精神世界の鉄人

UFOやチャネリング、霊、輪廻、超古代文明などの不思議な話題から、ビジネス、経済、政治、歴史、文化などの社会問題、そして、恋愛や結婚、ダイエット、旅などの現実的な話題まで、幅広く、日々感じたことを、書き綴ってみますね。

悪人の神様

8月4日(土)、暑い中、東京都八王子市で開催された、「八王子祭り」に行ってきました。

19の山車が出るというのに、興味がわいたからです。

ご存知のように、この数字は、イザナギとイザナミの子供たち、38人で19組の夫婦の数です。

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祭りの日は、太古と笛の音が鳴り響く中、たくさんの人たちが、元気に祭りを楽しんでいました。

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いろいろな山車があって、興味深かったです。 

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これは、神武天皇ですね。

金鵄が、弓の先に止まっていますね。

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カッコイイです。 

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スサノオウです。

ヤマタノオロチを退治している場面ですね。

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いろいろな山車を見ましたが、私が一番驚いたのは、この山車でした。

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この山車には、なんと、雄略天皇が乗っていました。

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いろいろな説がありますが、一説によると、雄略天皇は、古代日本史上の暴君とされている人物です。

日本的な感覚からすると、「悪人」になります。

つまり、私からすると、「悪人の神様」を祀っているように見えたのです。

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どんな人物も、いろいろな側面をもっていますが、雄略天皇は、歴代の天皇家の中では、ネガティブな部分、つまり、残酷で極悪非道な面も、語られている珍しい天皇です。

もちろん、優しくてポジティブな側面もあったとは思いますが、気性の激しい面もあったことは、間違いないと思います。

なんでも、当時、公開死刑や公開拷問などを頻繁にやって、恐怖政治で民を支配したとも言われています。

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一般的には、日本史の中では、外国の歴史に比べると、気性の激しい権力者は、少ないです。

でも、この雄略天皇のように、ときどき歴史の中に登場します。

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私は、長年歴史を勉強した結果わかったのは、どんな出来事にも深い意味があるということです。

私たちは、学校教育の現場においては、暗記重視の浅い歴史しか学ばないので、歴史の深読みができなくなっているのです。

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これは推測ですが、おそらく、この時代に、日本は大陸からの侵略の可能性があったのかもしれません。

朝鮮半島を含むアジア大陸が、日本を狙っていたのかもしれません。

そういう時に、日本の天皇が、穏やかで思慮深く、愛情深い人物だったら、ナメられるのです。

「今の日本のトップは、腰抜けだぞ! 今のうちに、攻め込んでやろう!」

こう思われていたのかもしれません。

それで、それに気が付いた日本の権力者たちが、雄略天皇のような人物を、天皇にしたのかもしれません。

「あんまり、日本をナメるなよ! 日本にも、こんなに恐ろしい天皇がいるんだぞ!」

こうアピールをして、外国人たちを震え上がらせたのかもしれません。

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現代でも、日本人が残虐非道であるかのような間違った報道は、よくあります。

それは、たとえば、「南京大虐殺事件」だったり、「従軍慰安婦問題」だったりします。

優等生的な思考をする日本人は、

「そんなことは嘘です。日本人は心の優しい民族です。そんな歴史的な事件は捏造されたものです。日本人を誤解しないでください」

こういうことを言って、なんとか、外国人たちの誤解を解こうと、必死になったります。

 

私にはこれは、学校の道徳教育などで、先生から

「皆、仲よくしましょう!」

というような教えうけ、それを忠実に守っているように思えます。

しかし、それは、自分も含めて、周囲の人々が、皆、良識や分別があり、とことん話し合えば、分かり合えるというレベルという前提条件下での話です。

この世界を、ちょっと長く生きて、ある程度の年齢になれば、わかると思いますが、世の中には、どんなに話し合っても、わかりあえないくらい、価値観の違う人たちがいるのです。

特に外国には、本当の悪人がいます。

 

