精神世界の鉄人

UFOやチャネリング、霊、輪廻、超古代文明などの不思議な話題から、ビジネス、経済、政治、歴史、文化などの社会問題、そして、恋愛や結婚、ダイエット、旅などの現実的な話題まで、幅広く、日々感じたことを、書き綴ってみますね。

人脈

「仕事」について考えてみましょう。

仕事というのは、大きく分けて、二つに分けられます。

一つ目は、会社などの組織に勤めながら給料をもらう、サラリーマンという仕事のスタイル。

二つ目は、自分で個人事業主になったり、会社経営などを始めるような、独立や起業家のスタイル。

この二つには、大きな違いがあります。

 

環境や状況にもよりますが、前者は、相対評価の世界だということです。

つまり、大企業などに勤めると、やはり、出世したいと思うでしょうが、皆が平社員から、課長になれるわけではありません。

そして、部長になれるのは、その課長よりも少数です。

取締役や社長は、それよりも、さらに困難です。

つまり、

「誰かが出世したら、一方で、誰かが出世できなくなる」

という特徴のある、「勝ち負け」の世界です。

その影響で、他人の足を引っ張ったりするような、嫉妬や妬みによる競争になりやすいです。

ただ、収入は安定しているし、皆で協力して、一つのことを成し遂げられるという喜びも、感じられたりします。

協調性があって、和の精神をもっている人は、こういう環境がいいと思います。

 

反対に、後者は、絶対評価の世界です。

独立すると、誰も命令や指図はしてきませんが、全部、自分でやらなくてはいけなくなります。

「頑張ったら、頑張っただけ、収入が得られる」

という絶対評価の世界です。

自分が儲けたからといって、別会社の経営者の収入が減るということは、あまりないのです。

だから、まわりに気がねすることも少なくなります。

ただ、収入も不安定だし、失敗したら、全責任を、自分が負わなくてはいけません。

ほぼ完全に、自己責任の世界です。

なにか特別の使命をもっている人や、ずば抜けた才能ややる気をもっている人は、こういう環境が、いいと思います。


人生を旅行に例えると、前者のサラリーマン的な生き方は、電車の旅です。

レールが、最初から敷かれていて、行き先も最初からだいたいわかっています。

冒険心が刺激されることは、少ないですが、事故の危険性が少なく、席に座りながら、ゆっくりと音楽を聴いたり、弁当を食べて、友人とおしゃべりしたりすることもできます。

 

後者の起業のスタイルは、車の旅です。

道路を走るので、行き先は無限通りにあります。

どこに行くのか、その時の自分の気分次第で、自由に決めることができます。

冒険心を刺激されて、ワクワクしますが、事故の危険性は、電車よりも高まります。

自分の運転に、全責任を負わなくてはいけません。

だから、運転中はあまり気が抜けません。

 

どちらの旅も楽しいです。

どういう旅がいいのかは、好みの問題です。

 

「両方楽しみたい」

という方は、会社勤めをしながら、「週末起業」するという手段もあります。

つまり、月曜日から金曜日までは、「生活の安定のため」と割り切って、そこそこ、合っている会社で、サラリーマンをして生活費を稼ぎ、土曜日と日曜日などに自宅で、本当に好きな仕事をやるという選択です。

そして、少しづつ週末起業の仕事で利益がでて、生活していくだけの収入ができたら、会社を辞めて、本格的な独立起業のビジネスを、スタートさせるというやり方ですね。

これだと、あまりリスクもなく、気軽にスタートできます。

二つの仕事の狭間で、迷っている人には、私はよくこの方法を勧めます。

 

あとは、現在では、インターネットを活用した副業もたくさんありますね。

起業を考えている方は、まずは、こういう小さな一歩から、踏み出してみるといいと思います。

 


先日、久しぶりに都心まで出かけたので、満員電車に乗りました。

私は、現在はほとんど、自宅で仕事しているので、満員電車に乗る機会は少ないのですが、サラリーマン時代は、平日は毎日乗っていましたね。


サラリーマン時代、連休明けが一番精神的に、きつかった覚えがあります。

ゴールデンウイークの後なども、よく、「五月病」になり、職場に行く時間が地獄でした。

本当に、好きな仕事だったら、そういうことにはならないと思いますが、それほど好きではない仕事をやると、自然に職場が苦しく感じるのです。

 


1996年に、サラリーマンを辞めて渡米しました。

それから、約6年の留学を終えて、1998年頃から独立起業を志し、2002年の秋から、現在の本業、「キネシオロジー」で、本格的に起業しました。

今年で起業して、20年以上になります。

最初は個人事業主でスタートして、2007年に株式会社を設立して、代表取締役になりました。

まあ、小さな会社ですし、たくさん儲かっているわけでもないのですが、とりあえず、好きなことで、飯が食っていけるという、昔からの小さな夢を実現させています。


大企業を経営して、大成功しているわけではないので、大きな夢を持っている人には、あまり参考にならないと思いますが、

「自分の好きなことで生活していきたい。毎日、楽しくワクワクしながら、生きていきたい」

という小さな夢を持っている人には、自分の体験から、かなり的確なアドバイスができます。

 

