「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」
日本国憲法 第1章
大学生の頃、栗本慎一郎さんの本が大好きで、よく読んでいました。
この栗本先生は、精神世界にも、とても造詣が深く、1990年頃に、先生の本で、私は、「バシャール」の本の存在を知りました。
この栗本先生が、よく著書の中で褒めていたのが、故・吉本隆明さんでした。
吉本さんは、よしもとばななさんのお父様でもあり、「戦後思想界の巨人」ともいわれていた凄い方です。
ただ、私には、文章が難しく感じられ、なかなか、吉本隆明さんの本は読めませんでした。
10年くらい前に、ようやく手にとって、1冊だけ読んだのですが、面白いことが、書いてありました。
それは、「歴史教科書問題」についての記述でした。
ご存じのように、戦後、日本は、中国や韓国などと教科書に記述する歴史について、ずーっと論争してきました。
私も心の片隅に、この問題は、ずっと気になっていました。
本を読みながら、
「ほーっ、思想界の巨人の吉本さんは、この問題を、どう捉えて、解釈してるんだろう?」
と期待しながら、読みすすめていきました。
すると、ページをめくって、ビックリしました。
そこには、
「そもそも、教科書なんて、誰も真面目に読んでいませんよ」
だいたい、こういう内容の話が書いてあったのです。
これには、笑ってしまいました。(笑)
「教科書に書いてある歴史なんて、一部のインテリだけが、気にしているだけで、普通の一般大衆は、教科書なんて、ほとんど気にしていない。発展途上国なら、教科書は若者の思想に、影響を与えるだろうが、日本のような先進国は、書店には、面白い小説、漫画、雑誌が溢れるほど積まれていて、映画やドラマも、たくさんやっていて、面白いゲームも、いっぱいある。こういう国では、教科書の内容なんか、ほとんど影響しない」
こういうことを書いてあったのです。
「さすが、思想界の巨人だ!」
こう思って、感動しました。
どの分野でもそうですが、問題を根本から、疑うことができる人は凄いです。
そういう人は、よく、「そもそも」という単語を使います。
「そもそも、なぜ、人間は生きているんだろうか?」
「そもそも、どうして、時間は存在しているのだろうか?」
「そもそも、会社という組織は、これからの社会に必要なのだろうか?」
「そもそも、結婚というものは、どうしてやるのだろうか?」
などです。
私自身も、学生の頃を振り返って、教科書の内容で覚えているものなど、ほとんどありません。
国語や英語の教科書は、少しは覚えていますが、数学や物理など、まったく覚えていません。
その代わり、こっそり隠れて、友人たちと皆で、エッチな雑誌を回し読みした時の漫画などは、今でも、ハッキリ覚えています。(笑)
吉本先生のように、物事の本質を、ズバッと突く人たちに共通することは、とにかく、桁外れの知識と教養をもっているということです。
加えて、視点がとても広くて高いのです。
普通の人たちが、富士山を地面を歩きながら眺めているのに対して、視点の高い人たちは、大気圏外から、人工衛星で眺めているような視点で眺めているのです。
だから、全体が見えるのです。
そして、ちょっとやそっとの小さな出来事を、気にしなくなってきます。
つまり、富士山の登山道で、登山客が落としたゴミなどは、眼中になくなるのです。
この場合、ゴミが無くなるのではなく、ゴミが気にならなくなるのです。
結果として、結論は、極論になることが多いです。
上記の「歴史教科書問題」にしても、最終的には、
「どうでもいい!」
ということになるのです。
どの分野でも、極めた人たちは、細かいことは、あまり気にならなくなる傾向があるようです。
今回は、「明治天皇」の話題です。