そういう時に、

「日本人は、やさしい」

というイメージを前面に出すと、とことんナメられるのです。

こういう時は、逆に、

「日本人は、いざとなったら、恐ろしい民族なんだぞ! あんまりナメた真似をうと、そのうち、酷い目にあうぞ!」

こう思わせたほうがいいこともあるのです。

要するに、相手の出方次第では、こういう誤解は、そのままにしておいてもいいということです。

勝手に誤解してもらい、怖がらせておけばいいのです。

 

 

 

数年前から何度か書いたのですが、この時期に必要な内容だと思うので、再掲載します。
世界情勢は、常に変化しているので、現在は少し違う動きですが、それでも、大まかな話は、今でも当てはまると思います。


昔も今も、「光」と「影」は、どの社会にも存在しています。
この「光」と「影」を具体的に、「善」と「悪」という言葉に置き換えて考えてみます。
それぞれのハッキリした定義は難しいので、あくまでも便宜上分けただけです。

「白」と「黒」と表現してもいいですね。

「白=善」

「黒=悪」

ということにします。


人間は、大昔から、この「白」と「黒」の問題に悩んでいたと思います。
これは、とっても難しいです。
なぜなら、人によって、それぞれ解釈が違うからです。

たとえば、とても好戦的な男性のことを、

「勇ましい!」

と感じて憧れる人もいれば、

「野蛮だ!」

と感じて軽蔑する人もいます。


さらに、喧嘩や戦争などは、自分や自分の国が、「黒」だと思っている人など、ほとんどいないのです。
人や国が、争っている場合、そのほとんどが、それぞれ自分たちこそ、「白」だと思っているのです。
喧嘩や戦争というのは、「白」と「黒」が戦うのではなく、ほとんどが、「白」と「白」が戦っているようなものです。

「正義」 VS 「もう一つの正義」

この対立なのです。


状況によっては、善良な人が、犯罪者に襲われて抗戦するような「白」と「黒」の戦いもあるし、犯罪者同士で抗争する「黒」と「黒」の戦いもあるでしょう。

だから大きくわけて、この世界での争いごとというのは、

「白」 VS 「白」
「白」 VS 「黒」
「黒」 VS 「黒」

という3タイプの争いに、分けられるのかもしれません。
いずれにしても、「白」と「黒」だけの二極だけでは、争いが過激になりやすいということを、人間は、長い歴史の間に経験として学んだのだろうと思います。

 


注意して細かく観察してみると、世界中のたくさんの国や政治、社会、組織の中には、この「白」と「黒」だけの戦いを緩和するために、「灰色」、つまり、「グレーゾーン」を意図的につくっていることに、気がつくことがあります。

「白」と「灰色」と「黒」

という三極で、バランスを保っているケースが、多いということです。


例をあげてみます。
「アメリカ」と「ロシア」

というふうには、この二大大国は隣接していません。

もし、そういう地理的な状態だったら、すぐに、

「アメリカ」VS「ロシア」

という大戦争に、なってしまう可能性が、大きいからです。
アメリカ人が単純に、

「悪の権化、ロシアを、やっつけろ!」

と思った時に、

「白」VS「黒」

の状態になりやすいのです。


そこで、緩和剤として、「灰色」である「グレーゾーン」を二つ配置してあります。

「カナダ」と「アラスカ(アメリカ)」です。

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「アメリカ」ー「カナダ」ー「アラスカ」ー「ロシア」

こうやって、「灰色」を入れることによって、それが、「クッション」の働きをして、大きな争いになりにくくしているのです。

仮に、アメリカ人が、自分たちが「白」で、「ロシア」を「黒」だと思っているとして、戦争が始まっても、

「白」VS「灰色」VS「灰色」VS「黒」

という状態に、なりやすくしているということです。

「単純」よりも、「複雑」のほうが、いいこともあるのです。

 

例え話ですが、「アメリカ」と「ロシア」を、人間の「骨」と「骨」だとすると、骨同士では摩耗してしまします。
だから、「骨」と「骨」の間に、関節としての「軟骨」を置く必要があるのです。
この場合、「カナダ」と「アラスカ」という「グレーゾーン」は、「軟骨」の役目をするのです。

