4月3日(水)に、思うところあって、広島県呉市にある、大和ミュージアムに行ってきました。
詳しいことは、また後日、旅行記に書く予定ですが、最近は、第二次世界大戦について、調べています。
歴史というのは、とてつもなく深い闇に隠されているのですが、それも、新しい時代には、どんどん、真相が白日の下にさらされることになると思います。
今から、楽しみですね。
以前にも書いたのですが、いい話なので、再掲載します。
だいぶ前の話ですが、比田井和考さんの「私が一番受けたいココロの授業 パート2」という題のDVDを観ました。
この中で、講師の比田井先生が、日露戦争の真実の話に、とても感銘を受けました。
1905年5月27日。
これは、世界史的な大事件があった日です。
日露戦争の時に、日本が、ロシアのバルチック艦隊を破った日だそうです。
「なぜ大事な日なのか?」
ということなんですが、当時、1905年頃は、世界中の国が、欧米列強諸国に侵略され、植民地にされていたそうですが、アジアでは、なんと日本とタイの2国以外は、すべて他の国から、植民地化されていたそうです。
アジアの独立国は、2国だけという状況だったそうです。
そして、この2国以外のアジア諸国では、とても残酷で酷いことが行われていたようです。
戦後の日本の教育では、GHQの洗脳教育で、かなり歪んだ歴史観を植え付けられているので、あまり知られていませんが、当時のアジアは欧米諸国から、かなり酷い目にあっていたようです。
ロシアといえば、当時、本当に大きな強い国だったようです。
ただ一つの弱点は、国自体がとてつもなく寒いことだったようです。
冬になると、どこの港も凍って使えなくなっていたようです。
そのため、ロシアの国策としては、凍らない港を手に入れることが、ものすごく大事だったようです。
だから、南下政策といって、いろんな国をどんどん占領しながら、南へ南へと下ってきて、中国も占領していったようです。
日本もこのままでは、占領されてしまうんじゃないかという危機感をもっていたようです。
それで日本は、南下してくるロシアと中国で戦っていたわけです。
一方でロシアは、どうしたかというと、日本軍の日本本国からの供給を絶つために、黒海から、「世界最強の艦隊」といわれていた、バルチック艦隊を出撃させ、日本海まで攻めてきたわけです。
アフリカ沖からインド洋、それから、東シナ海、そして、日本海というコースで、この艦隊は、日本を目指したそうです。
ところが何と、日本はその世界最強のバルチック艦隊に勝ってしまったんです。
しかも、あっという間に、時間にして数時間だったそうですが、バルチック艦隊を壊滅状態にしてしまったんです。
日本は、ほぼ無傷だったそうです。
ここで、
「いやぁー、日本って、すごかったんですね。」
ということじゃなくて、
「なぜ、日本が勝てたか?」
ということが大事なのです。
NHKの「坂の上の雲」などのドラマでも、よく描かれていましたが、その当時、日本では、まだ「武士道の精神」というのがあって、
「敵でも敬う」
というのが、当たり前だったそうです。
国民の間では、近いうちに戦争をするであろうロシアに対して、卑下するような汚い言葉や差別用語を、使うことがあったそうですが、
国の方から、
「そういった言葉を一切使ってはいけない、敵を卑しめるような言葉は、一切使ってはいけない」
というお達しが出たそうです。
特に、「露助」などというロシア人に対する蔑称は、厳しく禁止されたそうです。
驚くことに、愛媛県の松山市には捕虜収容所があったそうですが、ロシアの捕虜が来ると、市長が出迎えて歓迎の挨拶をしたそうです。
「ロシアのみなさん、大変でしたね。いらっしゃったからには、どうぞ、この松山市で、ゆっくりしていって下さい」
なんて言って、いろいろなお世話を親切にしたそうです。
「捕虜」というと、鉄条網の塀に囲まれた、狭いところに押し込められて、ひどい生活で、肉体労働をさせられている、というようなイメージがありますが、全然ちがったそうです。
この捕虜収容所は、なんと出入りも自由だったそうです。
ロシアの捕虜たちは、比較的自由に松山市内を歩けたそうです。
将校クラスだと、路面電車に乗ることもでき、有名な「道後温泉」という温泉でも、捕虜たちは、ゆったりと温泉に浸かっていたそうです。
さらには、日露戦争の終わった後には、松山市を気に入った将校などは、ロシアから家族を呼び寄せ、松山市内で一緒に永住したロシア人もいたそうなのです。
私自身も、15年くらい前に松山市内に仕事で行ったときに、「道後温泉」の中で、この話が書いてある本を読み、ビックリしたおぼえがあります。
「戦争」のイメージが、ぜんぜん変わりますね。
この写真は、現在の愛媛県伊予市で、接待を受ける捕虜のロシア将校たちと日本人女性だそうです。
日付は、1904年9月だそうです。
こんな場面、どの時代でも、どこの国でもなかったと思います。
松山市だけなんじゃないかな?
