珪化木
前回の「妙見信仰の聖地」の記事も、大反響でしたね。
今回は、そのミニ旅行記の続きになります。
7月16日(火)の朝、滋賀県のJR彦根駅で、仲のいい友人と待ち合わせをしていました。
駅前に、面白い石碑がありました。
この駅の西口には、世界一アイスコーヒーの美味しいお店があり、そこで会いました。
それから、最高に美味しいアイスカフェラテを飲んでから、二人で三重県に向かいました。
2日前の大阪セミナーで知り合った方から、面白い情報を教えていただいたからです。
それは、2017年の春から夢中になって調べている超巨木、つまり、「世界樹」に関することでした。
ここでまた、ちょっとだけ、「世界樹」について、おさらいしておきましょう。
その衝撃は、2017年の4月。
最初は、出張先のホテルで見た動画が、キッカケでした。
ウクライナの科学者の方が作成したそうですが、それを見て、ビックリ仰天したのです。
「この地球に山や森は存在しない(前編)」
このタイトルの動画です。
動画では最初に、「切り株」が登場します。
これが、この地球の全ての謎を解く、鍵になります。
植物というのは、年月が経つと、だんだん石化してしまうそうです。
堅くなり、石になり、それから石炭になったり、環境が整えばダイヤモンドになるものもあるようです。
さて、この山を見てください。
アメリカのワイオミング州北東部に存在する岩山です。
「デビルズタワー」と呼ばれています。
1906年に米国初のナショナル・モニュメントに指定されたそうです。
高さは、約386メートルだそうです。
1977年に、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画、「未知との遭遇」で、巨大UFOの降りる場所として描かれ、有名になりましたね。
クライミングする人たちです。
人が、小さく見えますね。
こうやって、登っているみたいです。
話は変わりますが、自然界において、「六角形」という形は、とても多いようです。
これは、雪の結晶です。
蜂の巣も、六角形ですね。
そして、植物の中には、六角形をベースに、フラクタル幾何学の模様の形で、成長するものも多いようです。
植物の中には切り取ると、細胞がこのように、六角形になっているものも多いです。
これは、何かの苔の細胞だそうです。
六角形ですね。
もちろん、そうじゃない形の細胞も、たくさんありますよ。
もう一度、「デビルズタワー」の壁面を見てください。
表面が、薄く剥がれていることが、わかると思います。
これは、植物の膜が剥がれているのに似ていると、動画の中では解説されていました。
そうです。
この山は、岩山ではなく、太古の昔、超超超巨木だったのです!!
木の表面が、石化していたのが、あの模様だったのです!
樹木というのは、下の方が、こうなっていますよね?
デビルズタワーの下部です。
つまり、これは、超超超巨大な「切り株」だったということです!
上空から見た姿です!
まさに、「切り株」ですね~!
これは、「デビルズタワー」ではありあませんが、その近くにある、同じような山の頂上だそうです。
「六角形」で、構成されていますね。
植物の細胞が、石化した証拠です。
では、この「切り株」、もしも伐られていなかったら、どれほどの高さだったのでしょうか?
コンピューターで、解析した結果、なんと、6千メートルの高さの超超超巨木だったことが、わかったそうです。
左下の小さな岩山が、「切り株」である、「デビルズタワー」です。
こういう超超超巨木の痕跡は、世界中に、山ほどあります。
有名なアイルランドにある、「ジャイアンツ・コーズウェイ」です。
縦に、約8キロにわたって、4万本の六角形の柱が存在しているそうです。
植物の六角形の細胞が石化したと考えたほうが、自然ですね。
火山活動や溶岩などのによる現象だと、既存の学者たちは、考えているようですが、その説には、かなり無理があります。
これらが、火山の溶岩でできた地形です。
そして、一方で、これらが、「ジャイアンツ・コーズウェイ」の岩です。
明らかに違いますね。
この形の地形は、他にも、世界中に山ほどあります。
太古の昔、超超超巨木だった樹木が石化して、「切り株」のような状態になったと思われる岩山は、皆、サイズが違うだけで、「切り株」だと思います。
南米のギアナ高地にある、「テーブルマウンテン」ですね。
これらも、「切り株」です。
太古の超超超巨木の中には、スパーンと伐ったもの以外にも、このように、ボキンと折ったような樹木が、石化したものもあると思います。
ボキンと折られていますね。
これらも、ボキンと何者かが、折ったと思います。
どうですか?
このように、地球という惑星には、太古の昔は、超超超巨木だったのに、現在は石化して、岩山や山だと思われる形になって、存在しているものが、たくさんあるみたいなのです。
世界中の神話や伝説に、「ジャックと豆の木」のような話は、たくさんあります。
これらが、全て真実の話だったということです。
凄すぎるんじゃないですか~!!
