精神世界の鉄人

UFOやチャネリング、霊、輪廻、超古代文明などの不思議な話題から、ビジネス、経済、政治、歴史、文化などの社会問題、そして、恋愛や結婚、ダイエット、旅などの現実的な話題まで、幅広く、日々感じたことを、書き綴ってみますね。

コンプレックス

全国的に凄い暑さですね。

東京都内も、昼間はとても暑いので、なるべく、エアコンの効いた室内で過ごし、散歩などは、暗くなった夜にやっています。



今年の春からは、人生において、新しい節目を迎えた方が、たくさんいると思います。
新しい学校に入学した方もいるだろうし、新しい会社に入社したり、新しい職場に転職したり、同じ会社内で転勤になった方もいると思います。

自分の希望していた、新天地に落ち着いた方もいれば、不本意な学校や職場に、仕方なく居座ることになった方もいるでしょう。

第二希望や第三希望の学校に入学した方もいるでしょうし、会社から、いきなり僻地への左遷、それから、降格人事を告げられた方もいるでしょう。
そして、自分よりも格上だと言われている学校や会社、それから、立場の人々に、「コンプレックス」や「劣等感」を感じている人もいるでしょう。

 

特に、5月病を乗り切った後、6月くらいから、自分に合わない環境に身を置いた方たちは、毎日を悶々としながら、過ごしているかもしれません。

 

 


今回は、このような不本意な場所にとどまることになった方のために、この記事を書こうと思います。
以前にも書いたのですが、またこのテーマで書きたくなりました。


私は、学生時代、よく自己嫌悪に陥っていました。
今でも、たまにそうなりますが、思春期というのは、誰でも、この状態になりやすいと思います。

「ああ、あんなこと言わなければよかった。なんて馬鹿なことを、言っちゃったんだろう…。ああ、またあんな馬鹿なことをしてしまった。やらなければよかった…」

いつもこうやって、後悔したり悩んだりしていました。

 

ある日、友人の一人が、私と全く同じように悩んでいることがわかりました。

よく話を聞いてみると、もう周りの皆が、とっくに忘れてしまっているような、どうでもいいことで悩んでいました。

「まだ、そんなこと気にしていたの?」

と思いました。

同時に、自分も全く同じ状態であることに気が付きました。

 

考えてみれば、人間というものは、人との会話など、ほとんど気にしていないのです。

その時の気分で、結構皆、いい加減なことを言っているのです。
特に、悪口や陰口などは、皆に、適当に軽く話しているのです。


試しに、2日前のランチで、友人たちと、どういう会話をしたのか思い出してみてください。
ほとんど思い出せないと思います。

ついでに、その2日前のランチのメニューは、何でしたか?
これも、ほとんどの人は、覚えていないと思います。

人間の記憶力などというものは、そんなものなのです。
特に、悪口を言う人は、本当に気軽に言います。
そして、2日もすれば忘れています。

 

いつまでも、その悪口を覚えているのは、言われた人だけです。
このことから、「悪口」や「陰口」などを気にするのは、とても無駄で馬鹿馬鹿しいことだということが分かります。


自分が、相手に言った不用意な失言、悪口、そして、失敗などにも同じ事が言えると思います。

自分が思っているほど、他人は自分のことなど、気にしていないのです。
皆、自分のことばかり考えているのです。
他人の死よりも、自分の頭痛や歯痛に、100倍も気をつかうのが、ほとんどの人間なのです。


学生の頃、この事実に気が付いてから、ずいぶん気が楽になりました。

「今日の昼間、友人のあいつから悪口を言われたけど、今ごろ、あいつ、そんなこと、全く忘れて、テレビでも見ながら、笑ったりしているんだろうな? じゃあ、自分がその悪口で、クヨクヨ悩むなんて、アホらしいな…」

こう思えるようになったのです。

 

当たり前のことですが、大切なことです。

「他人の目」というのは、いい加減なものなのです。
「世間の評価」もそうです。

これは、

「他人の評価を、気にしないほうがいい」

ということではなく、

「不当な他人からの評価は、気にしなくてもいい」

ということなのです。

やはり、

「自分のことは、自分が一番知っている」

ということです。

 

 

沖縄の大学に通っていた頃、「社会学」という講座で、その講師から、こういう話を聞いたことがあります。


その講師は、20代の頃、琉球大学の大学院で、「社会学」を学んでいたそうです。

ある時、九州の長崎で、九州全体の大学院生が集まって、社会学の研修会が行われたそうです。

その時その講師は、大学の「偏差値」で、交際する学生を選ぼうとしたそうです。

「琉球大学と、佐賀大学、鹿児島大学、長崎大学は、偏差値のレベルが、同じくらいだから、話が合うだろう。この人達と付き合おう。逆に、九州大学の人たちは、偏差値が高いから、話が合わないだろう。ああいうエリートたちと付き合うと、劣等感を感じるから、なるべく話をしないようにしよう」