「アメリカ」と「ロシア」が、戦争しそうになっても、間の「カナダ」を、いちいち通らないといけないので、戦争がしにくくなるのです。

 

もしかしたら、「カナダ」だけでは、負荷がかかりすぎて、荷が重たいということで、さらに、「グレーゾン」である、「アラスカ」を追加したのかもしれません。

「アラスカ」というアメリカの州であって、本国のアメリカから、離れているという中途半端な地域を、わざとつくり、地理的に複雑でややこしくして、戦争が起こりにくいように、歯止めをしているのだと思います。


これは、世界中にある、たくさんの国境付近にも見られます。

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「ロシア」と「ヨーロッパ」の間にも、「ウクライナ」などが入っています。
さらに、北欧やスイスなどの小さな国を、たくさん入れることによって、わざと複雑な状況をつくっているように見えます。
ヨーロッパに、小さな国が多いのも、長い歴史から、

「外国との政治は、単純にしないほうがいい。複雑なほうが、争いが起こりにくい」

ということを、学んだからかもしれません。


「中国」という大国と「インド」という大国の間にも、「ネパール」などの小国が、いくつか入っています。

これも、

「中国」VS「インド」

という大きな戦争を、防ぐための緩和剤であり、クッションだと思います。

 

他にも、「中国」と「ロシア」の間には、「モンゴル」が、入っています。
この「モンゴル」も、先ほどの「カナダ」のような「グレーゾーン」であり、クッションの働きをするのだと思います。

推測ですが、「モンゴル」だけでは、負荷がかかりすぎて、荷が重たいということで、「グレーゾーン」である、「内モンゴル自治区」を、追加したのかもしれません。

「内モンゴル自治区」という中途半端な地域を、わざとつくることによって、複雑で、ややこしくして、戦争が起こりにくいように、歯止めをしているのだと思います。

これは、「チベット自治区」や「新疆ウイグル自治区」なども、同じだと思います。
たしかに、これらの地では、悲惨な紛争が絶えませんが、でも、これらのクッションが、なくなったら、

「ロシア」VS「中国」

「中国」VS「インド」

などの大国同士の大戦争が、勃発する可能性があるのです。

 

「中国」も大国ですが、やはり、「日本」も大国だと思います。

だから、この二国も、もし隣接していれば、

「中国」VS「日本」

という大戦争に、なりやすいと思います。
幸い、この二国の間には、日本海という荒波があって、地理的になかなか戦争しにくいのですが、それでも、危ういといことで、この間に、「韓国」と「北朝鮮」というクッションである、「グレーゾーン」を、つくったのだと思います。

おそらく、最初は、「韓国」だけでも、大丈夫だと思ったのでしょうが、だんだん、韓国だけでは、荷が重いということが、わかってきて、中途半端な「北朝鮮」という「グレーゾーン」を、追加することによって、複雑にしたのだと思います。

「日本」ー「韓国」ー「北朝鮮」ー「中国」

繰り返しますが、こうやって、「灰色」を入れて、「クッション」をつくり、
「日本」VS「中国」
このような二国間の大きな争いを、止めているのです。

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このように、二極だけでは危ないので、三極にして、それでも不安な場合は、四極にして、安定を保つという高等テクニックは、世界中で行われています。

ただし、これはなかなか、一般の人には理解できないようです。
ちょうど、将棋の名人同士が対局しながら、高度な読みあいをしていても、将棋の素人たちには、理解できないようなかんじだと思います。

 

 

日本の政治でも、世界を支配している極悪人たちに、対抗するためといって、善良な人を政治家にしたりすると、

「白」VS「黒」

という戦いになりがちです。


具体的には、

「善良な日本の国民&善良な政治家」VS「極悪な世界の支配者」

という構図です。

私たち国民が、「善良な政治家」と力を合わせて、「極悪な世界の支配者」と戦わなくてはいけなくなるのです。

これは、とても怖いことだと思いませんか?

