先日、横須賀市に行ってきました。
目的は、去年から調べている、「補陀落渡海」の調査でした。
そこで、「走水神社」に行きました。
「補陀落渡海」の痕跡が、たくさん残っていました。
実は、この歴史的な史実が、今月から開催する、「悪の根源」のセミナーでお伝えする話の中で、最重要な出来事なのです。
詳しいことは、セミナーで語りますね。
また、今回の横須賀市の旅では、「三笠」という戦艦にも行きました。
こちらも、見ごたえがありました。
子供頃、大好きだったアニメ、「宇宙戦艦ヤマト」を思い出しました。
最近、仲のいい友人が、アメリカで開催された、「ドクター本間のディープゼミ」を受講しました。
「キネシオロジー」の技術を習得するためのセミナーなのですが、やはり、素晴らしいセミナーだったようで、内容に感激していました。
久しぶりに、師匠の本間先生からも、私宛にメールが届き、昔の事を思い出して、懐かしくなりました。
2011年の夏頃、本間先生が、ロサンゼルスから、来日していて、連日東京で、キネシオロジーのセミナーを、開催したことがありました。
その時に、私も空いている時間に、本間先生のセミナー会場に顔を出しました。
本間先生にも挨拶しましたが、セミナー受講生たちとも、ちょとだけおしゃべりしました。
皆、感激して、
「素晴らしいセミナーです。たくさんの気づきがありました!」
と、感想を述べてくれました。
本間先生の周りは、いつも、こうやって、愛の波動に満たされた空間になるんですよね。
昔のエッセイでも、何度か書きましたが、本間先生との出会いは、1998年の春くらいだったと思います。
ロサンゼルスのリトル東京にある先生のオフィスで、友人の紹介で出会いました。
知りあってから、すぐに仲良くなったのですが、それから、1ヶ月くらいしてから、ある事件が起こりました。
私が、ロスのダウンタウンで、交通事故を起こしてしまったのです。
詳しいことは省略しますが、事故に遭ってから、警察のパトカーとレッカー車で、車の整備工場のようなところに誘導されました。
いろいろな法律の手続きもあって、車をそこに置いておかなくては、いけなくなったのです。
幸い怪我もまったくなく、身体は無傷でした。
そこまではいいのですが、そこから自宅に帰ろうとしても、時間が夜の11時過ぎていたので、タクシーもバスも走っていせんでした。
しかも、その場所は、ロスでも一番治安の悪い場所で、遠くから拳銃の銃声が聞こえるような、かなりヤバイ場所でした。
まだ、ロスに来たばかりなので、英語も満足に話せず、手持ちのお金もほとんどなく、近くに自動販売機もないので、喉が渇きお腹もペコペコでした。
ポケットから、小銭を取り出し、何人かの知り合いの英語学校の日本人の友人に公衆電話から、電話して、
「とても困っているんだけど、ここまで、車で来てくれない?」
と、頼んだのですが、皆一様に、
「ごめんなさい… 今、忙しくて、そこまで行けないです…」
と、冷たい返事が返ってくるばかりでした。
たしかに、そんな夜遅くに、ロスで一番危険な場所に、わざわざ来るような人は、誰もいません。
これは、しかたないことだと思いました。
この時は、大げさかもしれませんが、
「もしかしたら、自分は今夜、ここでギャングに撃たれて、死ぬかもしれないな…」
なんて、弱気になりました。
本当に困り果ててしまいました。
その時に、財布の中から、本間先生のクリニック、「ベストクリニック」の名刺が出てきました。
そして、なんと名刺の裏には、先生の自宅の電話番号が書いてありました!
「本間先生か… でもまだ知りあって、1ヶ月くらいだし、数回しか会ってないけど、ダメもとで電話してみるか…」
こう思って、先生の自宅に電話してみました。
これが最後の頼みの綱でした。
これがダメだったら、諦めようと思っていました。
そうすると、本間先生の奥様が最初に出て、その後、本間先生の声が受話器の向こうから、聞こえてきました。
事情を話すと、いつもの優しい声で、
「トーマ君! それは大変だったねー。わかった。ちょと待っててね。今からそこに、行くからね!」
とても明るい声で、言ってくれました。
なんの迷いもなく、近くのコンビに出かけるような軽いかんじで、返事してくれたのです。
それから、1時間くらいしてから、本間先生が、フリーウエイを、車で、飛ばして、その場所に、来てくれました。
「ゴメン、ゴメン、遅れちゃったよ…」
と、申し訳なさそうに謝りながら、車から降りてきました。
奥様も子供さんも、一緒でした。
小さな子供さんを、家で寝かせておくことができなかったようで、本間先生の家族総出で、迎えにきてくれたのでした。
「お腹がすいたでしょう? おにぎりを握ってきたんで食べてね!」
と、奥様から、おにぎりをいただき、口にほおばりながら、目から涙が出てくるのを、感じていました。
「なんて、心の優しい人たちなんだろ。こんな人たちも世の中には、いるんだな…」
と、感動しました。
「トーマ君、大変だったね…。アメリカで、交通事故に遭ったら、その後も面倒だよ。いい弁護士知っているから、裁判になったら、また相談してね」
こういう暖かい言葉も、かけてもらいました。
「本間先生、このご恩は、一生忘れません…」
こう固く、心に誓いました。
それから数年してから、私が懐かしそうに、その時のことを語ると、本間先生自身は、ほとんど、そのことを覚えていないのです。(笑)
「ふーん。そういう事も、あったかな…?」
くらいに、思っているみたいなのです。
「この先生は、本当に、ああいうことが、自然にできる人なんだな… あれが先生の普通の行動なんだな…」