まさに、「プラント(植物)」のネットワークであり、
「植物たちが生い茂り、相互に意思疎通をやっていた土地」
だったのです。
「プラネット」
これが、昔の地球の真実の姿だったのです。
太古の昔、超古代文明の地球の姿は、そういうかんじだったみたいです。
超超超巨木が、地球上には、無数に生えていたんだと思います。
これなども、思いっきり、「切り株」ですよね~!
さて、これらの「切り株」について、素朴な疑問です。
どうやって育ったのか?
幹や枝があったならば、その根はどうなっていたのか?
花は咲いたのか?
種は、どのくらいの大きさで、どういう形だったのか?
そもそも、誰が、どうやって伐ったのか?
その目的は、何だったのか?
こういうことを、わかる範囲で、一緒に少しづつ考えていきましょう。
「超超超巨木」は、昔から、「世界樹」と呼ばれていて、世界中に神話や伝説あります。
これは、北欧神話における、「ユグドラシル」という世界の中心にあったと言われている大木です。
英語では 、「World tree」、日本語では、「世界樹」や「宇宙樹」と訳されることが多いそうです。
中国の伝説にも、「扶桑樹」という巨木の話があります。
その巨木の生えている土地を「扶桑国」と呼び、それは、我が国「日本」のことだったみたいです。
「ウィキペディア」によると、中国においては、「扶桑樹」とは、はるか東海上に立つ、巨木だったそうです。
そして、そこから太陽が昇るとされていたようです。
古代、中国などの人々は、不老不死の仙人が棲むという、ユートピア、「仙境=蓬莱山」にあこがれ、さらに、太陽が毎朝、若々しく再生してくるという生命の樹、「扶桑樹」に、あやかろうとしたようです。
古代の中国人は、
「蓬莱山に棲む仙人のように長生きし、扶桑樹に昇る太陽のように若返りたい」
と強く願って、蓬莱山と扶桑樹への憧憬を、つのらせていたそうです。
そして、その場所は、「東海の島」だったと言われているのです。
「日本」ですね。
お隣の中国では日本のことを、「巨木の国」という表現で認識していたのです。
日本はまさに、「木の国」だったのです。
「これだけのウルトラ級の巨木だったら、地面の下の根っこは、もっと凄かったのではないか?」
という疑問が、すぐに、わいてきたのでですが、この説を唱えている科学者の動画に、興味深い仮説が述べられていました。
「太古の時代、世界中にあった世界樹の根っこの痕跡が、洞窟なんじゃないか?」
というのです。
植物の根のイラストです。
外国にあるどこかの洞窟です。
なるほど…、ですね。
日本にも、明らかに「切り株」だと思われる所が、30カ所以上あります。
あの動画を見た後、最初は直接、アメリカの「デビルズタワー」に「切り株」を見に行こうかと思いました。
しかし、いろいろな事情で海外に行くのは、今の時期は難しいことがわかって、
「国内にも、デビルズタワーのような切り株はないかな?」
と思っていたら、すぐに思い浮かんだのが、熊野にある「楯ヶ崎」でした。
そこで2017年の6月に、さっそく行ってきました。
最初は、この「千畳敷」という所に行くといいと思います。
ここから、「楯ヶ崎」が見えます。
「楯ヶ崎」という岩山は、基本的には登山はできません。
真っ先に、ここの岩肌を見ました。
「六角形」ではありませんが、明らかに、太古の時代、超巨大植物の細胞だった部分が、化石化していると思われる模様でした。
「やっぱり、ここは大昔、細胞だったみたいだったな…」
と思いました。
なんでもそうですが、インターネットだけの情報では真実はわかりません。
やはり直接、現地へ行き、自分の目で見て手で触り、自分の頭で考えることが、大切なのだと実感しました。
同行してくだった山本さんが、さっそく、ここの頂上に登りました。
手を広げているのが、山本さんです。
続いて、辻田さんも頂上に登りました。
この岩々が元々は、超巨大な植物の一部だったと思うと、何ともいえない気持ちになり、じわじわと感動がこみ上げてきました。
私は、途中までしか登りませんでしたが、大迫力の景色を楽しみました。
辻田さんと私が、登っている場面です。
上から、岩肌を見ると、「細胞」だということが、よくわかりますね。
遠くに、「楯ヶ崎」が見えてきました。
やはり、この岩々は、「細胞」です。
歩いていると、それを実感することができました。
念願の目的地に着き、大感動でした~!!