それで、いろいろ考えた結果、「グレーゾーン」になる「灰色」を、入れたんだと思います。

「白」VS「灰色」VS「黒」

という構図にしたのです。


具体的には、

「善良な日本の国民」VS「腹黒い日本の政治家」VS「極悪な世界の支配者」

という感じです。

こうやっておけば、私たちの直接の敵は、「腹黒い日本の政治家」になり、「極悪な世界の支配者」とは、直接対決することがなくなるのです。


何が言いたいか、わかりますか?

「日本の政治家は、ちょっと腹黒いほうがいい」

と言っているのです。
悪すぎても困りますが、「チョイ悪オヤジ」というのが、理想の政治家なのです。

日本の政治家が、善良な人ばかりだったら、「白」VS「黒」の構図になり、過激な事件が、起こりやすくなるということです。


日本人には、あまり、「極悪人」はいません。
政治家にも、本当に悪い人、つまり、「悪人」は少ないのです。

しかし、ズルイことばかり考えている、「ズル人」はたくさんいます。
でも、それでいいのです。

その「ズル人」である人たちが、政治家になり、「クッション」の役目をすることによって、世界を支配している本当の極悪人たちと、会ってくれているのです。

そのおかげで、私たち一般の国民は、そういう悪人たちと、顔を合わせなくて済む。
こういう構造になっているのです。

「善良な日本の国民&政治家」VS「極悪な世界の支配者」

という「白」VS「黒」は、怖いと思いませんか?


「善良な日本の国民」VS「腹黒い日本の政治家」VS「極悪な世界の支配者」

こういう、

「白」VS「灰色」VS「黒」

のほうが、気分的に楽ですよね?

 

日本の腹黒い政治家たちに、どんなに文句や悪口を言っても、殺されることはありませんが、もしも、彼らがいなくなったら、私たちは、世界を支配しているような極悪人たちに、直接文句を言わないといけなくなります。
下手したら、暗殺されるかもしれません。

 

もしくは、日本人の全てが、納得するような素晴らしい人物が、政治家になったら、彼らと一致団結して、世界を支配している極悪人たちと、戦うような構図に、自然となってしまうのです。
恐ろしいことになるかもしれません。


1960年代に、実際に、そうなったのが、「インドネシア」です。

その当時の政府は、善人ばかりで、インドネシアの国民のために動いたために、アメリカの支配層を本気で怒らせたのです。
その結果が、1965年に起こった、100万~300万人といわれている、「インドネシア大虐殺」です。

この時に、インドネシアの政府が、日本の政府のように弱腰だったら、この大事件は、起きなかったかもしれません。

 

こう考えると、緩和剤でもあり、クッションでもある、灰色の「グレーゾーン」の働きをしてくれている日本の政治家たち、特に自民党などの与党に感謝したくなってくるのではありませんか?
凄く厳しい仕事をしているのですよ、彼らは…

 

「善」と「悪」

そして、

「白」と「黒」

私たちは、「光」と「影」のコントラストでしか、認識できない世界に、生きているので、これはしょうがないのかもしれません。


未来の世界になっても、ある程度は、「光」と「影」は、存在していると思います。
ただし今よりは、その対比は薄かったり、繊細だったりするのかもしれません。

いずれにしても、「光」だけでも、「影」だけでも、認識することが難しくなるために、この二つは、いつの時代にも、ある程度は、存在し続けると思います。
そして、「光」が強くなれば、「影」も強くなるし、「影」が強くなれば、「光」も強くなるという傾向は、もう少し続くだろうと思います。

 

 

いずれにしろ、「悪」の問題は根深いです。

人間の歴史において、何度も、

「悪を根絶しよう! 世の中が悪いのは、悪人がいるからだ。悪い人がいなくなって、良い人ばかりになれば、社会は、良い社会になる!」

こう思って、革命を起こしてきました。

しかし、それが、必要以上の虐殺、つまり、「粛清」などに繋がったケースが、山ほどあるのです。

革命が終わった後、しばらくしてから、人々は、

「悪を滅ぼせば、悪は無くなる…」

この思想こそが、「悪魔」の思想だったということに気が付いて、愕然としたのです。

 

では、どうすれば、いいのでしょうか?

