精神世界の鉄人

UFOやチャネリング、霊、輪廻、超古代文明などの不思議な話題から、ビジネス、経済、政治、歴史、文化などの社会問題、そして、恋愛や結婚、ダイエット、旅などの現実的な話題まで、幅広く、日々感じたことを、書き綴ってみますね。

ラスベガス

「真理は、あなたたちを自由にする」

by イエス・キリスト

(ヨハネによる福音書8章31-32節)

 


先日、友人たちとおしゃべりをした時に、話題が、「ギャンブル」と「ラスベガス」になったので、ブログでも紹介したくなりました。

数年前に書いた記事ですが、面白い内容なので再掲載しますね。

 

私の書く世界情勢や陰謀の話は、毎回大反響になりますが、この話も、どちらかというと、その分野の話かもしれません。
やはり、たくさんの人が、「真実」を知りたいと渇望しているのが、今なんだと思います。

 

冒頭に書いたように、「地球」という監獄のような惑星は、物事の本当のことを知れば知るほど、精神的に自由になるのです。
私は経験から、そう確信しています。
「真理」がわかるほど、心がどんどん楽になります。

 

だから、たくさんの真実を知り、目覚める人が増えることが、地球が素晴らしい惑星になることだと信じています。

 

 

 

1997年~2002年まで、私はロサンゼルスに住んでいました。
その時期も、いろいろな体験をしました。

この時期に、夢中になって通った場所の一つが、「ラスベガス」でした。

ちょうど、その頃は、いろいろなことを、ある程度やり終えた頃でもあり、心にポッカリ穴があいたようなかんじに、なっていました。

その頃に、

「そうだ! ラスベガスで、ギャンブルというものを、やってみよう!」

こう思って、ラスベガスに行ったのです。

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最初に、「ラスベガス」の歴史を書いておきます。

 

ラスベガスという街のはじまりは、19世紀の半ばくらいに、アメリカの西海岸あたりで、「ゴールドラッシュ」と呼ばれた現象が起こったのが、始まりだったそうです。
ゴールドが、たくさんとれるという噂が広がり、アメリカ中の野望をもった男たちが、カリフォルニア州あたりに集まり、金の採掘を始めた時期が、あったようなのです。

 

余談ですが、実際に金を掘り当てて、大金を稼いだ男たちもいたようなのですが、本当に儲け人は、金を掘り当てた人ではなかったそうです。

 

 

一番儲けた人は、「金」を掘るための「スコップ」を販売した人だったそうです。

二番目に儲けた人は、「ジーンズ」を販売した人だったそうです。

「金」を掘った人たちは、三番目に儲けた人たちだったそうです。

さらに、現在までも、ずーっと儲け続けている人は、その時期から、成金たちを相手に、ギャンブル場を開いた、ラスベガスの「カジノ」のオーナーだそうです。

 

このように、本当に儲かるビジネスは、皆が殺到することの裏側に隠れていることが多いのです。


不動産バブルの時なども、本当に儲けた人は、不動産関係でもなく、建築関係でもなく、「引っ越し屋さん」だったそうです。

理由は、会社も家も、古い建物を取り壊すときに、別の場所に引っ越し、それから、さらに、新しい建物ができた後に、また同じ場所に引っ越しをするので、ダブルで儲かるビジネスだったからだそうです。

 

日本においては、古代の大和地方において、「ゴールドラッシュ」があったようなのです。


宇宙考古学によると、そもそも、「アヌンナキ」の宇宙人ファミリーは、「金」を採掘するために、地球の人間の遺伝子操作をして、現在の姿にしたようなのです。

父親である、「アヌ王」、それから、息子の一人、「エンキ」が中心になって、人間たちを使って、「金」を採っていたようです。

 

特に、後からは、この「エンキ」が、「金」を採る仕事に従事していたようです。

もう一人の息子の「エンリル」は、「金」を採ることよりも、実際の政治などを行う仕事が、メインだったのかもしれません。

 