この天皇には、謎が多く、様々な説があります。
有名な「明治天皇すり替え説」など、私も、長年調べてきました。
「すり替えられた」
「すり替えは嘘だ」
「すり替えたのを、さらにすり替えていた」
などなど、いろいろな説があります。
先月くらいに、あることをキッカケに、もう一度、これらを検証しているうちに、「天皇制」という制度の本質が、見えてきました。
やはり、こういう話も、前述した吉本先生のように、広くて高い視点に立って、初めて読み解けたのです。
何度か書いていますが、大事なことなので再掲載します。
私は現在、地球における古代史を、2つのグループに分けて考えています。
一つ目は、「リンゴ」をシンボルにしたグループです。
これは、シュメール文明から始まる、「アヌンナキ」のグループで、エデンの園で、アダムとイブにリンゴを与え、ニュートンに、万有引力の法則をリンゴで気づかせ、資本主義の権化である、ビッグアップルというニューヨークの街をつくりあげ、アップルコンピューターを世界に広げています。
権力や支配のグループです。
拠点は、中近東から欧米諸国のエリアです。
「エデンの園」です。
「日の丸」は、実は、この「リンゴ」の象徴みたいです。
一般的には、「太陽」の意味だと言われていますが、私は、「リンゴ」の意味も含んでいると思います。
日本の天皇家では、「北朝」の系統で、どちらかというと、「山の民」であり、「弥生人」ですね。
「リンゴ」です。
「日の丸」です。
「太陽」の意味もあります。
シンプルにまとめると、「文明の発展」に重きを置くグループです。
学校のクラスに例えれば、「やんちゃなグループ」です。
二つ目は、「ミカン」をシンボルにしたグループです。
これは、日本の丹後半島から始まる、「イザナギ」と「イザナミ」のグループで、「補陀落山」を信仰しています。
この信仰は、インドやチベットや中国にもあり、「ポータラカ」などの名前のユートピアを夢見ています。
沖縄のニライカナイも、そうだと思います。
その理想郷は、八角形の建物があり、「橘(ミカン)」などの柑橘類の果物が咲き乱れていると言われています。
裏天皇だった、聖徳太子の家紋も、「橘」ですね。
愛と平和のグループです。
拠点は、日本を始めとしたアジア諸国です。
あとは、絶対平和主義の地底王国、「シャンバラ」も、このグループみたいです。
「菊花紋」は、実は、この「ミカン」のグループの象徴みたいです。
一般的には、「菊の花」の意味だと言われていますが、私は、「ミカン」の意味も含んでいると思います。
日本の天皇家では、「南朝」の系統で、「海の民」であり、「縄文人」です。
「ミカン」です。
「菊花紋」です。
「月」や「星」の意味もあります。
「文化の成熟」に重きを置くグループです。
クラスに例えれば、「オタクのグループ」です。
この両者をシンプルにまとめると、こうなります。
〇「リンゴのグループ」=「日の丸」=「太陽」=「アヌンナキ」=「力と支配」=「山の民(弥生)」=「日本陸軍」=「神武派(北朝)」=「未来型(成功型)」=「文明の発展」
〇「ミカンのグループ」=「菊花紋」=「月&星」=「イザナギとイザナミ」=「愛と平和」=「海の民(縄文)」=「日本海軍」=「天照派(南朝)」=「現在型(幸福型)」=「文化の成熟」
日本には、大昔から、2つの天皇家が存在していますが、この流れだと思います。
この2つのグループ分けは、私のオリジナルですが、この分類の方法で、現代の地球、そして、日本の社会がスッキリと読み解けそうです。
念のために言っておきますが、二つの天皇家は、どちらも、「本物」です。
大昔から、ずーっと、二つの本物の天皇家、つまり、「二本立て」で、我が国は成り立っていたのです。
だから、
「日本(二本)」
という国名なのです。
