精神世界の鉄人

UFOやチャネリング、霊、輪廻、超古代文明などの不思議な話題から、ビジネス、経済、政治、歴史、文化などの社会問題、そして、恋愛や結婚、ダイエット、旅などの現実的な話題まで、幅広く、日々感じたことを、書き綴ってみますね。

日本人の笑い

ネットサーフィンをしていると、いろいろな情報を知ったり、気づきがあったりして、勉強になります。
特に自分の知らない、ユニークな見解、それから、独自の考えなどに触れると、とても嬉しいです。

 

精神世界のサイトにも、いろいろな考え方の人がいますが、私は、どちらかというと、明るくてポジティブな話が好きです。
あと、笑える話が大好きです。

友人たちと食事するときなども、いつも皆で、ずっーと笑っています。
やはり、「ユーモア」や「ジョーク」って大事だと思います。

 

「ジョーク」というのは、もともと、トランプの「ジョーカー」からできた言葉だという話も、聞いたことがあります。


昔のヨーロッパで、王様が絶対権力を持っていた頃は、いろいろと失敗をしたりして、国が、うまくいかなかったことが多かったそうです。

そこで皆で、いろいろ考えた結果、
「あまりクソ真面目に、政治をやるのはよくない。やはり笑いやユーモアは、国の潤滑油になるから、お城の中にジョーカーという存在をつくろう」
ということで、現代のお笑い芸人や漫才師のような、「ジョーカー」という存在を、城内においたそうです。

 

このジョーカーだけは、王様などをどんなに茶化したり、馬鹿にしてもいいという特権を持っていたそうです。
これによって、お城や国のバランスを保つことに成功したのだそうです。

今でも、「ジョーカー」は、トランプというゲームでは、オールマイティのカードですよね。

現代の日本でも、お笑いタレントなどが、政治家などを茶化したり、馬鹿にしたりしていますが、あれは、いいガス抜きになっていいみたいです。

 

精神世界の業界にも、こういうユーモアやジョークは、とっても大切だと思います。

この業界の特性から、真面目すぎる方向に行きやすい傾向があるからです。
あまり不真面目なのも、ダメですが、真面目すぎるのもよくないと思います。

なんでも、バランスが大事だと思います。

 

 

年末年始は、面白そうなテレビ番組を録画予約して、時間のあるときに見ていました。

「テレビ番組はくだらない!」

と言って、まったく見ない人もいますが、これは、あまりにも、もったいない態度です。

たしかに、くだらない番組が多いのですが、素晴らしい番組もあります。

自分にとって興味のある、面白い番組だけを選択して見ればいいと思います。

 

格闘技や歌番組、お笑い、旅、スポーツ、歴史ドラマなど、いろいろな面白い番組を見たのですが、特に印象に残ったのは、
「バイプレイヤーズ 〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜」

という番組でした。

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深夜に放映されていて、なんとなく見始めたのですが、最初は、

「くっだらね~!」

と思いながら、暇つぶし程度に見ていたのですが、

そのうち、

「次の展開は、どうなるんだろう?」

こう思って、だんだん内容に引き込まれていきました。

 

再放送だと思いますが、私は、この番組の存在を、それまで知らなかったのですが、まったく展開が読めず、最後まで楽しく見ました。

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主演は、遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研の6人でした。

ちなみに、「バイプレイ(英語:byplay)」とは、脇役の演技の意味だそうです。

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このドラマを注意深く観察してみると、「日本人の笑い」における二大潮流が、見事にバランスよく、ブレンドされていることがわかります。

日本には、大きく分けて、2種類の笑いが存在しているそうです。

 


「笑い」というものは、奥深いです。
映画やドラマを、制作する監督や脚本家、そして、俳優さんや女優さんたちも、
「人を泣かせるよりも、笑わせるほうが難しい」
という意見を、よく口にするようです。
それだけ、笑うという感情は、高度なものなのでしょう。

 

日本人の笑いの底辺は、長い歴史をさかのぼれば、落語や漫才などからも、影響を受けているでしょう。
さらに、もっと古い文化や外国からも、いろいろな影響を受けていると思います。

 