中近東あたりでは、人間は奴隷となって、必死になって、「金」の採掘をしていたようですが、日本の場合は、いろいろ調べると、どうやら様子が違っていたようなのです。

日本では、「金」を採掘していた人たちは、早い段階で、「金」を効率よく採る方法を、発見したようです。

「エンキ」が最初から、その方法を知っていたのか、もしくは、人間が発見したのか、どちらなのかは、わかりません。

 

簡単に、「金」を採る方法、それは…

「水銀」

この鉱物を、使うことだったのです。

 

「金を採掘する」というと、ツルハシを持って洞窟のような場所で、ガンガンと音を立てながら、掘っているのをイメージしていましたが、これはおそらく、中近東などの外国のやり方だと思います。

彼らは、体力があったから、それでも、よかったのかもしれませんが、体力のない人間は大変です。


日本の場合は、川に、「水銀」と「泥」を混ぜた物質を、ただ流したそうです。

そうすれば、「磁石」に引き寄せられる「砂鉄」のように、「水銀」に「金」が、自然に、くっついてきたのだそうです。

そして、後から、その周囲で火をたくと、自然に泥が落ち、水銀は蒸発して気化するので、後には、「金塊」が残ったそうです。

こうやって、日本人は、「金」を簡単に手に入れていたのだそうです。

これが、「黄金の国ジパング」の秘密です。

やはり、日本人は賢いですねー!

 

このやり方は、それからずーっと後、19世紀の半ばのアメリカの「ゴールドラッシュ」の時にも、使われていたようです。

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いくら、「金」の埋蔵が多くても、それを、取り出す技術がなければ、文字通り、「宝の持ち腐れ」です。

「金鉱」を発見しただけでは、実は、「金」は手に入らなかったのです。

「水銀」も、同時に発見して、その「水銀」を道具にして使いこなした人が、「金」を手に入れることができたということです。

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「水銀」です。

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自然界では、こういうふうに存在しているそうです。

これは、「辰砂」と言われていて、硫化水銀からなる鉱物だそうです。

別名では、「賢者の石」、「丹砂」、「朱砂」などとも呼ばれているそうです。

日本では、古来から、「丹(に)」と呼ばれていたようです。

これが、大和地方の「赤土」の正体であり、日本の歴史上、最重要な鉱物なのです。

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この機会に、ついでに、日本における、「金」と「水銀」の話も書いておきます。


「丹」という文字が入る地名は、「水銀」の産地であることが多いそうです。

特に、「丹生(にゅう)」という名前の神社は、「水銀が採れる土地」という意味の神社なのだそうです。

 

たとえば、「丹生川上神社」などは、その場所だったのです。
「丹生神社」という名前の神社は、現在、奈良県や和歌山県に、特に多いようですが、「水銀の女神」であるとされる「丹生津姫」が、祀られているようです。

あとは、以前にも書いたように、日本の天皇家のルーツとも深い関係にあります。

 


私の想像ですが、日本において、「エンリル」のグループは、地球の王様でもあったので、「表」の政治などに、力を注ぎたかったので、こういう泥臭い、「金脈」を探して、「水銀」を使って「金」をつくるといような仕事は、したくなかったのだと思います。

それで、「エンキ」のグループが、この作業に、「裏」で従事させられていたのだと思います。

世界中、どこに行っても、あくまでも、「表」は「エンリル」で、「裏」が「エンキ」なのです。

これは、どちらが偉いというわけではないと思いますが、何かの理由で、そういうふうに、便宜上、地球の支配構造を分けたのだと思います。


「貴族」や「僧侶」などの権力者は、「エンリル」のグループが多かったと思います。
「技術者」は、「エンキ」のグループだっと思います。

 

そして、この技術者の集団が、日本における、「錬金術師」でもあったのです。

この技術者たちは、普段は、「山伏」の姿をして山岳修行を装いながら、実は山の中で、「水銀」を探したり、「金」の採取もしていたようです。

現在は違うと思いますが、昔は、「山伏」の一番の仕事は、「錬金術師」としての仕事、二番目の仕事は、「薬草探し」、三番目に、「精神修養」だったそうです。

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太古の昔、「表」の日本史を操作していた、「エンリル」のグループは、「裏」の日本史を操作する役目の「エンキ」のグループを下に見たり、蔑視していた形跡があります。