起業する場合、理想的なのは、あまり周囲から理解されにくいビジネスが、いいということです。

まったく理解されないのもダメですが、説明しても、

「なにそれっ? そんなビジネス、聞いたことないですよ。やめておいたほうが、いいですよ…」

というかんじで、周囲から反対されるくらいが、ちょうどいいのです。

「ああ、そのビジネス、いいんじゃない。がんばってね!」

と簡単に、理解されるようなものは、すでに、やっている人が、たくさんいるビジネスなので、チャンスは、少ないと思っておいたほうがいいです。

 

今でこそ、「キネシオロジー」という施術は、世間での認知度が、ちょっとは広がっているようですが、私が、2002年に、キネシオロジーで起業した時は、家族や友人、知人たちから、

「えっ? キネシ…、なんですって? もういちど言ってみてください。そんなへんな仕事で、食って行けるんですか? やめておいたほうがいいと思いますよ…」

と心配されました。

このくらいのビジネスが、理想的なのです。(笑)

 

パイオニアというものは、「孤独」です。

いや、正確にいうと、「孤高」なのです。

はじめてやるものは、理解されなくて当然なのです。


だから、起業する場合の心構えとしては、「孤高」を覚悟しなくては、いけないということです。

言い換えると、

「なんでもかんでも、全部一人でやるしかない」

という気持ちで、ビジネスをスタートしなくてはいけないということです。


漢字にも、それは表現されています。

「起業」

という漢字は、

「己が、走るという業(行動)」

なのです。

一方、

「企業」

という漢字は、

「人を、止めるという業(行動)」

なのです。


最初に起業する時は、とにかく、一人で朝から晩まで突っ走る。

それから、ある程度儲かって人が集まり、会社が大きくなってきたら、今度は、従業員が辞めないように、環境つくりをする。

これが、「起業」から「企業」への移行のしかたなのです。

漢字って、面白いですね。

 

 
では、本題に入ります。

 

起業する場合、このように、とにかく、自分一人だけの戦いを、しばらくは続けなくてはいけないのですが、これに耐えた人だけが成功できるみたいです。

厳しいことをいうと、最初から人を当てにしたり、誰かから助けてもらおうという甘い考えの人は、起業で成功することは難しいのです。


私自身は、一度も、「異業種交流会」だとか、「名刺交換会」のような場所には行ったことがありません。

こういうところで、素晴らしい出会いがあったり、これをキッカケに、いいビジネスが、スタートすることも、モチロンあるとは思いますが、自分は行こうとは思いませんでした。


起業したばかりの頃は、そんな場所に行くよりも、一人でも多くの人を、キネシオロジーで、健康で幸せになってもらいたいと考えていました。

そして、その気持ちをコツコツと毎日、実践してきただけです。

何かに迷ったり悩んだ時も、まずは自分でとことん考える。

それから、本を買って読んだり、インターネットで調べたりしました。

それでも、どうしても、わからないことがあった時だけ、師匠や先輩に相談したりしていました。

 


アメリカに住んでいた頃に、日本人で、

「アメリカで一旗揚げてやるぞ! アメリカンドリームを実現させるぞー!」

と威勢のいいことを言って、起業している若者などをよく見ました。

彼らが、まっさきにやっていたのが、「人脈づくり」でした。

でも、あれから、20年以上の歳月が、たちますが、この「人脈づくり」に夢中になっていた人で、成功している人には、あったことがありません。


成功している人たちは、そんなことしないで、自分が好きなこと、そして、世の中の役にたつことを、無我夢中で、ひたすらやり続けてきた人たちです。

「人脈をつくりたい」

と思っている人のほとんどは、自分の利益のために、それをやっている人が、多いような気がします。

「相手を利用しよう」

という気持ちが、奥底に隠れていることが、多いということです。

そういう気持ちからは、いい人間関係は築けないと思います。

 

相手を利用しようと思って、人工的につくった人脈は、すぐにわかります。

それは、どこか、温かみがなく、冷たく無機物のような感じがするのです。

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それに対して、純粋に楽しいからやっていたことで、自然にできた人脈は、温かみがあり、人間味を感じるのです。

 

友人たちと、遊んでいる時の写真です。

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ある本に書いてあったのですが、その著者が世界中の成功者に、インタビューした時に、

「どういう人が、一番嫌いですか?」

と尋ねたら、成功者の全員が、

「タダ乗りしようとしてくる奴だ!」

と答えたそうです。

つまり、

「楽をして成功しようと思っている若者が、一番嫌いだ!」

と言っているのです。


この言葉は、これから、起業しようと思っている人は、特に心に留めておいたほうが、いいと思います。

「成功しようと思ったら、すでに成功している人に助けてもらうのが、一番の近道である。でも、成功している人は、助けてもらおうと思って、近づいてくる人を一番嫌う」

こういう大原則があるのです。


成功者は、例外なく、皆、若いころに、孤独な状況の中で、血が滲むような努力を重ねて、成功をつかんだ孤高の人たちばかりです。

だから、最初から甘えているような若者が、一番嫌いなのです。

では、どうすればいいのかというと、反対のことをやればいいのです。

「自分は誰の助けも、借りない。自分の力だけで、人生を切り開いてみせる!」

こういう決意をして、ガムシャラに頑張っている人が、成功者は好きなのです。

 