比較的最近に話を絞ると、日本人の笑いには、大きく分けて、前述したように2種類があるそうです。
それは、「ドリフ系」と「ひょうきん族系」の二つだそうです。


若い人は、よく知らないかもしれませんが、昭和の時代に、お茶の間で大人気だった二大番組が、「8時だョ!全員集合」と「オレたちひょうきん族」なのです。
前者は、ザ・ドリフターズがやっていた番組ですね。
後者は、ビートたけしさんや明石家さんまさんなど、現在でも活躍しているお笑いタレントが、たくさん登場した番組です。


「ドリフ系」の笑いとは、「単純な笑い」です。
非言語コミュニケーションの部分も、大きいです。
言葉がわからなくても、動作などで笑えるのです。
「外国人でもわかる笑い」といっても、いいと思います。

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それに対して、「ひょうきん族系」の笑いとは、比較的「複雑な笑い」です。
これは、ある程度、日本の文化や歴史、その時の社会情勢、流行のファッションや音楽、芸能関連のニュースなど、世間的なことがわからないと、笑えない笑いです。
おそらく、日本語わかる外国人でも、日本の文化やその背景などが、かなりわかっていないと、笑えない笑いだと思います。

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たとえば、アメリカなどで、旦那さんがアメリカ人で、奥さんが日本人の場合、二つの番組を英語の字幕付きでテレビで見た場合、「8時だョ!全員集合」は、アメリカ人の旦那さんも、一緒に笑えるでしょう。
一方で、「オレたちひょうきん族」のほうは、アメリカ人には、ニュアンスがあまり伝わらないかもしれません。
日本の社会を、いろいろ深く知っていないと、わからない話もあるからです。

 


この二つの笑いを、自分なりに考察してみました。
すると、面白いことに気がつきました。

 

「8時だョ!全員集合」のほうが、最初に始まったのですが、日本の家庭には、その頃までは、まだ大家族が残っていました。
つまり、祖父母、両親、子供たちという家族構成で、三世代が一緒に住む家庭も、けっこうあったのです。
だから、「ドリフ系」のような笑いが求められたのかもしれません。
当時は、テレビも一家に1台しかない家も、多かったので、一度にお年寄りも大人も子供も、一緒に笑えるような単純な笑いが、必要だったのでしょう。


一方、「オレたちひょうきん族」の始まった頃は、そのちょっと後で、少しづつ核家族化が進んできた頃でした。
だから、お年寄りも別居していたり、一家にテレビが2台や3台ある家も増えてきた頃です。


この時に、「ドリフ系」の笑いでは、少し飽きてきた若者向けに、少し複雑な「ひょうきん族系」の笑いも、求められてきたのだと思います。
もうちょっと知的で、ウイットやユーモアを感じるような笑いですね。
私が、中学生の頃に、「オレたちひょうきん族」が始まったのですが、クラスメイトでは、「ひょうきん族系」のほうが面白いという人のほうが、多くなっていた記憶があります。

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30歳から、アメリカに留学したのですが、ある英語学校での授業中に、英単語の「similar(~とよく似た)」を使って、会話するというレッスンがありました。

 

その時、隣の席の台湾の女の子と組んで会話していたら、私の発音が悪かったみたいで、
「えっ、何? シムラ? どうして、ここで、シムラの話をするの?」
と言いながら、ドリフのメンバーの志村けんさんの「髭ダンス」の真似をしながら、聞いてきて、大笑いしたことがあります。

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「日本の志村を、知っているの?」
驚いて尋ねたら、
「ええ、モチロン。台湾で、シムラの髭ダンスを知らない人いないわよ」
と言われました。
「そうか… ドリフのようなシンプルな笑いは、世界中で通用するんだな…」
しみじみと、こう思いました。

 

非言語コミュニケーションは、世界共通です。
音楽、絵、踊り、スポーツ、格闘技などですね。
外国人と交流する場合、モチロン言葉も大切ですが、こういう言葉以外の交流も、同じくらい大切です。

 

そういえば、ドリフの「髭ダンス」は、「チャップリン」の笑いから、ヒントをもらったのかもしれません。
チャップリンの笑いも、ほとんど言葉はなく、動作などで笑わせる笑いでしたね。
お笑い番組を見る時、こういう視点で眺めてみると、またいろいろな発見があると思います。

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