彼らは、「エンキ」のグループである、技術者集団、つまり、日本における、「錬金術師」たちのことを、馬鹿にして呼んだりもしていたようです。

「鬼族」と呼ぶこともあれば、「土蜘蛛族」と呼ぶこともあったそうです。

いずれも、「蛮族」という意味です。


大和地方では、「水銀」を使いこなして、「金」を採っている「錬金術師」たちのことは、「土蜘蛛」と呼んで、特に馬鹿にしていたようです。

これは、彼らが馬鹿だったわけではなくて、逆に、あまりにも、頭脳が明晰で賢すぎるために、脅威を感じて恐れていたのだと思います。

「恐怖心」の裏返しが、「蔑視」なのです。

 

昔、「錬金術師」たちのことを、馬鹿にした絵が現在でも残っています。

妖怪、「土蜘蛛」として描かれています。

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一説によると、この「土蜘蛛」のグループは、ある時に、とうとう、「大和」の土地から、追い出されたそうです。

「追い出された蜘蛛」の一族が、「出された蜘蛛」と呼ばれ、現在の島根県に、移住したのだそうです。


「出された蜘蛛」→「出された雲」→「出雲」
こういう流れだそうです。

「土蜘蛛」のグループが、「大和」から移住した先が、「出雲」だったということです。

 

そして、その「土蜘蛛」のグループのリーダーだった男が、「水銀を使う名人」だったことから、「朱砂を使う名人」と呼ばれていたそうです。

そのリーダーの正体です。
「朱砂を使う名人」→「朱砂の王」→「スサノオ(素戔嗚)」
こういう流れです。

 

そういえば、弟のスサノオは

「姉のアマテラスのいる機織り小屋に、馬の皮をはぎ、そこから、その皮を投げこんだ」

という神話が残っていますね。

これは、もしかしたら、「スサノオ」の正体は、「エンキ」がシェイプシフトした存在で、自分の遺伝子の中に、「馬」の遺伝子を投げ込んで、「馬+人間」になったのかもしれません。

そして、それを見た、「エンリル」がシェイプシフトした「アマテラス」が怒って、天岩戸に隠れたという話かもしれません。


もちろん、私の勝手な想像であり、仮説です。

もしもそうだったら、面白いですね。

 

「エンリルのグループ」=「表の神様グループ」=「アマテラス」=「伊勢神宮」

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「エンキのグループ」=「裏の神様グループ」=「スサノオ」=「出雲大社」

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こういう方程式が、また出来上がるのです。

 

 

 

おっと、話が脱線しすぎたので、再び、「ラスベガス」の話に戻しますね。

 

 

ラスベガスという街は、このように、「ゴールドラッシュ」によって、一攫千金を果たした成金の男たちの社交場として、始まったという説が有力みたいです。

大金持ちになった男たちが、次に狙うのは、やはり美女です。
しかも、生涯の伴侶となるような女性です。

 

そして、できれば、お金の力で落とせないような大金持ちの令嬢が、奥さんに欲しいと思ったようです。
ただ、大金持ちの令嬢たちは、父親も金を持っているので、お金欲しさに結婚することはありません。

 

そこで、成金の男たちが何をやったかというと、それが、「ギャンブル」なのです。
勝つためにやるのではありません。
負けるためにやるのです。


たとえば、現在の日本円にして、100億円持っているような男が、一晩で100万円、ギャンブルで勝っても、面白くもなんともありません。

本人も感動しないし、周囲の人たちも、

「金持ちが、これ以上金稼いで、どうするんだ?」

というかんじで、冷めた目で見るでしょう。


具体的には、成金たちは、金持ちの令嬢たちが集まるようなギャンブル場に行って、大金を賭けます。
そして、ボロボロに負けるのです。
なるべく一度にたくさんのお金を、とられるような負け方をします。

 