諸説ありますが、前述した二つの天皇家、「北朝」と「南朝」の流れを念頭に入れて、私の心に響いた説だけを、繋ぎ合わせてみると、「明治天皇すり替え説」も、なんとなくボンヤリと、全貌が見えてきます。
以下は、あくまでも、私の個人的な独断と偏見による、「天皇論」になります。
全ては、仮説だということです。
まずは、この話から、斬り込んでいきましょう。
いわゆる、陰謀論や都市伝説で有名な、「フルベッキ群像写真」です。
オランダ出身の宣教師、グイド・フルベッキとその子を囲み、上野彦馬のスタジオで撮影された、44名の武士による集合写真だといわれています。
坂本龍馬や西郷隆盛、そして、明治天皇が写っていると言われています。
偽物説もありましたが、数年前に、どうやら、皆、本物の幕末の英雄たちだったということが、わかったようです。
私も、いろいろ調べて、本物説を支持しています。
そして、この中央にいる人物が、後にすり替わったと言われている、「大室寅之祐」という人物ですね。
ご存じのように、大室寅之祐は、明治天皇になる予定だった「睦仁親王」とすり替えられ、「明治天皇」になったと言われています。
たしかに、後の明治天皇と顔の輪郭など、ソックリですね。
これを見ても、すり替え説は、本当だと思います。
ちなみに、元の明治天皇になる予定だった、睦仁親王とは、左側の写真で、華奢な体つきだったようです。
すり替わった、右側の大室寅之祐は、ガッチリとした体格ですね。
このように、睦仁親王時代の写真と、即位後の明治天皇時代の写真の姿形が、あまりにもかけ離れすぎていて、同一人物とは思えないというのが、この説を支持している人たちの意見です。
私も、同意見です。
幼少期には、腺病質で痩せていて、いつも泣いていたという人物が、明治天皇になると、突然、大男に変身し、馬で駆け回ったり強者どもを、相撲で投げ飛ばしたりして、体格も気質も、まるで別人のようになってしまったことからも、おそらく、事実、別人だったのだろうと推測されます。
大室寅之祐は、のちに、自分がすり替わった天皇であるという事実を隠すために、写真を撮らせる事もなく、一般の公衆の面前にも出ないで、皇居の奥で、ヒッソリと暮らしをしていたとも言われています。
そのあと、明治政府は、この秘密を守るために、天皇を京都から東京へ移し、天皇制を奨励したのだそうです。
そして、
「日本は、万世一系の天皇が統治する」
こういうことを、大々的に広めたと言います。
この話が、ミステリーの要素を帯びて、なかなか真相がわからないのは、
「そもそも、昔から、誰も天皇の顔を見ることができない」
ということが、話を、ややこしくしているようです。
天皇が歩く時も、
「下に~、下に~」
と掛け声をして、庶民に土下座をするように、促していましたね。
これは、天皇だけでなく、将軍や大名など、身分の高い人が通るときは、必ずそうでした。
さらに、天皇は、スダレ越しにしか、他の人とは会話せず、たまたま顔を見ても、オシロイや描いた眉毛で、本当の顔は、わからなくしていました。
このことからも、真相を探るのは、かなり困難だということが、わかります。
しかし、私は、ある独自の仮説を思いつきました。
さらに、ある人から、この説に終止符を打つような有力な状況証拠も、教えていただきました。
まず、私の説です。
江戸時代の終わり、幕末は、「黒船」などの外国の船も、頻繁に目撃され、開国をしなければ、いけないような流れになっていました。
おそらく、その時に、人間ではなく、日本の神々が、
「これからは、世界全体が、戦争に向かう。その時に、好戦的なアヌンナキのグループをルーツにもつ北朝が、日本の天皇家だと、日本を中心に、大変な戦争になるだろう。だから、比較的温厚で平和な、イザナギとイザナミをルーツにもつ南朝が、日本の天皇家になったほうが、日本も世界も、被害を最小限度に抑えることができるだろう」