こう思っていたそうです。


ところが、実際に研修に参加してみて、全く事情が違うことに気が付いたそうです。

琉球大学のグループが、一番明るく、楽しそうに研修を受け、偏差値が高くなるにつれ、元気がなくなり、一番暗くて、元気がなかったのが、九州大学の学生だったそうです。

不思議に思って、その九州大学のグループと話をしてみると、皆、

「高校の頃の仲のよかった友人たちは、皆、東京大学や京都大学に行ってしまった。自分だけ、九州大学にしか入学できなかった…」

こう言ったそうです。

 

この話から、この講師は、

「学歴や偏差値のピラミッドは、自分の意識を変えない限り、永久に続くのだ。このピラミッドは、どこまでいっても頂点などないのだ」

この事実に気が付いたそうです。

 

確かにそうです。

東大や京大の中にも、ピラミッドは、あります。
どこにでも、優秀な学生や落ちこぼれは、必ずいるのです。

さらに、ここでトップになっても、世界にはもっと優秀な大学は、ごろごろあります。
日本の東大など、あるランキングによると、世界では、上位に入っていないそうです。
世界の一流大学の中にも、またピラミッドがあります。
もうきりがないのです。
仮にそこで、トップになっても、現在の学問など、30年もすれば、すぐに時代遅れになります。

 

「自己嫌悪」、「嫉妬」、「コンプレックス」などの問題を解決できるのは、結局、「自分の意識」しかないのです。
「自分の意識」で、それらの定義付けを変えない限り、死ぬまで付きまといます。

 

 

 

「偏差値」というのを、日本で流行らせたのは、アメリカの政府だそうです。

 

1960年代の「日米安保闘争」での日本の若者たちが、あまりにもパワフルで、アメリカの政府は困ったそうです。
それで、いろいろ策略を考えたそうです。

「どうすれば、日本人、特に、日本の若い男性を、おとなしくて従順にすることが、できるだろうか? それも、なるべく低い予算で、コストをかけずにやるには、どうしたらいいだろうか?」

さんざん考えた末に、でてきた答えが、「偏差値」だったそうです。

 

こういうモノサシを、人工的につくって、日本の若者たちに、

「お前になんて無理!」

「身の程をわきまえろ!」

こうやって、低学歴の男性は、あたかも、世の中から必要とされていないという、「無価値」のイメージを植え付けて、彼らを無力化することに成功したのだそうです。

つまり、

「東大や京大などの一流大学に入れなかった人間は、バカばかりだ!」

と、思い込ませることにしたそうです。


この計略は見事に成功して、現在でも、「学歴コンプレックス」で、貴重な青春時代を、暗い気持ちでになり、自信を失って過ごしている若者がたくさんいます。

 

「学歴コンプレックス」で苦しめられている原因が、アメリカからの「洗脳」であり、一種の「軍事攻撃」だと知っておくと、かなり意識が変わると思います。

なんでも、知らないよりは、知っておいたほうがいいです。

 

大掛かりで国際的な陰謀よりも、こういう個人を攻撃してくるような陰謀のほうが、恐ろしいのです。

しかも、攻撃されている方は、それに気が付かないからです。

親や先生なども、洗脳されているから、質が悪いのです。


そもそも、「偏差値」などで、「人間の価値」など決まるわけがないし、18歳という若さで、「人生の方向性」など、決まるわけがないという、当たり前のことを、もう一度、よく考えてみてください。

 

 

では、どうすれば、アメリカからの洗脳で、がんじがらめにされた、偏差値、つまり、ピラミッドの束縛から、解脱できるのでしょうか?
それは、

「本当に好きなことをやる」

ということです。

これをやっていると、「他人の目」を気にしなくて済むようになるのです。
逆に、「他人の目」が、もし気になっているようなら、それは、「本当に好きなこと」ではないのです。


「本当に好きなこと」なら、すぐに、その分野の第一人者になれます。
興味があるものだから、努力が苦にならなくなるのです。
自分も他人も、ハッピーになりやすいのです。

その分野のピラミッドの頂点には、短期間ですぐに立てます。

 

例えば、山で山道に迷った時、一番確実に、自分の現在地や目標地を把握しようと思ったら、その山の頂上にまずは、一気に登ることです。

「山で迷ったら、川を見つけて川沿いを歩きなさい」

という話を、よく聞きますが、夜道などでは、崖などから滝に落ちる可能性もあり、逆に危険なのだそうです。

 

もちろん、ケースバイケースですが、特に、あまり高い山ではなく、夜の山道で迷った場合、いったん遠回りして、頂上を目指したほうが、安全なこともあるそうです。
頂上から下界を眺めれば、どこに行けば、大きな道があり、川や民家があるかなど、よく見渡せるからです。