その時の、負けた時の顔の表情を令嬢たちは見ているのです。

このときに、たとえば、1000万円くらい負けて、

「チクショー!!」

などと叫んで取り乱したら、男を下げるのです。


1000万円くらい一度に負けた後に、ポーカーフェイスで、

「今夜も、楽しませてもらったぜ。ほれっ、チップだ」

こう言い残して、さらに500万円くらいの札束を、バサッと置いていうことで、令嬢たちに、男っぷりをアピールしたのだそうです。

 

「カッコイイー!」

と令嬢たちが、思ったかどうかはわかりませんが、成金の男たちは、これをやることによって、

「俺は、お金だけの男じゃないんだぜ。俺は、そこらへんの成金どもとは違うんだぜ! オイ、こんな俺に惚れるんじゃないぜ!」

と言いたかったようなのです。


ちなみに、英語の「ダンディー」という単語は、この時期にできたという話を聞いたことがあります。

世界一お金に執着している人たちが、集まりそうな街の歴史が、

「世の中は、お金が全てではない」

と言いたい男たちから、スタートしているというのが面白いですね。(笑)

 

 

 

次に、「ギャンブル」そのものについて、書いてみます。

ラスベガスのように、ギャンブルで、できた街もありますが、世界中のありと、あらゆる場所で、ギャンブルや博打などの賭け事は、昔から楽しまれています。

娯楽として、楽しんでいる人もいれば、これで人生がダメになり、自殺してしまう人もいます。


アメリカでは、「ギャンブル」という産業は、「麻薬産業」に、分類されているようです。

つまり、外から違法のドラッグなどを服用したりはしませんが、ギャンブルで勝った時に、脳内麻薬が分泌されることから、「麻薬産業」だという位置づけに、なっているそうなのです。


そのメカニズムは、単純なのですが、たとえば、パチンコで最初の台で、たまたま10万円が当たって、玉がジャラジャラと出たとします。
このときに、ある種の脳内麻薬が、ドバーッと放出されるそうなのですが、怖いのはその後です。

 

この脳内麻薬は、次に出るのは、10万円以上からになるみたいなのです。
9万9千999円までは、この麻薬は、出ないのだそうです。
だから、一度、この麻薬が出た人は、次に、10万円以上が出るまで、パチンコ店に通い続けることになるようなのです。

でも、10万円以上なんて、そんなに簡単には出ないので、それ以降は、どんどんお店にお金を、とられ続けるということに、なりやすいのです。
パチンコ店は、こういうことを、よく知っているみたいです。

だから、開店の時は、大盤振る舞いで、バンバン玉を出し、あとから、ずーっと搾り取るということをやるのです。


これは、パチンコ以外でも、競馬や宝くじなどにも、いえるのかもしれません。
さらに、タバコやお酒、もしかしたら、恋愛などにも部分的には、当てはまるのかもしれません。

快感というものは、人間にとって、ほどほどであれば快適だけど、度が過ぎると危険であるということです。

 

 

1998年の元旦に、日本から来ていた弟と、初めてラスベガスに行きました。

その時から、ギャンブルの魅力に、とりつかれたのですが、特に大好きだったのが、「ブラック・ジャック」でした。
この単純なカードゲームの虜になりました。

 

なんでも、やるときは、徹底的にやらなくては、気がすまない性分なので、ラスベガスの街の構造やギャンブルの仕組み、さらに、ブラック・ジャックのルールから、攻略法、確率学、心理学的な駆け引きまで、かなり本気で勉強しました。

まず、ラスベガスの街で、気がついたのは、

「特別な経済特区でもある」

ということです。

 

税金などの制度も、他の州や街とは、違うみたいのですが、一番驚いたのは、「クレジットカード」でした。

なんと、ラスベガスの街の中では、クレジットカードでキャッシングをすると、上限金額がなくなるのです。

知り合いから、教えてもらったのですが、ためしに、上限額が、日本円で10万円のカードで、30万円くらいの現金を引き出したら、本当に出てきたのです。

「こわ~い!」

と、思いました。

 