こう考えたのだと思います。
そこで、日本の神々が、それまでの「北朝」の天皇から、「南朝」の天皇に交代するように、動いたのかもしれません。
「天皇の交代」だったということです。
つまり、
「明治天皇すり替え説」というのは、
「本物の天皇家(北朝)から、もう一つの本物の天皇家(南朝)に、その地位を譲った出来事」
こういうことだと思うのです。
だから、「北朝」も「南朝」も、当事者や重鎮たちは、ある程度、納得や合意の上で、この交代劇は行われたのだと思うのです。
さらに、「明治天皇すりかえ」の事件は、それまでの長い歴史の中で、「北朝」と「南朝」とのゴチャゴチャした、しがらみや混乱を、いったん、リセットして、ゼロからスタートするキッカケにも、なっていたようなのです。
「北朝と南朝の融合」
これが、「明治天皇」の役割でもあったようなのです。
「太陽(北朝)」と「月&星(南朝)」
この融合、
「日と月で治める」
つまり、
「明治」
という名前の天皇だったというわけです。
ちなみに、大室寅之祐という人物は、まさに、この二つのグループの価値観を融合させたような思想をもった人物だったそうです。
そして、のちの「明治天皇(大室寅之助)」、それから、その父親であるはずの「孝明天皇」との関係が、ハッキリとわかる状況証拠を、ある方から教えてもらったのです。
今年の2月に、久しぶりに、「明治神宮」を訪れました。
「菊花紋」ですね。
「南朝」の系統だということです。
この形も、意味深ですね。
ご存じのように、境内はとても広いです。
ここで、「明治神宮」という神社について、大切なことを、二つ書いておきます。
まず、一つ目です。
東京の一等地に、これだけ、広大な敷地面積を誇っていますが、他の大きな神社、「伊勢神宮」や「出雲大社」などと、違う点が、一つだけあります。
それは…
「摂末社が全く無い」
ということです。
日本中、たくさんの神社がありますが、ある程度の大きさの神社には、必ず摂社や末社がありますね。
これらの祠は、その神社が元々は、どの系列の神社や神様と関係していたのかを示すものです。
しかし、「明治神宮」には、一つもありません。
これは前述したように、明治天皇が、「リセット」のための天皇だったという状況証拠です。
つまり、「明治時代」というのは、江戸時代までの全て天皇の歴史を、いったん終わらせ、新しい国際化の時代へ、再スタートするための時代だったということです。
二つ目です。
もしも、「明治天皇すり替え説」が嘘であり、「孝明天皇」の本物の息子であったならば、息子である、「明治天皇」は、父親を蔑ろにしたり、無視することは、ありえないのです。
つまり、自分を祭る神社が、これほど広大であれば、自分の父親であるはずの「孝明天皇」の神社も、それなりの大きさの神社を建造するはずなのです。
それなのに、父親であるはずの「孝明天皇」の神社を建てていません。
「明治神宮」の境内にも、「孝明天皇」の名前は、全くありません。
それは、
「血の繋がりのない、他人だったから」
というのが、主な理由だったのだろうと推測されます。
日本中に、「孝明天皇」を祭った神社は、とっても少ないのです。
いろいろ調べて、それを見つけました。
愛知県の知多半島にある、「玉鉾神社」です。
2月に、ここにも行ってきました。
こじんまりとした、小さな神社です。
場所は、愛知県知多郡武豊町向陽です。
「太陽に向かう」という意味の文字が入っていますね。
「太陽(日の丸)」をシンボルにする、「北朝」の拠点だったということですね。
境内には、「太陽」のシンボルもありました。
拝殿の前で、記念撮影しました。
境内には、意味深で不思議なシンボルが、たくさんありました。
「孝明天皇」の名前がありました。
感動しました~!
