精神世界の鉄人

UFOやチャネリング、霊、輪廻、超古代文明などの不思議な話題から、ビジネス、経済、政治、歴史、文化などの社会問題、そして、恋愛や結婚、ダイエット、旅などの現実的な話題まで、幅広く、日々感じたことを、書き綴ってみますね。

シンクロニシティ

「シンクロニシティ(共時現象)」の話題です。
この単語は、心理学者、カール・グスタフ・ユングによる造語らしいのですが、いろいろな解釈や定義があるようです。

ユングです。

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簡単に言えば、
「自分の意思とは関係なく、何か大きな力により、状況が変わること。また、偶然にしては、確率的に奇跡に近く、あまりにも一致しすぎていて、何か意味があるとしか解釈できない現象」
ということです。

例えば、電話をかけようとしたら、そのかけようとした友人から、電話がかかってきて、驚いたといった経験は、たくさんの人がしていると思います。
他にも、喫茶店で、「サザンオールスターズ」の話をしていたら、有線放送で、「サザンオールスターズ」の歌が流れてきたりと、いろいろな状況があります。


ユングは、「シンクロニシティ」の一例として、エミール・デシャンという詩人の体験談の例を、著書の中で、紹介しています。

デシャン氏は、中学生の頃、フォルジビュという人物と、当時珍しかったプラム・プリンを食べたそうです。
それから、10年して、偶然入ったレストランで、プラム・プリンを見つけ、そこで、それを注文するのですが、そこで、偶然、フォルジビュという人物と、10年ぶりに再会したそうです。
それから、さらに長い年月がたち、プラム・プリンがでるというディナーパーティーがあったので、興味を惹かれ、出席したそうです。
そして、そのパーティーの主催者や参加者に、
「きっと、プラム・プリンがあるから、フォルジビュさんという名前の人物が、このパーティーに、出席しますよ」
と冗談を言いながら、自分とプラム・プリン、そして、フォルジビュという人物との関係を、話して笑っていたそうです。
すると、その時、そのパーティー会場に、一人の老人が現れ、「フォルジビュ」と名乗ったそうです。
その場にいた全員が、声を失ったそうです。
 

プラム・プリンです。

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このように、「シンクロシティ」は、世界中で様々な学者によって事例を集められ、考えられてきています。
しかし、どうやらこれは、科学的な思考で考えられるような話ではないようです。
単に、「偶然だ!」というだけでは考えられない、何かがあるようです。


「シンクロ二シティ」は、30年ほど前から生物学者の間でも、たくさん報告され、議論されているようです。
有名なのは、九州の幸島という島の話です。
ニホンザルの一匹が、サツマイモを洗って食べることを発見し、その島の仲間たちも、真似をするようになったそうですが、そのうち、海という障壁も乗り越えて、他の島のニホンザルたちも、なんの連絡もとっていないのに、皆が、サツマイモを洗って、食べるようになったそうです。

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他にも、100年以上前は、「ニトログリセリン」という物質は、熱しようが凍らせようが、絶対に結晶化しなかったそうですが、20世紀の初頭、ある船が、ウイーンからロンドンに、ニトログリセリンを郵送中に、ビスケー湾において、運悪く記録的な台風に遭遇したそうです。
その時、わずかの振動でも爆発するというのに、何故か爆発しなかったそうです。
港に着いて、船員達が、樽を開けてみたら、その中には、それまでに見たこともない見事な「ニトログリセリンの結晶」が、できていたそうです。
そして、不思議なことに、その日を境にして、世界中の「ニトログリセリン」が、次々と結晶化していったそうです。

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一見無関係に隔絶さえた物質や生物、思想が地球規模で、同時、同様の変化を起こすという現象は、歴史上よくあったようです。
特に歴史の変動期、節目には、よくこういうことが起こるようです。
ユングという学者は、この現象に初めて着目し、これを学問的に研究した学者だと思います。



今年になって、面白い本を読んだので紹介します。
大好きな秋山先生の本です。
〇「シンクロニシティ 意味ある偶然のパワー」 秋山眞人・布施泰和 著 1600円 成甲書房

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この本は、「シンクロニシティ」という現象を、とても深く掘り下げた内容です。
しかも、とてもわかりやすいです。

私は、この本の中で一番印象に残ったのは、「100円玉」の話でした。
「シンクロというのは、道端に落ちている100円玉のようなものだ」
というのです。
しかも、その「100円玉」は、普段から、100個くらい落ちているのだそうです。

 

でも、ひたすら仕事に追われて、日常に忙殺されている人や、心ここにあらずで、過去に囚われ、その出来事を悔いてばかりいる人、それから、まだ起こってもいない、将来の心配ばかりする人、これらの人たちは、目の前に落ちている、「100円玉」に気がつく余裕はありません。
もしかしたら、1個くらいは、目に入るかもしれませんが、残りの99個は、見逃してしまうのです。

逆に、意識を今の自分に向けて、
「100円玉は、必ずあるはずだ!」
こう確信して歩いていれば、数十個の100円玉を、見つけることができるのです。

 