と、改めて先生の愛の大きさに気がつきました。
この交通事故の日から、20年以上の年月が、経っていますが、本間先生に対する信頼は、まったく変わっていません。
本当に本間先生とは、いい信頼関係で、人間関係が続いていると思います。
最近、「信用」と「信頼」について、考えることが多いです。
この二つの単語は似ているけど、微妙にニュアンスが違います。
定義は、人によっても違うと思うので、私が、個人的に感じていることを書いてみます。
「信用」という単語は、どちらかというと、「社会的なもの」のニュアンスを感じます。
仕事などの関係で、重視されるようなものだと、思います。
「あいつは、信用できる奴だ!」
というような表現には、その人の「能力」や「行為」に対する感想を、述べたものが、多いと思います。
「あの会社は信用できるから、引き続き取引を続けよう」
というような表現には、
「あの会社は納期を守る。支払いもキッチリしている。そうやって、約束を守るから、信用できる」
という意味を含んでいると思います。
それに対して、「信頼」という単語は、どちらかというと、「人間性」のニュアンスを感じます。
プライベートや遊びの関係で、重視されるようなものかもしれません。
「彼は信頼できる!」
という表現には、その人の「人柄」や「個性」に対する感想を述べたものが、多いかもしれません。
「彼は信頼できる男だから、今度の飲み会で、他の友人たちにも紹介しよう」
というような表現には、
「彼は本当にいい人だ。ぜひ彼の魅力や人間性を、たくさんの友人に知ってもらいたい」
という意味を含んでいると思います。
「信用」というものは、努力したりがんばったりしても、得られるような気がします。
ただ、失うときは、一瞬で失ったりもします。
それに対して、「信頼」というものは、その人の素の部分に、惚れたりすることが多いので、努力などで、得られるものではないような気がします。
だからこそ、それは、なかなか失われにくいものだと思います。
「信用を無くす」
という表現は、ありますが、
「信頼を無くす」
という表現は、あまり使いませんよね?
たとえば、ある人が、何かの事件で逮捕され、それが報道された時に、信用を大事にしていた人は、
「いい人だと、思っていたのに、実はそういう人だったんですね…」
と言われたりします。
でも、信頼されていた人は、
「あの人が、そんなことをするはずはない。仮にそういうことをやったとしても、なにか、理由があったはずだ」
と言われると思います。
もっと簡単に言うと、信用されている人は、
「あの人は能力があるから、次のプロジェクトは、あの人に任せよう!」
と言われるような人です。
他にも、別の人に、
「彼は、キッチリ仕事をやりますから、その仕事は、彼に頼むといいですよ」
と紹介できる人です。
一方、信頼されている人は、
「あの人が、この職場にいるだけで、皆が和むし癒されますね。あの人、なんとなく、いいかんじの人ですね」
と言われるような人だと思います。
あとは、飲み会などの席で、
「あれっ? 今日は、あいつ来てないんだ… あいつがいないと、なんかつまらないな… よし、ちょと電話して、もう一度呼んでみるか?」
と言われるような人です。
会社で一緒に仕事をやっていて、安心して仕事を任せられる人は、信用できる人です。
会社を辞めた後、お互いに肩書きがなくなっても、会って楽しくおしゃべりできる人は、信頼しあっていた人だと思います。
「信用」と「信頼」は、どちらも大事なのですが、長続きする関係は、「信頼関係」のほうだと思います。
ビジネスの関係でも、そうだと思いますが、特に、夫婦関係では、いろいろ契約みたいな取り決めが多くて、しっかりとお互いの役割や仕事を、やっている夫婦は、「信用」で、結びついている間柄だと思います。
一方で、あまりそういう役割分担には、こだわらず、お互いに素のままで暮らしている夫婦は、皆から、
「あの夫婦、いつも仲がよさそうで、いい感じですね…」
と、言われます。
このような二人は、だいたい、「信頼」で、結びついている間柄だと、思います。
これからの時代は、どちらかというと、「信用」よりも、「信頼」のほうが重視されてくるような気がします。
「信用」というのは、築きあげるのに、時間がかかります。
そして、無くすのも一瞬です。
ただ、これは、大人になってからでも、心がけ次第や努力で、今日からでも積み上げていけるものです。
一方、「信頼」というのは、築きあげるのに、もっと時間がかかります。
ただ、一度築きあげたら、なかなか無くなりません。
これは、子供の頃から積み上げてきた、「人間力」みたいなものなので、大人になってから築こうと思っても、なかなか難しいです。
「信用」を得ることがうまい人は、普段からまじめにコツコツと、人のために行動している人です。
一方、「信頼」を得るのがうまい人は、こういうことを考えてもいない人みたいです。
「ただ今、目の前にいる人を大切にする」
これだけを続けていて、気がついたら、いつのまにか周囲から信頼されるような人に、なっていた。
こういう人が信頼される人です。
「信頼」
これが、ある人は、すでに人生の達人であり、確実に幸せな人生を生きている人だと、思います。
横須賀市の旅では、「海軍カレー」も食べました。
とっても美味しかったです。
小学生の頃、大好きだった、給食のカレーライスを思い出しました。
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