案内板には、いろいろなことが、書かれていました。
ここで、気になったのは、この箇所です。
「旭形亀太郎」
この聞きなれない人物を調べると、面白いことがわかりました。
ちなみに、境内には、この人物の意味だと思われる、「亀」もいました。
この「旭形亀太郎」が、玉鉾神社を建立したも、言われているようです。
この方は、元々は、「旭形」という名前の力士だったそうです。
諸説ありますが、京都御所に、南朝側の勢力がやってきて、「大室寅之助」との交代劇の時、「孝明天皇」を抱きかかえて、知多半島の土地まで、逃げてきたとのことです。
案の定、この神社にも、息子であるはずの、「明治天皇」の名前は、まったくありません。
二人に、血縁が無かったことの証拠になると思います。
代わりに、孝明天皇の命の恩人になるであろう、「旭形」の一族のお墓が、境内の高い位置にありました。
「旭形」に対する感謝の気持ちだと思われる句が、石碑に刻まれていました。
自分の家族ではなく、血の繋がりはないけど、心の通い合った、「旭形」の家族を墓を大切にしている様子からも、前述した、「明治天皇」に関わる仮説が、かなり真実に近いことがわかりますね。
現在は、ネットで、いろいろな知識や情報を、簡単に得ることはできます。
でも、やはり、真実を自分の目で見て体感して、実感するまで落とし込むには、現地調査をしないと、ダメだと思うのです。
一説によると、「旭形」という力士は、「孝明天皇」が亡くなるまで、最後まで、世話をして面倒を見ていたそうです。
そして、役目を終えた後は、大阪に向かい、ビジネスを始めたそうです。
それが、なんと、ビールの会社だったそうです。
そうです。
「アサヒビール」の本当の陰の創業者が、この「旭形」という人物だったそうです。
「旭形」=「アサヒビール」=「朝陽」=「北朝」
ここでも、見事につながりますね。
いや~!
裏の日本史、面白すぎますね~!
前置きが長くなりましたが、ここからが本番です。
「天皇制」というシステムを、根源から考えてみましょう。
「そもそも、天皇とは、何のために存在しているのか?」
こういう根本的な問いかけです。
難しく考えないで、シンプルな答えを導き出すと、
「国民を幸せにするために、存在している」
こういう答えが出てきます。
具体的には、
「必要以上の競争から、国民を守るため」
ということです。
こういうことです。
たとえば、日本において、日本の最高権威者が、「天皇」なのです。
「権威」とは、偉いのですが、「命令権」は無いということです。
自分よりも下の人たちを、動かすことはできないのです。
一方の最高権力者とは、「総理大臣」です。
「権力」とは、「命令権」があることです。
自分よりも下の地位の人たちに、指図ができるという特権を持っていることです。
まとめますね。
日本の場合、一番偉いのは、「天皇」ですが、命令権は無い。
二番目に偉いのが、「総理大臣」であり、これは、命令権があります。
ここで大事なのは、「天皇」は、原則として、先天的な「生まれ」によってしか、なれないようになっていることです。
「皇太子」に生まれないと、「天皇」になるのは、難しいのです。
しかし、他方の「総理大臣」は、後天的な「努力」によってなれます。
陰では、どうかわかりませんが、表向きは、そういうことになっています。
わかりましたか?
もしも、「天皇」という地位がなくなると、「総理大臣」が一番偉くなってしまうのです。
つまり、
「努力で、一番偉くなれる」
という流れが、国の中に、できてしまうのです。
一見すると、よさそうに思えますが、これは、競争地獄をつくりだします。
戦国時代のように、全ての国民が、一番の権力の座を巡って、争うことになるのです。
アメリカなどは、現在でも、「大統領」という努力でなれる地位が、一番の権力者ですね。
だから、競争が激化したままなのです。
日本の場合、
「どんなに努力しても、しょせん、総理大臣にしかなれないよな。2番までしか、いけない国なんだよな」
こう思って、いいかんじで、肩の力が抜けるのです。
例えていうと、大企業で、その一族しか、社長や取締役になれない同族経営の組織は、部長や課長などの中間管理職などは、皆、仲がいいことが多いそうです。
それは、どこかで、いい意味で、出世を諦めることができるからです。
「天皇というトップの地位が、最初から決まっていれば、国民の皆が、仲良くなれる」
ということです。
だとすれば、「天皇制」というシステムの最終目的は、「国民の幸福」だということです。
これは、裏を返せば、
「国民が幸せであれば、天皇など、誰でもいい」
こういう結論になるのです。
2006年に、裏の歴史に詳しい方と知り合った時、その方に、まっさいに、質問したのが、「明治天皇すり替え説」でした。
その方は、開口一番、こう言ったのです。