聞くところによると、パスポートだけでも、カジノ側は、いくらでもお金を貸してくれるみたいです。
だから、ここで人生をダメにしてしまう人が多いのですね。


また、これも噂ですが、ラスベガスの特別条例みたいなものが、たくさんあり、ホテルの窓が、数十センチしか開きません。

これは、表向きは、自殺の予防ということになっているのですが、一昔前は、大金を儲けた客を、自殺に見せかけて殺すホテルが、あったために、政府が、こういう窓にしたのだそうです。

 

日本でも、「カジノ構想」が、たびたび話題になりますが、こういうことを考えた上で、判断したほうが、いいと思います。


ラスベガスのカジノ場には、天井に、たくさんの「アイ・イン・ザ・スカイ」と呼ばれている監視カメラが、据付られているのですが、ここで、監視しているのは、元イカサマ師たちだそうです。

 

下手なイカサマをやれば、見破られ、厳重注意されてから、場合によっては、街への立ち入りが、禁止されることもあるそうです。
ブラックリストに、載ってしまうのだそうです。

 

ただ、上手いイカサマをやると、元イカサマ師の監視員たちから、

「俺たちと一緒に仕事しないか? こちらのほうが儲かるぜ!」

と、スカウトされるのだそうです。

面白いですね。

 

ラスベガスの場合、街の中に、ネバタ州立大学があるのですが、この大学に、ギャンブルを教える学科があるみたいで、カジノ場には、この大学の学生たちも、アルバイトで勤務していることなども知りました。

 

彼らは、特殊な訓練を受けるらしく、たとえば、ブラック・ジャックなどのカードゲームをする時、出たカードを、ぜんぶ記憶しているのだそうです。

さらに、それの記憶から、次の場面で、ブラック・ジャックが並ぶ確率を、瞬時に計算できるのだそうです。

 

噂によれば、プロだと、小数点第二位まで、その確率をだすそうです。

「次のカードを開く時、ブラック・ジャックが並ぶ確率は、34.73%だ」

というかんじらしいです。
まるで、コンピューターと勝負しているようなかんじなんですね。

彼らは、それ以外にも、さまざまな心理戦を知っていて、かなり本気でやらないと、勝てないように、なっているみたいです。

 

そのラスベガスですが、ある時期は、週に3回くらい行っていました。
ぜんぶあわせると、25回くらい行きました。
これくらい通うと、いろいろなことが、わかってきます。

 

ストリップ通りというメインストリートがあるのですが、ここは有名な観光地ですが、たくさんの無料のアトラクションを、やっています。

なぜ、ここで、やっているのかというと、詳しいことは省きますが、お客さんの側が、ギャンブルで勝つのが、難しい仕組みに、なっているからです。


繰り返しますが、イカサマはやっていないのですが、マシンの構造や街の構造自体が、お客さんの側が負けやすいように、なっているみたいです。

だから、負けた後も、

「損をした! チクショー、もう二度と来るもんか!」

と、思わせないように、金銭的も負けても、無料のアトラクションやショー、美味しい料理なので埋めあわせて、満足して帰ってもらい、また次回も来てもらうために、様々なサービスを提供しているのです。

 

ギャンブルそのものを楽しむのであれば、ちょっとメインストリートから離れた、ダウンタウンで、プレイするのがオススメです。

現在は、どうなのかわかりませんが、当時は、ダウンタウンにある、「ラスベガスクラブ」という名前のホテルが、

「世界一、ブラック・ジャックで、お客さんが勝てるカジノ場」

だと言われていました。

行ってみると、本当にそうでした。
ここは、古き良き時代のラスベガスのギャンブルが、残っていました。


本気でやって、運がよければ、日本円で、10万円くらいまでは勝たしてくれるシステムに、なっていることもわかりました。

交通費と滞在費が、ペイできるくらいの金額は、たまに勝てるみたいです。
リピーターにするためです。
ただ、それ以上欲を持つと、巻き上げれれる仕組みに、なっているみたいです。

 

ロスからラスベガスまでは、車やバスなどで、よく通いました。
たまに、飛行機でも行きましたが、空港で飛行機から降りたら、目の前に、いきなりスロットマシンがあるのには、笑ってしまいました。