写真では、わかりにくいですが、実物は凄い迫力です。
高さ約80メートル、周囲約550メートルだそうです。
近づいて行くと、威厳と威圧感を感じます。
昔、神武天皇がここから、熊野に上陸したという言い伝えもあるようです。
他にも昔、聖徳太子が馬に乗って、天空を駆け抜け、この岩までやってきたという説もあります。
一般的には、富士山と言われていますが、それよりも、「デビルズタワー」や「楯ヶ崎」の形に似ていますね。
アメリカの「デビルズタワー」が、約400メートルで、その超巨大木の推定の高さが、6千メートルだったそうですから、単純計算して、高さが5分の1の「楯ヶ崎」は、太古の昔は、その高さは約1200メートルだったということです!
とてつもない超巨木が、昔ここにあったのですねー!
前述したように、中国の伝説にも、「扶桑樹」という巨木の話があり、日本を「扶桑国」と呼び、「巨木の国」だと認識していた話も書きましたね。
では、我が国日本では、どうだったのでしょうか?
私の古代史を学ぶ基本姿勢として、
「全くの荒唐無稽で、バカバカしく、事実ではなかったようなことは、歴史の記録として残りにくい。逆に、何かの記録が、神話や伝承として残っていれば、その中には、必ず事実の一部が含まれている」
これを信条にしています。
ということは…
日本にも、「超超超巨木」である、「世界樹」や「扶桑樹」の神話はあるはずなのです。
しばらく考えたら、思い浮かびました。
「高天原」です。
これについては、具体的な絵などの描写が、ほとんどないので、イメージしにくいのですが、言葉にそのまま表現されています。
「高い天の上にある原っぱ」
と書いてあるのです。
つまり、よく描写されている、「アマテラス」や「スサノオ」などが住んでいたという場所は、「雲の上」というよりは、
「雲を突き抜けるほど高い、超超超巨木の上にあった、超超超巨大な葉っぱの上」
に住んでいたのではないでしょうか?
日本の神々は、「扶桑樹」と呼ばれていた巨木の上に、原っぱのようにデカイ、超超超巨大な葉っぱの上を、歩いたり飛び回って生活していたと、考えられませんか?
だとしたら、それまで、なんとなく抽象的で、ボヤッとしたようなイメージだった神々の世界が、急に具体的で身近に感じてきますね。
こういう世界は、「超超超巨大な葉っぱの上」だったのかもしれません。
そして、ある時期に、その原っぱの上で生活してた神々の一部が、地上に降りてきたのだと思います。
それが、「天孫降臨」です。
雲の上の超超超巨木の上の「高天原」に、神々が住んでいたのだと思います。
日本中のたくさんの土地で、同じような出来事があったのだと思います。
「扶桑樹」は、太古の時代、日本中にたくさんあり、その巨木の上の全てに、神々が住んでいたのだと思います。
これに気が付いたのは、2017年の春だったのですが、
「うわーーー!!!」
叫んで、大感動で一人でブルブル震えてしまいました。
もちろん、学問的には仮説の段階ですが、その時、私の脳内では、具体的なイメージが湧き上がってきて、その場面がリアルに感じられたのです。
「高天原」や「天孫降臨」の神話は、高次元や異次元の話ではなく、この世界で起こっていた、現実レベルでの出来事だった可能性が、出てきたということです!
これは、もう今までの古代史が、ひっくり返りますね~!
ワクワクしてきますね~!
九州には、「高千穂峡」がありますが、ここにも明らかに、「植物の細胞の化石」だと思われる巨岩があります。
2017年の夏に行った時の写真です。
この川岸の岩も、「柱状節理」だと思いますが、大きさが桁外れです。
おそらく、太古の時代には、ここにも、超超超巨木がそびえ立っていたのだと思います。
こういう形も、元々巨木だった植物の化石だと考えると、納得しますね。
「切り株」の痕跡だと思います。
学者の先生がたは、こういう形も、火山や溶岩で説明するのかな?
これなども、明らかに、巨木の細胞部分が、化石化したものだと思います。
「高千穂峡」では、ここが特に印象に残りました。
どうですか?
この話、何回読んでも、ワクワクしてきますね。
では、そろそろ、ミニ旅行記に入ります。
大阪セミナーで知り合った方から、三重県にある寺と神社を教えていただいたのですが、そこへ向かいました。
場所は、三重県桑名市でした。
最初に訪れたのは、徳蓮寺という寺でした。
本堂です。
このお寺は、龍神を祀っていて、非公開だそうですが、あり得ないサイズの大蛇頭蓋骨が御神体だそうです。
やはり、超巨大生物だった、「龍」は、実在していたみたいです。
本堂の中には、弘法大師作の「虚空蔵の菩薩」や、200枚を超えるナマズとウナギなどの絵馬が、奉納されていました。
おそらく、こららのナマズやウナギは、シュメールの神である、「エンキ」だと思います。
「八大龍王」の名前がありました。
やはり、「エンキ」ですね。
そして、このシャモジは、男根型でもあり、前方後円墳の形でもありますね。
これは、「エンキ」の父親である、「アヌ王」のシンボルですね。
ここは、秋篠宮様も、訪問されたことがあるそうです。
やはり、皇室は、いろいろな秘密を知っていますね。
これです!