「そんなものは、どうでもいいのですよ」
予想外の答えに、最初は、耳を疑ったのですが、その方の説明で、納得しました。
「意外に思われるかもしれませんが、血縁、つまり、血統などが、重視され始めたのは、昭和の時代、しかも、戦後からなんですよ」
続けて、
「江戸時代や明治、大正、昭和の戦前までは、血統よりも霊統のほうを重視してたのですよ。つまり、血の繋がりよりも、同じ価値観や志であれば、同じソウルグループだと認め、一緒に仕事や活動をしたのです」
さらに続けて、
「わかりやすいのは、昔は養子縁組など、当たり前でしたよね? 血は繋がっていても、能力のない息子よりも、血は繋がっていなくても、能力のある子を、どこかから、もらいうけ、実の息子として育てることは、普通だったのですよ。情に流されて、無能な息子に店を継がせた店は、たいてい潰れていますね」
もっと続けて、
「もともと、戦前までは、戸籍もいい加減でした。でも、誰も、そういうことは、あまり気にしなかったのです」
これを聞いて、
「なるほど~!」
と思いました。
そうなのです。
そもそも、昔は、血の繋がりは、重視してなかったのです。
そういえば、私の曽祖父も、養子で、金持ちの家の息子になっています。
本人も、本当の両親の顔も名前も、知らなかったかもしれません。
でも、私たちの子孫で、それを気にする人など、誰もいません。
ためしに、天皇の系図を眺めてみても、宮内庁が正式に発表している図でも、継体天皇は、先代の武烈天皇と男系で、10親等離れていたり、光仁天皇は、先代の孝謙天皇と、8親等離れています。
他にも、光厳天皇は、先代の後亀山天皇と男系で、9親等離れています。
後小松天皇は、先代の後亀山天皇と男系で、13親等離れています。
つまり、「遠い親戚(ほとんど赤の他人)」が、天皇を継いだことなど、過去の歴史にたくさんあるのです。
天皇家も、あまり、血統というのは、重視してなかったことが、これからもわかります。
だから、「万世一系」というのが、嘘であり、ファンタジーの世界だということです。
ここで、冒頭に書いた、日本国憲法の最初の文章を、再読してみてください。
「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」
念のために書いておきますが、日本国憲法は、一般的には、
「戦後、アメリカから押し付けられたもの」
だと思われていますが、それは違います。
太古の昔から、日本にあった思想や価値観を、日本の神々が、もう一度、アメリカを通して、逆輸入したものです。
日本の精神なのです。
ここで、最重要な単語は、「象徴」という表現です。
憲法の英訳でも、普通に、「the symbol」と訳されているそうですね。
だから、同じような意味の単語は、「シンボル」になります。
一説によると、「シンボル」というのは、
「永久不変に変わらないもの」
こういうニュアンスも含んでいるそうです。
例えば、
「マーク」というのは、コロコロ変わってもいいのです。
たとえば、昔の電化製品で、「National」だったものが、いつのまにか、「Panasonic」に変わっていましたね。
これは、別にかまわないのです。
しかし、「キリスト教」の「シンボル」である、「十字架」が、これから、イメージチェンジすることがあるでしょうか?
「今年から、三角形に変更します!」
こういう発表を、もしも、バチカンがやったら、世界中の信者は、ひっくり返ると思います。
このことから、
「天皇」という言葉の意味も、「十字架」と同じように、
「永久不変に変わらないもの」
こういうニュアンスを、含んでいるということです。
ここまで、いいですよね?
これは、2月末頃、ふっとインスピレーションがおりてきて、気が付いたことです。
地球の歴史が、これだけ、目まぐるしく変わっている中、「十字架」というシンボルは、変わっていません。
これか先の未来にも、変わることはないでしょう。
「それは、どうしてか?」
ということです。
その答えは、「十字架」というシンボルは、その「形」に意味があり、それだけが、変わらないと言っていたのです。
つまり、
「材質は、どうでもいい」
ということです。
さらに、物質ではなく、非物質でもいいし、想像やイメージでもいいのです。
具体的に言いましょう。
木材でもいいのです。
石でもいいのです。
もちろん、金属でもいいですよ。
大きさも、巨大でもいいのです。
小さな紙でもいいのです。
絵でもいいです。
他にも、クリスチャンたちがやる、胸の前で、十字を切る仕草も、「十字架」です。
脳内で、思い浮かべても、それも、「十字架」なのです。
「全ての十字架が本物」
これが、
「十字架は、シンボル」
だという意味です。
もしも、本物の十字架が一つだけだとしたら、どうなっていたでしょうか?