「シンクロ」というのも、これと同じだというのです。
「シンクロという現象は、必ず起きる!」
と確信して生きていれば、たくさんの現象に、気がつくことができるというのです。
そうなのです。
たまたま手にした本、何気なく入った店、思いがけない出会い、偶然手にした、切符やカード、他にも、言い間違い、ど忘れなど、これらに意味があると感じることが大切なのです。

 

「運命の歯車」という表現がありますが、「シンクロ」は、人と人、人とモノ、人と自然、そして、心と物質の溝を、絶妙のタイミングで結びつけます。
それが起こるのは、人生の大切な局面だったりすることも多いです。
その時に、その宇宙からのメッセージの意味を、しっかりと解釈することが大切みたいです。


そういうことに、気がつけるかどうかで、その後の人生の展開が、天と地ほど、違ってきたりするのです。
「宇宙は、意味で溢れていて、その意味ある偶然の一致が、この宇宙には、普遍的に存在する」
こう思って生きることが、人生を豊かにするのです。
「自分は、どれくらい真摯に、そして、真剣に、毎日を生きているのか?」
このバロメーターにもなるのが、「シンクロ」なのです。


なにも考えずに、ただ生きていれば、「シンクロ」という現象は、どんどん起こらなくなるそうです。
「人生がつまらない…」
と感じている人は、一度、
「つまらない人生があるのではなく、つまらない人間がいるのである」
と考え直してみるといいかもしれません。


「シンクロ」というのは、真剣に生きていて、この世界に、常に感謝して生きている人への神様からのご褒美なのかもしれません。


この秋山先生の本を読み終えた後、また、この世界が、新鮮で面白く感じ始めました。
それから、数日経った日の夜のことです。


なぜか、突然、発明家の故・政木和三先生のことが、頭に浮かびました。
政木先生とは、お会いしたことはないのですが、凄い人物だったという話を、いろいろな人から聞いて、気になっている存在です。

 

以前、政木先生の本で読んだ話で、先生の少年時代のことが、頭に浮かびました。
先生の子供時代のあだ名が、「なんでやねん」だったことを思い出したのです。
学校の授業で、いろいろなことを習った時、他の級友たちは、ただそれを丸暗記するだけだったのに、先生はつねに、
「なんでやねん?」
と、疑問をもち、その物事の本質を、考えるようにしていたというのです。

あまりにも、その言葉を発するので、皆から、「なんでやねん」というあだ名をつけれたというのです。

この話を思い出し、
「そうだよなー、生きていくうえで、一番大切なのは、この姿勢だよなー、そうやって、なんでも、本質を考える癖があるかどうかで、成功する人と、そうでない人に、わかれるんだよなー」
こう思って、いろいろ考えていました。

あとから、ネットで調べてみたら、正確には、政木先生のあだ名は、「なんでやろう」だったのですが、その時は、この「なんでやねん」という言葉がやけに気になりました。

それから、いつも行くレストランに食事に行ったのですが、席について、メニューを見始めたら、店内で大きな音量で、ある歌が流れてきました。
その歌詞が、
「なんで、なんで、なんでやねんねんねん」
というのです。
「なんでやねん」
という歌詞が、なんども繰り返される歌の内容に、1人で笑ってしまいました。
「あはは、何だこの歌は?」

その場で、スマホで調べると、
「浜田ばみゅばみゅ - なんでやねんねん」
という歌だったみたいです。
こういう歌があったことを、その時に、初めて知ったのですが、
「凄いシンクロだな~~!!」
と、改めて大感動しました。(笑)

 

 

昔、ある友人が、
「シンクロというのは、究極の自己満足ですね~!」
という名言を吐いたのを思い出しました。
最高に面白い「シンクロ」に限って、自分、もしくは、その当事者だけしかにしか、面白さがわからないのが、「シンクロニシティ」なのです。

その場で、大笑いした後、いろいろな人に、
「こんなに面白いことがあったよ!」
と、伝えようとしても、自分や当事者以外の人たちは、
「それの何が、面白いの?」
という不思議そうな顔をするのです。
でも、その理解できない人たちと自分の思いのギャップが、また笑えたりするのです。

「シンクロニシティ」という現象の魅力や面白さというのは、一言で言うと、
「その現象に気がついた瞬間、神を感じる」
ということだと思います。

この「なんでやねん」のシンクロというのは、まず、「なんでやねん」という言葉から、いろいろ考えていた、「私」という存在がいます。
それから、この歌の「歌詞を作った人」、さらに、「歌っている人」がいます。
さらに、そのレストランで無意識に、「歌を店内に流した人」がいるのです。
これらの人々の思惑の全てを知りつくしていて、絶妙なバランスとタイミングで、その「シンクロ」を起こした存在が、「神」なのです。


その「神」は、おそらく、とてもイタズラ好きで、テレビの「ドッキリカメラ」など比較にならないくらい壮大で、宇宙的なスケールのユーモアで、私を笑わせてくれたのです。(笑)

 

 

 

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