精神世界の鉄人

UFOやチャネリング、霊、輪廻、超古代文明などの不思議な話題から、ビジネス、経済、政治、歴史、文化などの社会問題、そして、恋愛や結婚、ダイエット、旅などの現実的な話題まで、幅広く、日々感じたことを、書き綴ってみますね。

歌の国・日本

あけましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いします。


数年前から、年末年始は、面白そうな番組は予約録画して、時間ができた時に、ゆっくり見るということをやっています。

いまさらですが、これをやると、時間が有効に使えます。

特に大晦日などは、大好きな格闘技はライブで観戦して、年が明けてから、紅白歌が合戦を見るようにしています。

 

今年も、1月2日に紅白を見終わりました。

やはり、面白かったです。

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以前にも書いたのですが、いい話なので、この機会に再掲載させていただきます。


数年前に読んだ本で、面白いものがあったので紹介します。
○「神話の時代から」 渡部昇一 著 WAC 920円

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有名な渡部昇一先生の本です。
渡部先生は、2017年に、お亡くなりになりましたが、上智大学名誉教授でもあり、日本を代表する知識人でした。

先生の著書は、18歳の頃に、「知的生活の方法」を読んで以来、30年以上、たくさんの本を読み続けていますが、1996年くらいに、ある雑誌で面白い話を読みました。
その雑誌の名前などは、おぼえていませんが、スピリチャルな内容の雑誌だったと思います。
先生へのインタビュー記事だったのですが、その記事の中で、面白い話をしていたのです。

先生は、山形県鶴岡市の御出身だそうですが、お母様が現在でいう、「チャネラー」だったというのです。
昔風の表現だと、「イタコ」や「巫女」だと思うのですが、ただし、そのメッセージの送信者が、黄泉の国の「死者」ではなく、「宇宙人」だったと告白していたのです。
それも、「プレアデス星団の宇宙人」だったと話していました。

当時、友人たちと、
「渡部先生のような有名で、社会的な地位のある知識人が、こういうことを、言い始めたなんて、時代が変わったね…」
と、驚きながら、いろいろ話したのを、今でもおぼえています。

先生のお母様だから、年齢から推測すると、そのプレアデスの宇宙人のメッセージを、たくさんの人に伝えていたのは、大正時代くらいだと思います。
そんな時代に山形県で、現代の「チャネリング」のような活動をされていたなんて、時代を先取りしていますね。

その息子さんが、渡部昇一先生という、日本を代表する論客というのが、また凄いです。
そういえば、先生の名前の漢字、「昇(のぼる)」と、「昴(すばる)」という文字は、似ていますね。

西洋には、星座を表す名前は、昔から、たくさんあるのですが、日本は、昔は、あまりなかったという話も、聞いたことがあります。
しかし、なぜか、「昴(プレアデス)」の星座名だけは、古くから、日本語の中にあるそうです。
日本は、「プレアデス」との関係が深い国かもしれません。
私が、数年前から集中して調べている、「アヌンナキ」の宇宙人の一族も、この「プレアデス」のグループみたいです。

そういう素晴らしいお母様に育てられた、渡部先生は、やはり、視点がとても広いです。
この著書の中で、こういうことを書かれていました。


「世界中の国々の歴史を整理する時に、それぞれの国の人々が、何に絶対的な価値を置いていたのか? それを考えれば、その国々の本質がわかります」
続けて、
「そして、それは、『何の前で平等だ』と考えていたかでわかります」
これは、どういう意味かというと、たとえば、昔のヨーロッパの社会だったら、
「全ての人々は、神の前では平等である」
という価値観が、広く浸透していたそうです。
それは、中世の教会などでは、ローマ法王なども、地獄に堕ちている様子が、描かれている宗教画があったりすることからも、わかります。
また、昔のローマ帝国などでは、
「全ての人々は、法の前では平等である」
ということを、前面に出していたそうです。


このように、世界史の中で、ほとんどの国々は、「神」と「法」、この二つが、社会の絶対基準だったようです。

では日本では、何が絶対的な基準だったのでしょうか?
それは…
「歌」
だったようです。

渡部先生は、この著書の中で、「万葉集」の中に、日本の歴史や文化の本質が、隠されていると述べています。
ご存知のように、「万葉集」は、7世紀後半から8世紀後半にかけて編まれた、日本に現存する最古の和歌集です。
成立したのは、759年以降だといわれています。

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特筆すべきことは、天皇、貴族から下級官人、防人、農民、遊女、乞食などさまざまな身分の人間が詠んだ歌を、4500首以上も集めたものだということです。
専門の学者たちが、細かく分析したところ、この歌集の中では、なんと、身分の差が、まったく見られないそうです。
もちろん、男女差もないし、年齢も、地域差もないそうです。
文字どおり、「国民的歌集」なのだそうです。

その選ぶ基準は、純粋に、
「いい歌なのかどうか?」
というものだそうです。
これだけが、絶対基準だったそうです。

つまり、当時の感覚で、
「言霊が感じられるかどうか?」
これが、判断基準だったということです。
「言霊」さえ感じられれば、身分など、どうでもいいことだったのです。

わかりやすく言えば、日本人は、この時代から、
「全ての人々は、歌の前で平等である」
という価値観が、国中に浸透していたということです。

素晴らしい文化ですねー。
ヨーロッパなどが、「権威」や「権力」を基準にしているのに対し、我が国は、「文化」を基準にしていたということです。

全体の編集者は、「大伴家持」という人物だったそうですが、この方は、貴族だったので、貴族の人だけの歌を載せることも、やろうと思ったらできたはずです。
しかし、それをやっていないのです。
他にも、たとえば、「柿本人麻呂」という人物などは、下賤の生まれだったそうですが、「和歌の神様」と言われるくらいの評価を受けて、多くの人々から、崇拝されていたそうです。

それから、しばらくしてからは、時代も変わってきて、「大宝律令」のあたりから、あまりにも身分の低すぎる人や問題のありすぎる人の歌は、名前を記入しなくなり、代わりに、「読み人知らず」という表現をし始めたそうです。

それでも、長い日本史の中で、
「和歌の前では、万人は平等である」
こういう価値観が、長く続いた時代があったというのは、日本の歴史の中で、とても大切なポイントになると思います。

現在は、インターネットの中でも、それは、顕著に表れていますね。
職業や年齢、性別、社会的な地位に関係なく、内容がおもろかったり、考えさせられるような記事やつぶやきなどは、どんどん広がっていますね。
世界中が、ようやく、日本の文化に、近づいてきたということです。

現代の日本でも、
「歌の前に平等」
この伝統は、引き継がれていますね。

細かいことを言えば、いろいろな問題もありますが、前述した、「NHK紅白歌合戦」は、毎年、その年に日本国民に、特に人気のあった歌が選ばれます。
そして、それらの歌を、日本中の人々が聴きます。

最後には、「蛍の光」などを大合唱するのですが、その合唱を聴いていると、
「みんな、それぞれの人生で、全力で、がんばっているんだな… 自分も今年、いろいろあったけど、がんばったな… よーし! 来年もがんばるぞー!」
こう思えるのです。

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そうです。
現代でも、日本人は、歌の大好きな国民なのです。
日本中、どこに行っても、「カラオケボックス」があることからも、それがわかります。
これだけ、歌が好きな国は、あまりないのかもしれません。

我が国は、
「歌の国・日本」
なのです。

このブログ記事を書いていたら、久しぶりにカラオケに行って、昔のアニメソングを歌いたくなってきました♫

 

 

 

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