その頂上で、いったん、落ちついてから、いろいろな計画を立てるのです。
そうすれば、次の行動が的確にできます。

また、別のピラミッドの頂上にいる人達とも、すぐに友達になれます。
これは、ピラミッドの大きさに関係なく、頂上にいる人同士というのは、仲良くなりやすいのです。

 

山で道に迷ったら、一度、いちもくさんに頂上まで登るというのも、一つの方法だと、頭の隅に入れておいてもいいでしょう。

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私の場合は、30代の頃、「パワーリフティング」という競技で、ある程度のピラミッドの頂点に登りました。

小さな団体でしたが、いくつもの大会で優勝もしました。
そこまで行くと、この分野のことは、隅から隅までよく見えました。
また、別の分野のトップの人たちとも、すぐに打ち解け仲良しになれました。
やはり、一つのことをある程度まで究めるということは、いいことだと思います。

 

しかし、この競技を始めたばかりの頃は、周りからの嫉妬やコンプレックスに、苦しめられました。

コンプレックスから開放されようと思い、ようやく見つけたものだったのに、また、この分野で成功し始めたとたん、周りが、「嫉妬」をはじめたのです。

 

23歳の頃、ジムで練習していると、皆から、

「ト-マ君の筋肉やパワーは、どうせドーピングだよ。ステロイド(筋肉増強剤)を使って、強くなっているだけだよ」

こういう悪口や陰口を聞かされました。

 

全く根拠のない誹謗中傷だったのですが、最初は気にならなかったのですが、後からさすがに、だんだん気になり始め、結局、そのジムを辞め、別のジムに変わりました。

その当時、ああいう、嫉妬や猜疑心で心が一杯になっている人達と関わっている時間があれば、もっと練習に集中したいと思ったのです。

 

皆、ドンドン記録を伸ばしていく私の存在が、面白くなかったようでした。
もっとも、トップクラスのスポーツマン達で、嫉妬する人はいませんでしたが。

今考えると、嫉妬されるぐらい、そのジムの皆が、私の努力や素質を認めていたのだと思います。
悪口を言われるぐらい、私はワクワクしていたのでしょう。

できれば、嫉妬は自分もしたくないし、人からも受けたくないですね。

 

「嫉妬」は、英語で、「Jealousy」や「Envy」と表現するそうです。

「Envy」の語源は、ラテン語で、「横目で見る」という意味だそうです。

人生というものは、なるべく横目ではなく、正面を正視しながら歩きたいですね。(笑)


「コンプレックス(Complex)」の語源も、ラテン語らしいのですが、これは、「共に折りたたむ」という意味だそうです。

「コンプレックス」というのは、与えるほうも貰う方も、お互いで創りだしている共同創造なのです。

 

アメリカのワシントンに、バーナード・バルークという大統領顧問がいたそうです。
ウィルソン、ハーディング、クーリッジ、フーバー、ルーズベルト、トルーマンなど、6人のから絶大な信頼を寄せられた人物だったそうです。

 

ある時、有名なデール・カーネギーが、インタビューの席で、

「あなたは、政敵からの攻撃や嫉妬、誹謗中傷、侮辱、コンプレックスなどに、苦しんだことはありませんでしたか?」

と質問したことがあったそうです。

すると、バルーク氏は、

「だれ一人として、私を、嫉妬、誹謗中傷、侮辱などで、苦しめることはできないよ。そんなことは、この私が許さないからね!」

こう強く答えたそうです。

つまり、

「だれも、私を嫉妬、誹謗中傷、侮辱することはできない。私が、それを許さない限り!」

ということです。

 

「コンプレックス」は、世間が半分、そして、残りの半分は、自分が創造しているのです。

簡単に言うと、「コンプレックス」を感じるということは、それらを感じることを、自分が許しているからだということです。
感じることを許さなければ、苦しまないのです。

共同創造というものは、どちらかが、創造を放棄すれば、成立しないのです。

 

現在、そういうネガティブな人間関係で、苦しんでいる方がいたら、そのネガティブな共同創造を、一方的に放棄してください。

こちらが、創造を拒絶すれば、その創造は成立しないのです。

 

 

 

1960年代、日米安保闘争の時、日本の若者が、凄く反発しているのに、恐怖を感じたアメリカの政府が、若者のパワーを無力化して、弱体化させるために考案した洗脳が、「偏差値」だったそうです。


これによって、「学歴コンプレックス」が、日本全体を覆い尽くし、若者が自信を持てなくなってしまったというのが、戦後の隠れた歴史なのです。
1990年代に流行った、「三高(高学歴・高収入・高身長)」などの言葉も、そうだと思います。

 

写真は、1960年5月14日の国会前です。 

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