 

最初の頃は、いろいろなホテルで、やっていたのですが、後からは、前述の「ラスベガスクラブ」という場所だけで、勝負していました。
ここまで来ると、もうマニアですね。
だいたい12時間くらいぶっ通しで、一晩中プレイしていました。


ラスベガスのホテルは、寝室は、普通のエアコンなのですが、カジノ場のエアコンからは、酸素が出ていて、元気になるように、なっているみたいです。

部屋に帰ると、グッタリするのですが、カジノ場では元気になります。
だから、自然に、お客さんは無意識のうちに、頻繁にカジノ場に通うようになるみたいです。

さらに、ホテルによっては、照明で人工の昼と夜を演出して、時間の感覚を麻痺させるようにしています。

人が、歩く導線にも、様々な工夫がされていて、街全体が、ギャンブルのための大仕掛けに、なっているのです。

 

毎回、1万円~5万円しか賭けないので、金銭的な損失は、あまりありませんでした。
勝つことが、目的ではなく、雰囲気を楽しみにたくて、行っていたからです。

さらに、いろいろな仕組みを、知りたいというのが、一番の目的でした。

 

ただ、いろいろ調べているうちに、どうしても、わからないことが、出てきました。

他のホテルは、ともかくとして、この「ラスベガスクラブ」というカジノ場では、「ブラック・ジャック」というゲームに限っては、確率的に、お客の側が有利なはずだったのです。

 

数学の考え方だと、確率的に有利であれば、少ない金額を、チビチビ賭けていれば、長時間やれば、最終的には勝てることが、多いはずなのです。

それでも、実際には、だいたい、毎回負けて、最後は、帰りの交通費だけを持って、逃げ帰るようなことが、多かったのです。

「理論的には、勝てるはずなんだけどな… どうして勝たないんだろう?」

と、いつも考えていました。

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そんなある日のこと、ロスのリトル東京で、ある本を手に取りました。

タイトルは忘れましたが、ジャーナリストの落合信彦さんの本でした。
だいたい、こういう話だったと思います。


落合氏が、若い頃、ラスベガスに、はまった時期があったそうです。

ある日、勝ちまくって、チップを山のように積んでいたら、隣に座っていた、おじいさんが、

「おい、若いの、そろそろ、このあたりでやめておけ。オマエは、あと4回くらいは勝てるが、5回目くらいからか負け始めて、最後にはスッカラカンになるぞ!」

と、忠告してきたのだそうです。


落合氏は若かったので、強気で、

「このじいさん、何言っているんだ? 俺は、今夜はツキまくっているんだ。この俺が、負けるわけないだろう」

こう思い、その忠告を無視して、ゲームを続けたそうです。

すると、不思議なことに、その後、本当に5回目くらいから負け始め、最後にはスッカラカンに、なったそうです。

 

ビックリして、ディーラーの人に、

「あのじいさんは、何者だ?」

と、尋ねると、

「あんた、あのじいさんを、知らないのか? あの人は、ラスベガスの伝説といわれた、ラスベガス最強のギャンブラーだぞ」

と、教えてもらったのだそうです。

落合氏は、急いで、そのじいさんを追いかけて、探し出したそうです。

 

それから、そのじいさんに、

「どうして、俺が負けることが、あんなに正確にわかったんだ? どういう運の読み方を、しているんだ? よかったら、後学のために教えてくれないか?」

と、頭を下げて訊いたそうです。

 

すると、そのじいさんの答は、意外な答だったそうです。

「オマエが、どんなに強くても、20人と喧嘩したら、勝てないだろう?」

落合氏は、これを聞いて、ビックリしたそうです。


そうなのです。

そのじいさんは、「運」の流れなど、見ていなかったのです!

「脳内疲労」

ここに、着目していたのです!