これが、見たかったのです。
「珪化木」というそうです。
これは、冒頭で説明したように、樹木が長い時間をかけて、石化したものだそうです。
私は、世界樹の切り株の話を知ってから、
「植物が石になる過程を、一度、この目で見てみたいな…」
と思っていたので、この日に念願が叶ったのです。
これです、木が石化している様子です。
感動しました~!
次に向かったのは、ここから、車でちょっと走った所にありました。
「野志里神社(のじりじんじゃ)」という神社です。
場所は、三重県桑名市多度町下野代です。
記念撮影しました。
鳥居です。
着いてから、気が付いたのですが、ここを訪れるのは2回目でした。
数年前に来た時には、何も考えずに、なんとなく立ち寄ったのですが、今回は、ここが、凄い神社だと再認識しました。
この鳥居の前に、大きな御神木もありました。
案内板です。
ここは伝承によると、「延喜式神名帳」にある「野志里神社(伊勢国・桑名郡)」に比定される式内社で、御祭神は、「天照大神」だそうです。
さらに、『皇太神宮儀式帳』『倭姫命世記』にある、アマテラスを奉斎したヤマトヒメが4年間滞在した元伊勢「桑名野代宮」伝承地の一つでもあるそうです。
伊勢神宮の内宮の元宮の可能性もあるそうです。
凄い神社なのですね~!
いろいろなパワースポットとも、ラインが繋がっているそうです。
拝殿です。
そして、これです!
ここにも、「珪化木(けいかぼく)」がありました!
伊勢神宮の内宮のさらに元宮、そして、そこにある本当の御神体は、この「珪化木」だったのです!
大感動でした~!
日本の国家の最大の秘密は、この超大木である、「世界樹」だったのです。
ようやく、古代史の核心に迫りました!
境内には、他にも数本の「珪化木」がありました。
これが、石化している部分です。
これもそうですね。
もう少し、これの説明をしておきます。
「珪化木」とは、木の細胞組織がケイ素に置き換わったものだそうです。
普通は、膨大な年月をかけて、土中で出来るそうですが、ここの境内にある木々は、そのままの状態で、ケイ素に置換されていて、珍しいのだそうです。
「珪化木」の「珪」は、ケイ酸の「珪」だそうです。
そして、「ケイ酸(SiO2)」とはケイ素と酸素、そして、水素の化合物の総称で、土の成分の60~80%を占める成分みたいです。
ケイ酸は、地球上のあらゆる生物の細胞に入っている物質だそうです。
もちろん、人間にも入っています。
珪化木が、どうやってできるかですが、まず、古代の木がいろんな理由で土砂に埋もれて、地層から圧縮を受けるそうです。
そこへ、ケイ酸を含んだ地下水が、徐々に木の細胞の中を満たしていくようです。
それから、長い期間を経て、木の中身は、二酸化ケイ素という物質に置き換わっていくのだそうです。
「二酸化ケイ素に変化した木」
これが、「珪化木」の意味だそうです。
二酸化ケイ素が結晶化すると、「石英(せきえい)」という物質に変わるそうです。
石英は、六角形の形をした白い色の結晶を形作るのですが、白色だけでなく、黒や紫、時には黄色といった色も出てくるのが特徴らしいです。
石英の中でも、無色透明なものは、「水晶」と名前がつき、人気のパワーストーンとして、販売されているそうです。
一方、化石燃料である、「石炭」は、現在でも世界中のあちこちで発掘され、燃料として使われていますね。
石炭は、数億年前、大森林が広がっていた石炭紀といわれる時代に、たくさんの植物が、腐ることなく地中に埋もれて、最終的に石炭化した物質みたいです。
石炭も、りっぱな植物化石なのです。
では、「珪化木」と」「石炭」の違いは何でしょうか?
どちらも植物化石なのですが、用途と最終形態が異なるそうです。
シンプルに言うと、木の細胞の中に、主にケイ素が満たされたら、「珪化木」であり、炭素が満たされたら、「石炭」だそうです。
面白いですね~!
このあたり、もう少し調べてみたいです。
これらの石たちが、そうだと思います。
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