当時の日本人としては、
「たとえ、敵であっても、人を人として敬う」
ということが、当たり前だったそうです。
これが、「武士道の精神」ですね。
そして日本が、そんな国だということを、実は世界中の国が、よく知っていたそうです。
なんと、敵側のロシア兵もそれを知っていて、戦争中に戦場で殺されそうになったら、
「マツヤマー!!」
と大声で叫んで、日本軍に許してもらうようにお願いしたそうです。
「こんなところで、私は死にたくない。お願いだから、日本の松山市に連れて行ってください。そこには、天国のような温かい温泉もあるそうじゃないですか。お願いだから、殺さないでください!」
という意味だったようです。
だから、世界中の人々が、
「日本という国を何とかして、助けてやらなければいけない。日本は地球全体の最後の希望の砦だ。」
と思ってくれていたそうです。
日露戦争では、バルチック艦隊が黒海を通って、何日も何日もかけて、日本に向かっていたのですが、何日もかけて来るわけですから、バルチック艦隊も途中で港に寄りたかったみたいです。
休みたいでしょうし、食料や燃料の補給もしたかったでしょう。
でもその頃、世界中が、
「日本を、助けなければいけない!」
と思ってくれていたおかげで、バルチック艦隊が、港に寄りたいと言っても、全ての国が、それを拒否したのだそうです。
港に寄らせてくれなかったそうです。
それで、結局バルチック艦隊は、ロシアから、一度も休むことなく日本海に来たのだそうです。
バルチック艦隊が、日本海に来た頃には、もうヘトヘトに疲れ果てていて、そのおかげで、日本は勝てたという話なんだそうです。
その時、アメリカも、ロシアに対して、
「もう負けを、認めろ!」
と勧めてくれたそうです。
こんな話、初めて知りました。
日本の教科書には、どこにも書いてありませんね。
つまり、あの戦争というのは、日本人の力が凄かったわけじゃなくて、結局は、
「日本人の心のあり方が、世界中の人の心を動かして、世界中の人が、日本を助けてくれた」
そういう意味で、この1905年5月27日は、世界史上で、とても大事な日なんだそうです。
また、日本が勝ったのを見て、世界中の人が喜んでくれて、それをきっかけに、アジアの他の国々も、独立できたそうです。
凄い日だったんですね。
なんと調べてみたら、日本では戦前は、この日は、国民全ての休日になっていました。
今からでも、もう一度休日にしても、いいくらいの記念日ですね。
ちなみに、その後の第二次世界大戦の頃には、いろいろな事情で、余裕がなくなっていたせいも、あると思うのですが、日本は、この一番大切な「武士道の精神」がなくなってきて、敵国のアメリカ人に対して、
「鬼畜米英!」
と国民の皆が、蔑称を使うようになっていました。
その結果は、ご存じのとおりです。
ただ、第二次世界大戦では、日本は負けていないという解釈もあるそうです。
というのは、日本の第二次世界大戦のそもそもの「戦争目的」は、
「欧米列強から、アジアの国々を解放する」
というのが、目的だったわけで、その後、アジアは解放された状態になったわけだから、日本の戦争目的は、達成されたということなのです。
だから、
「負けた」
というのは、あくまでも、
「アメリカなどの国に負けた」
というだけの話で、日本は、
「自国が掲げた戦争目的は果たした。だから、あの戦争は成功だった」
という解釈もできるそうです。
だから、8月15日は、「敗戦記念日」と言わずに、「終戦記念日」という名前に、なっているそうです。
「たとえ、敵であっても、人を人として敬う」
という「武士道の精神」、これは、素晴らしい姿勢ですね。
「たとえ、戦争中だという極限状況の中でも、人としての最低限の礼儀や決まりは守る」
という考え方です。
これからの地球の世界平和への道には、こういう精神が、とても強く求められてくるような気がします。
「力による世界征服」
ではなく、
「愛による世界聖福」
ですね。
日本って、やはり素晴らしい国だったんですね。
また、道後温泉に行きたくなってきました。
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