20歳の頃から、私は、パワーリフティングという競技を始めて、ガムシャラに頑張っていました。

15年間、選手生活を続けましたが、たくさんの素晴らしい指導者や先輩から、かわいがってもらいました。

納得いくまで、練習する主義だったので、練習時間が、一日に5時間以上など、ざらでした。

 

シャワーを浴びてジムから出たら、先輩が待っていて、よく飲みに誘ってくれました。

「君は練習のやりすぎだよ。そんなにハードトレーニングしたら、そのうち、身体を壊すよ。そろそろ、もっと効率のいいやりかたを、覚えたほうがいいよ」

こうアドバイスされたりしました。

 

「君は、バカみたいに、一つのことに打ちこめるなー。そんなに、バーベルを持ち上げるのが好きか? なんか、君を見ていると、私の若いころを思い出すよ。君は私の後継者になるよ」

当時の日本チャンピオンの先輩から、ニコニコ笑いながら、こう言われた時が一番嬉しかったです。

 

ガムシャラに頑張っていると、すでに成功している人の目に、必ず留まります。

そして、かわいがってもらえることが多いです。

ただその時も、その成功者は、必要以上のことはやってくれません。

ほんの少しだけ、アドバイスしてくれるくらいです。

でも、その小さなアドバイスで、劇的に人生が変わることが多いのです。

 

私が起業して4年目、2006年の夏に、死に物狂いで働いて、壁にぶち当たって苦しんでいた頃の話です。

 

あまり、表にはでてきませんが、ある日本のトップビジネスマンの方と、お会いする機会がありました。

そして、数回に渡って、一緒に食事をさせていたけるという幸運に恵まれました。

その時に、他では絶対に聞けないような「ビジネスの奥義」も教えていただけました。

 

私の悩みや質問を黙って、聴いた後に、静かに、

「ビジネスとは、そもそも、どういうものなのか?」

ということを、目から鱗が落ちまくるくらいに、驚きながら聴きました。

どんな高額セミナーでも、聴けないような凄い話でした。

このビジネスマンは、友人の紹介で知り合えたのですが、この友人も、世間的には、なんの肩書もない、普通の会社員でした。

別に計算して、こういう人物と、知り合ったわけではなく、いつのまにか自然に知り合ったのです。


振り返ってみると、私の場合、

「人脈をつくりたい」

と思ったことは、一度もありませんが、結果として、素晴らしい人脈が構築されています。

成功者たちは、皆、このパターンなのだと思います。

 


仲良しの友人たちと、楽しく起業するのもいいとは思いますが、心の片隅に、

「自分一人だけでも、やりとおすぞ!」

という固い決意があったほうが、ビジネスというのは、うまくいくことが多いみたいです。
もし、仲のいい友人と、二人で起業す場合、こういうことを念頭においておいてください。


運動会の「二人三脚」というのは、たしかに楽しいですが、走る速度は格段に遅くなります。

遊びや余興でやるのはいいのですが、競技としては、「二人三脚」は成り立ちません。

二人が全力で励ましあい、競いあいながら走り切って、結果として、同時にゴールした時、一人で走っている時よりも、いいタイムがでることが多いのです。

 

このように、趣味ならいいのですが、ビジネスで組む場合、「甘えあう」という関係は、絶対にダメです。

ビジネスの場面というのは、ある意味戦場です。

甘えあうようなチームだと、ちょっとしたことで、全員の命取りにつながることもあります。

皆が、気を抜いて、お互いに、「甘えている」からです。

常に、「励ましあう」という厳しさが、あったほうが、ビジネスの関係では長続きするものなのです。

 

繰り返しますが、

「起業のために、いい人脈をつくってから、ビジネスで成功しよう」

という考えは、あまりオススメしません。

「起業を志して、ガムシャラにビジネスをしていたら、いつのまにか、成功していて、結果として、いい人脈に恵まれるようになった」

こういう人が、本当の成功者なのです。

 

「人脈」というものは、

「努力して、つくるもの」

ではなく、

「努力の結果、自然にできてしまうもの」

なのです。

 


二人三脚は楽しいけど、走るスピードは確実に遅くなります。(笑)

特に、甘えてくる相手と組むと、大変なことになります。

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起業して、成功している人は、皆、真剣になって、本気で自分の道を走っているのです。

孤高の戦士同士で、励ましあったり、競い合っているのが、ビジネスマン同士の付き合いなのです。

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人生においては、損得勘定や利益などのエゴは、なるべく少なくしたほうが、長いこと、良好な人間関係を続けることができるのです。

子供のような純粋なワクワクは、やはり大切なのです。

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