昔から、

「毒を以て毒を制す」

という高等テクニックで、世の中を良くしたケースも、たくさんあります。
ご存知のように、このことわざは、

「悪に対して、別の悪で対抗する事、悪人に対抗するために、他の悪人を用いる事、悪事に対して、悪事で対応する事」

の意味ですね。

毒を用いて、他の毒を中和・解毒する事を例えたものです。

実際、

「毒薬変じて薬となる」

とも言うように、毒を薬として用いる事が、可能だったり、逆に、薬は量によって毒だったりもしますね。
他にも、

「蛇の道は蛇」

とも、言いますね。

問題を起こすものと同類のものを用いて、問題を解決するという意味です。

 


具体的な例をあげます。

1990年に、それまで、とても治安の悪かった、「ニューヨーク」が、ある時期から、劇的に治安が良くなったことがあったそうです。

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その理由は、当時、アメリカで一番大きなマフィアのグループのボスを、ニューヨーク市長にしたのだだそうです。

それで、チンピラクラスのギャングたちは震えあがって、悪さができなくなったそうです。
悪さをしても、警察官は逮捕するだけですが、ボスの庭で悪さなんかしたら、殺されるからです。


これは、マフィアのボスにとっても良い話です。

「マフィアのボス」という肩書のまま死んでたら、子供や孫に迷惑がかかるかもしれませんが、「ニューヨーク市長」という肩書で死んだら、その子供や孫、そして、末代までそのファミリーは、人々から一目置かれます。

 
2020年に開催される、「東京オリンピック」でも、組織の顔ぶれを見ると、日本で最大の暴力団のトップが、入っていますね。

これも、先ほどのニューヨークと同じ理由だと思います。
日本のヤクザたちも、親分が開催するイベントで、悪さなどできないのです。

 

このように、日本でも世界でも、人々は、

「清濁併せ呑む」

というかんじで、「悪」を滅ぼさずに、逆に、それを活用することが、最善の策だと考えてきました。
こういう大人の対応が、やはり理想なのです。

状況によっては、難しいこともあると思いますが、方向性としては、そのやり方が、一番いいのです。

 

 

「陰陽和合」という言葉もあります。
これには、いろいろな意味があるそうですが、一つには、性質が違うものを合わせることによって、相互作用で、思いもよらないものが、生まれるという意味もあるようです。


「陰」と「陽」を合わせる。
例えば、風水的な考え方で、「山」は良い気が集まるが、「谷」は悪い気が集まるという考え方が、あるそうです。

理由は、谷はどうしても、水が地下水などになって、溜まりやすくなり、流れが悪くなって、淀んで腐るために、そこの土地のエネルギーが悪くなるからだそうです。


具体的には、東京の「渋谷」なども、本来、谷なので、悪い気が集まりやすいそうです。
しかし、そういう場所を、あえて、「若者の街」というイメージに、つくりかえて、若い女の子を集めることによって、エネルギーを中和させているのだそうです。

「悪くてエネルギーのない場所」
「良くてエネルギーのある若者」

この二つを、合わせているのですね。

 

他にも、一年の中で、猛烈に暑くなったりする「過酷な時期」に、あえて、「お祭り」をやるのも、そうらしいです。

「これから、とても暑くなるぞ…」

と、人々が思って、やる気がなくなりそうな時期に、やる気の出るお祭りが、行われてきたようです。
「やる気のなくなる季節」
「やる気の出る行為」

この二つを、合わせているのです。

 