 

つまり、落合氏は、一人で、プレイを続行しているのですが、ディーラーは、15分~30分で交代します。
疲れた脳の落合氏に、20人の元気な脳が、立て続けに勝負を挑んでくるのです。

アルバイトのディーラーが、フレッシュな脳で、どんどん出勤してくるシステム。
これが、ブラック・ジャックなどのカードゲームの秘密だったのです。

 

「運」

「確率」

「駆け引き」

「心理戦」

一見、こういうことだけに、目がいくように、仕向けていて、実は、

「脳内疲労」

これを、狙っていたということに、落合氏は気がついたのだそうです。


このじいさんは運気ではなくて、落合氏の顔の表情や動作から、

「あと5回くらいプレイした頃から、脳が疲れれてきて、判断力が落ちる。だから負ける」

と、判断していたのです。


ホテルの建物のエアコンからは、酸素が出ているために、身体は元気になっています。
でも、照明のなどで、時間の感覚を狂わせたり、バニーガールなどのセクシーな女性が、無料でアルコールを配ったりして、脳を疲労させていたのです。

「身体は元気だが、脳は疲労している」

という錯覚で、皆、負けていたのです。

 

目から鱗でした…

「そうか… そういうことだったのか…」

ようやく、ラスベガスの秘密がわかって、嬉しくなりました。

「それにしても、お金を儲ける人たちって、ここまで仕掛けをするんだな…」

こう思って驚きました。

それから、さらに、いろいろ調べて、

「よし、今夜でラスベガスで、ギャンブルをする最後のプレイにしよう」

こう思って、「ラスベガスクラブ」に行って、「ブラック・ジャック」をやりました。
全身全霊をかけて、本気で勝負しました。
脳が疲れてきたと思ったら、部屋に戻って、積極的な休息もとるような作戦に、変更しました。

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しかし…

最後には、スッカラカンになって、ボロ負けしていました。


なけなしのお金を賭けて、財布のお金がゼロになったことを、ディーラーに伝えたら、そのディーラーが、

「あなたのこと気に入りましたよ。ずいぶん勉強したんですね。あなたのような賢い賭け方をするお客さん、初めて見ましたよ」

こう言って、褒めてくれたのです。

 

「ユー アー クレバー!」

というセリフが、耳に残りました。

この言葉を聞いたら、ホッとして、それから目から、少しだけ涙がでてきました。

 

驚きました。
こういう涙が出てくるというのは、何かを本気でやった時です。

「たかが、ギャンブルじゃないか」

と思う人もいるでしょうが、どんなことでも、ある時期、ひとつのことを本気で真剣にやるということは、やはり、いいことなんだと思います。


この瞬間が、自分のギャンブルの卒業式だったと思っています。
これ以降、ギャンブルは、やっていません。

「ラスベガスで、運よく勝った!」

という人は、たくさんいるでしょうが、

「ラスベガスで、プロのディーラーから褒められた!」

という人は、あまりいないと思います。
これっ、けっこう自慢です。(笑)

 

ギャンブルをやめたのは、他にも、当時やっていた、「パワーリフティング」というう競技の記録が、伸びてきて、こちらのほうに、魅力を感じはじめたということも、理由の一つです。

ギャンブルに夢中になっていた頃は、これよりもワクワクするものが、なかったからでした。

逆に言うと、もし、ギャンブルを、やめたいと思ったら、それよりもワクワクするものを見つけることです。

 

「道徳」などでは、やめられません。

私のように、人生が破滅しない程度で、とことんやってみても、いいかもしれません。

 

 

「ラスベガス」では、本当にたくさんのことを学びました。
あの時の経験は、無駄ではないと思います。


あれから、18年以上の歳月がたちました。

「ラスベガス」に行かなくなって、しばらくしてから、「パワーリフティング」の世界大会で優勝したり、「精神世界の鉄人」というサイトを作成したり、起業していろいろなビジネスをやったりしました。

「ギャンブル」なんか、比較にならないくらい、楽しくて充実したものを見つけることができたのです。


現在は、いろいろなセミナーを開催したり、個人セッションをしたりして、静かなワクワクを感じながら、毎日地道に、コツコツ仕事しています。
苦しいことも、楽しいことも、同じくらいありますが、とても充実した毎日を生きています。




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