「NO!」が、ハッキリ言えるのは、本当にやりたいことが、見つかった人だけの特権です。
「本当にやりたいこと」が見つかった時点で、人生というのは、すでに9割以上、成功しているのだと思います。
現在、私は、本当に好きなこと、「宇宙考古学」の調査で、毎日がとても楽しく忙しく過ぎていきます。
本当にやりたいことが、仕事になり、それで食っていけるという最高の人生です。
一日中、まさに、「夢の中にいる状態」、つまり、「夢中」の世界にいるのです。
ここは、11月に行った、都内の墨田区にある、「木母寺」です。
同じ日に行った、同じく墨田区の「多聞寺」です。
ここで読者の皆さんに、ある手紙を送ろうと思います。
こういう文面です。
現在、夢中につき、新年のご挨拶を、失礼させていただきます。
新春のご祝詞を、申し上げるべきでございますが、夢中につき、新年のご挨拶を失礼させていただきます、
平素のご厚情に、深く感謝いたしますとともに、皆様に、よい年が訪れますよう、お祈りいたします
令和元年12月
どうですか?
友人たちと、今、この「夢中につき」というのを、流行らせようと思っています。
「毎日がワクワクして楽しすぎて、面白いことに夢中になっています。それで、年賀状など書く暇がないです。すみません!」
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