精神世界の鉄人

UFOやチャネリング、霊、輪廻、超古代文明などの不思議な話題から、ビジネス、経済、政治、歴史、文化などの社会問題、そして、恋愛や結婚、ダイエット、旅などの現実的な話題まで、幅広く、日々感じたことを、書き綴ってみますね。

一休さん

先日、東京都内の都電荒川線沿いを、ブラブラしました。
毎年、友人達を誘って、ワイワイと花見をするのが、恒例なのですが、今年は、一人で散歩しながら、のんびりと桜を見ることが多かったです。

 

思うところあって、幕末の英雄、ジョン万次郎の墓に、墓参りに行きました。

場所は、東京都豊島区にある、雑司ケ谷霊園です。

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これからは、日本中で素晴らしい革命が起きると思います。
素敵な未来が、静かに近づいていますね。
その足音は、聞こえる人には聞こえていると思います。

 

雑司ケ谷霊園には、桜の木が、一本だけありました。

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考えてみれば、満開の桜並木の中を歩いていたら、この1本の桜の木に、目が留まることはありません。
霊園内に、桜の木が1本だけだったから、この木に目が留まったのです。

 


人間というのは、幸せな時には、その幸せを感じにくいみたいです。
お腹がいっぱいの時には、どんなに豪華な料理を目の前に出されても、それに、ありがたみを感じないのです。
でも、腹ペコの時に、目の前に一杯のスープが出されて、それを最初に口に含んだ瞬間は、なんともいえない幸福な気持ちになるものです。


学生時代などに、経験した方も、多いと思いますが、いつも、たくさんの友人に囲まれていた時には、感じなかった友情も、何かの事情で、クラスの皆から嫌われて、無視されたりして、孤独になっている時に、一人だけ手を差し伸べてくれる人が現れたら、その人とはその後、本当の友人になったりします。
たくさんあるうちは、それの本当の価値に、気が付きにくいのです。



この一本の桜の木を見ていたら、私は、「一休さん」を思い出しました。
子供の頃、アニメでやっていましたね。

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昔、一休さんのモデルである、一休宗純というお坊さんの生涯を描いた、ドラマもやっていました。

 


うろ覚えなのですが、その時に、一休さん(一休宗純)が、応仁の乱の後の京都を歩いていた時に、町全体が荒廃して、草花がほとんどない道を歩いていたときに、道端に咲いていた一輪の花に目が留まり、涙を流して感動したそうです。
「こんな最悪な状況でも、花は咲いている…」
おそらく、その花から、未来への希望などを感じ取ったのだろうと思います。

あまり、知られていないようですが、一説によると、一休さんは、荒廃した時の京都の町で、いわゆる、サロンみたいな場所をつくったそうです。

いろいろな人を集めて、そこで自由に楽しく、おしゃべりする空間をつくったということです。
その時に、現代の日本でも人気のある、「茶道」、「禅」、「能」などの文化の下地が、生まれたそうです。
それまでにもあったと思いますが、これらの文化がその時期に、ボンヤリと形になってきたのだと思います。

特に有名なのは、茶室を考案した茶道の祖、村田珠光という人物が、一休さんの禅弟子だったそうです。

座禅の時の眠気防止に、一休さんから茶を薦められたのが、茶との出合いだったそうですが、座禅を繰り返すうちに、「茶禅一味」の悟りに達したそうです。

彼が始めた、「侘び茶」は、従来の派手で形式中心の「大名茶」とは、全く異なるものだったそうです。

 

小さな四帖半の茶室の中では、人に身分など関係なく、そこにあるのは、亭主のもてなしの心だけです。
この心が、「仏」だと考えたそうです。

 

一休さんから学んだ、
「仏は心の中にある」
という教えを、珠光は、仏の教えをお経を通してではなく、日常生活(茶の湯)を通して、具現化したのだそうです。
この思想は、武野紹鴎を経て、千利休へと受け継がれていったと言われています。


私は、「茶道」は、やったことがないので、詳しいことは知りませんが、茶室に置く花のほとんどは、「一輪挿し」だそうですね。
これは、前述したように、一休さんが、応仁の乱の後に、京都で見た一輪の花が元になっていると思います。

 


一休さんは、実は、当時の天皇の隠し子だったとも言われています。
「庶民でもなければ、天皇家の人間でもない」
という中途半端な立場だったそうです。
だから、周囲も困って、お寺に、小坊主として、あずけられたのだと思います。

そういえば、アニメの中でも、一休さんは、お母さんのことを、
「母上様…」
と呼んでいましたね。
とても高貴な身分だったから、そう呼んでいたのですね。
将軍である足利義光とも、子供のくせに対等な口をきけたのも、天皇の子供だったからだとわかったら、納得ですね。

 


前述のドラマの中でも、面白い逸話が紹介されていました。


一休さんさんは若い頃に、悟りを開こうとして苦悶していたようですが、ある日、とうとう、それに疲れ果てて、

「もう悟りなんか開かなくても、いいや!  開いても、開かなくても、どっちでもいい。中途半端なままでいいんだ。中途半端なこの状態で一休みしよう」

こう悟って、そのことを師匠のような人に言ったら、

「そうじゃ! それこそが悟りじゃ! オマエは悟ったのじゃ! よし、今日から、名前を、一休と名乗りなさい!」

こう言われて、「一休さん」という名前になったそうです。

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もしかしたら、現在の「精神世界」の教えの中に、取り入れたほうがいい教えって、この一休さんのように、

「中途半端のままでも、いいですよ」

という教えなのかもしれません。
覚醒や悟りを開こうとして、くたくたに疲れている人も、たくさんいますね。

 


一休さんは晩年、ある女性に惚れて、その女性と10年間くらい、深く愛し合ったそうですが、その女性が現代に生まれ変わったのが、シャーリー・マクレーンだそうです。こう考えると、一休さんが、現代の「ニューエイジ」や「精神世界」の開祖なのかもしれませんね。


一休さんは、なにもにも、とらわれない、本当の自由を追求していた人のように感じます。

本当の意味での、「自由人」だったと思います。


一休さんの残した名言の中には、
「宗教や思想の違いに関係なく、どんな人でも、いつかは同じ境地に到達できる」
というような、「ゆるい教え」があります。
私は、こういう肩の力が抜けた、「ゆるい教え」が好きです。


これです。

分け登る

麓の道は多けれど

同じ高嶺の

月を見るかな

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「一休さん」の人生観や世界観、ゆるくて、いいですね~!

 

 

 

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