たとえば、
「バチカンにあるダイヤモンドでできた十字架だけが、本物である」
こうなっていたら、キリスト教は、とっくの昔に、消えて無くなっていたと思います。
そういうのは必ず、盗む人が出てきて、盗まれるものなのです。
「材質や大きさや色などに、関わらず、全ての十字架は、本物である」
こういうポリシーだったから、長い歴史の中、決して盗まれることもなく、これからも、永久不変であり続けるのです。
そうです!
もうわかりましたね。
「天皇」という存在も、これなのです!
西洋における「十字架」が、日本では、「天皇」になったのです。
つまり、「天皇」というのも、その地位やポジションに意味があるのです。
だから、基本的には、
「誰でもいい」
こうなるのです。
男性でも女性でも、子供でも老人でも、血がつながっていてもいなくても、影武者でも、クローンでも、動物でもいいかもしれません。
そして、いなくてもいいのです。
イメージだけでも、事足りるのです。
こういう視点で、もう一度、「明治天皇すり替え説」を考えてみてください。
そうなのです。
そもそも、天皇など、誰がなってもよかったのです。
どんな人がなっても、本物の天皇なのです。
歴史上、もしも、どの時代でも、本物の天皇が一人しかいなかったら、その人が殺されたら、そこで、日本という国家は終わりでした。
日本を見守っている神々は、何もかもお見通しなのです。
人間たちが、「天皇」という地位を争って、殺し合いや騙しあい、足の引っ張り合い、そういうことをやることなど、最初から計算に入っているのです。
だから、
「天皇は、象徴である」
ということを、大昔から現代まで、密かに続けてきたのです。
これを、裏読みすると、
「天皇という地位だけが、不変であり、誰がなってもよい」
こういうことです。
日本という国を、ずーっと見守ってきた、「八百万の神々」と言われている存在の叡智に、改めて驚嘆しました。
人間の浅知恵など、超越していたのです。
オマケで、「裏天皇」と呼ばれている存在のことも、書いておきましょう。
現在、「自称・裏天皇」という人たちが、たくさんでてきています。
私の意見を言わせていただければ、これらも、前述した視点から眺めれば、全員、本物だということです。
ただし、どちらかというと、彼らは、表の天皇が、亡くなった時のスペアのようなものだと思っています。
ここで、私の考える、「裏天皇」の存在を、初公開しておきます。
イメージからすると、「表」と「裏」は、ちょうど、この写真のようなものだと思います。
つまり、「表」の天皇の概念を、すべてを逆にすると、「裏」が、浮かびあがってきます。
〇「表の天皇」=「肉体をもっている」=「一人」=「男性or性別がある」=「権威がある」=「不自由」
〇「裏の天皇」=「肉体をもってない」=「多数」=「女性or性別がない」=「権威がない」=「自由」
わかりましたか?
これから、導き出される答えは、
「集合的無意識」
こうなります。
つまり、政治や経済など、ある程度、「天皇」は、影響を与えることはできると思います。
しかし、世の中というのは全て、皇室や政治だけが、動かしているわけではありません。
例えば、若い女の子のスカートが、短くなったり長くなったり、髪が、茶髪になったり黒髪になったり、こういう流行は、「集合的無意識」がやっているのです。
これが、「天皇」が動かせない部分です。
だから、「裏天皇」というのは、絶対に表に出てこないし、実態もつかめないのです。
理屈からすると、そもそも、表にでてきた時点で、裏ではないのです。(笑)
「裏天皇」は、私たちの心の中に、存在しているのです。
あっ、そうそう、長年かかって導きだした、私の「明治天皇すり替え説」のファイナルアンサーです。
「どうでもいい!」
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