「悪人」というネガティブなエネルギーに、何らかのポジティブなエネルギーを合わせて、「陰陽和合」を行った事例が、過去の歴史にもたくさんあります。


「憎悪」と「憎悪」というネガティブエネルギー同士をぶつけると、さらなる憎悪を、生むだけなのです。

「ネガティブな憎悪」
「ポジティブな感謝」

この二つの間逆のエネルギー同士を、ぶつけることによって、中和させようという試みが、何度もされているのです。


比較的最近の例をあげると、何年か前に、アメリカのオバマ元大統領に、「ノーベル平和賞」を与えてましたね。
これも、そうだと思います。

エネルギーの中和もあるのですが、オバマ元大統領が、シリアを空爆しようとした時に、世界中の人が、

「あれっ? ノーベル平和賞の受賞者が、空爆の命令をやっているぞ。これって、どういうこと?」

と、悪行に気づきやすくする効果もあるのです。


中国の天安門広場に、「毛沢東」の大きな肖像画が掲げられていますが、あれも、「陰陽和合」の効果を狙ったものかもしれません。

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「悪人」を罰したり、無視したり、隠したりするやり方もありますが、間逆の「祭り上げる」というやり方もあるのです。

「悪」
「祭り上げ(祀り上げ)」

この真逆の二つを合わせて、和合させるということです。

 

白と黒だけで描いた、単純な漫画のような絵よりも、様々な灰色を使って、複雑に描いた水墨画のほうが、綺麗ですね。
この世界には、「光」と「闇」の中間にあたる、「グレー」が必要なのです。

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数年前に、友人たちと食事している時に、面白い話になりました。

 

ある人が、「パラレルワールド」に移動して、別の世界に行ってきたそうです。

そこは、この世界とは、ちょと違う世界だったそうですが、あえて言葉で表現すると、「近未来の地球」だったそうです。


未来の世界というは、無限にあるので、「可能性の一つ」としての未来だと思いますが、その地球は、なんと、戦争が無くなっていて、完全に平和な世界になっていたそうです。

話を聴いているかんじだと、今から、10~20年以内の近未来みたいです。


その近未来の地球には、超巨大な石像が建造されていたそうです。

それは、3人の人物がモデルになった石像だったそうです。

どこの国のどの場所で、誰なのかは、わからなかったそうですが、その3人というのが、地球上のあらゆる戦争に、関わった張本人であり、極悪人だったそうです。
この3人が、これまでのほとんどの戦争を、起こしていた元凶にあたる人物だったそうです。


「陰陽和合」の考え方だと思いますが、この3人の極悪人を、「神様」として、世界中の人たちが崇め奉ったら、地球上から戦争が無くなったのだそうです。

「悪人の神様」

というものを、つくったのだそうです。
「面白いな…」

素直に、そう思いました。

 

今まで、私たちは、こういう極悪人たちを、

「どうやって捕まえて、処罰しようか?」

ということばかり考えていました。

しかし、これは、「悪人」と「処罰」というネガティブなエネルギーを、合わせているだけです。
「悪人」

「神様」

という二つの間逆のエネルギーで、陰と陽を和合させるといやり方もあるということです。

 


考えてみれば、魂レベルでは、悪人というのは嫌われ者で、さびしがり屋が多いのかもしれません。

さらに、「教師」と「反面教師」という視点から見れば、「悪人」ほど最高の反面教師はいないでしょう。

だから、人類に多大なる学びを与えてくれた「偉大な反面教師」としての「神様」という側面もあると思います。

そういう意味では、「悪人の神様」という発想は間違っていないと思います。

 

大切なことは、こういう世界を、パラレルワールドとして、実際に見てきた人がいるということです。

こういう未来が実在しているというのを、私は確信しました。
地球が、完全に平和な惑星に、生まれ変わる可能性が間近に迫っているということです。

こういう明るい展望って、いいですねー。
今から楽しみです。

 


アメリカのラシュモア山国立記念公園にある、巨大な彫刻。
4人のアメリカの大統領の顔が、インディアンの聖地に彫られています。
インディアンたちの側からは、こう見えたと思います。
「インディアンを虐待した悪魔たち」と「インディアンの聖地」
これも、こういう真逆の二つを合わせた、陰陽和合かもしれませんね。

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